0東日本地震 原発事故

2014年11月23日 (日)

震源が怖い:長野地震

今回の地震、糸魚川−静岡構造線断層帯が震源。
東海地震南海地震の震源になるかもしれないと言われているライン。

ちょっと、警戒した方が良いかもしれない。
警戒って言っても、
水を溜めておくとかそういうのだけどね。



地震:震源浅く強い揺れ「余震続く可能性」…長野震度6弱
毎日新聞 2014年11月23日 01時18分(最終更新 11月23日 01時30分)

 22日夜に発生した長野県北部を震源とするマグニチュード(M)6.8の地震は、北西−南東方向から押し合う圧力で断層が上下に動いた「逆断層」型だ。震源の深さが約10キロと浅かったため、長野市などでは震度6弱の強い揺れに見舞われることになった。

 今回の震源の近くには、本州中央部を南北に横切る国内最大級の活断層「糸魚川−静岡構造線断層帯」の一部を構成する神城断層がある。この断層帯は押し合う力によって、今も北アルプスを隆起させているが、気象庁は23日未明の記者会見で、今回の地震との関係は「現時点では分からない」とした。

 北海道の日本海沿岸から琵琶湖を抜けて神戸方面まで延びる帯状の地域は、プレート(岩板)運動に伴う地殻変動によってひずみが集中している。近年は新潟県中越地震(2004年、M6.8)や新潟県中越沖地震(07年、M6.8)などが発生している。また、長野県北部では東日本大震災発生翌日の11年3月12日、今回の震源から50キロ以上離れた場所を震源とするM6・7の地震が発生したが、気象庁は今回の地震とは直接関係はないとみている。

 山岡耕春・名古屋大教授(地震学・火山学)は「今回の震源付近は比較的地震の起きやすい場所と言える。今回ほどの規模ではないだろうが、余震があるかもしれない」と話す。【八田浩輔、千葉紀和、阿部周一】


■長野で震度6弱=住宅全壊、一時閉じ込め―7人けが、土砂崩れも
(時事通信社 - 11月23日 00:15)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3154052

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2014年11月 5日 (水)

市場とはそういうもの

確かに、国の放射能の基準で、癌になったりしない。住んだって食べたってそうだ。
鼻血が出ただの、甲状腺異状だのが放射線のせいだって、嘘だ。少なくとも因果関係は立証できない。そして、福島の事故で国の基準以内で暮らし、食べている人たちの90年後の平均寿命、発ガン率には、全く差が無いだろう。

しかし、コレと市場の原理とは違う。
私たちが食べてきたものは、そんな理屈じゃ無いのだ。
身体に良く無いと思っても食べるし(喫煙だってするし)
身体に良いなんて、分からなくても高額を払って食べる。

普通のトマトは1こ100円。
でも、有機肥料のトマトは300円。でも、皆、ありがたく購入する。
どの街にも、こういう自然食品を売りにして、高額の野菜を売る店はあるし、(ウチの近所になんて何軒もある)多くのスーパーが、そういうコーナーを設けている。

でも、有機肥料のトマトの栄養価やその他、糖度や栄養価官能テスト。。。きっと比較しても差は無いはず。たしかにおいしいだろう。だけど、そのおいしさは、300円という付加価値のおいしさだ。100円で売るトマトは、98円のトマトに負ける。70円のトマトには惨敗してしまう。価格で競争すれば利潤はどんどん小さくなる。
だけど、300円のトマトは価格が大きい分、純利益は大きい。同じ市場状態であれば、1個売って3倍(3個分)の儲けになる。手もかけられるワケだ。手をかければ、おいしいものができる。コレ、多くの人が知ってる通り、農家さんは、お米なんて、市場に出すのと別に、自分の家用にとびきりおいしいのを作ってるんだよね。時々、いただくとその差にびっくりする。手のかけかたでおいしさが違うって、そりゃそうだ。
って、ハナシがそれたけど、農作物のおいしさって、そういうものだ。

記事の農家は、こういう特別なお米を作って、
契約農家に売ってるってコトだ。
こういう農家は全国にいっぱいある。ネットでちょっとググっても分かるよね。

で、もちろん、高い。
お米って例えば生協では、5キロ1800円ほどだ。
聞くと、5キロ、1000円でもあるらしい。

ところが、契約販売されるお米は、1万円とかザラにある。
たしかに、おいしいんだろう。だけど、一番安いものとの差が10倍!

この価格差の価値観は想像できるだろうか。
桃なんかもっとすごい。
スーパーで買うと1個100円
高いのは、桐の箱に入って1個2000円
メロンも、マンゴーも。。。。
こういう付加価値で勝負した農業はいっぱいある。

っていうか、それがこれからの日本の農業の命綱だ。
TPPがどうのって、関係なくても、海外から安いものがたくさん入ってくる時代、
私たちは、日本の安全な食品を食べたいと思う。

ところが、おいしさは知覚できるからともかく、
「安全な」なんて本当は形が無いものだ。別に中国製野菜を食べた人が、死んだり、他の人よりも病気になる確率が高かったり、平均寿命が低かったりしない。だけど、我々は国産の方が安全だと信じている(事故率は少ないからというのは分かるが、事故率の割合って、個人としては無視できるほどでしかない)
だけど、私たちは日本の野菜を選ぶ。すずめもそうだ。

なぜなら、理由はシンプル。
気持ちが良いからだ。
気持ちが良ければおいしいと感じる。
そこには、大きな価値が有る。
100円のトマトに300円出してもいい
1000円のお米を1万円で買っても良い。

福島が東電によって受けた被害はそういうものだ。

今、水俣の海は、改善されて、
日本の海100選に選ばれるほどだ。
だけど、私たちは、水俣の刺身なんて、買うだろうか。
日本の海100選の魚だったら、さぞ、高く売れると思うけど、
水俣の刺身は、もう、「水俣」という名前を冠したら、付加価値は付けられない。

同様に、スーパーで1000円で買えるお米に、
数倍以上の値段を出して、気持ち良いお米を買っていた消費者にとって、
福島のブランドはもう、通用しない。
5000円出すなら、新潟産か、高知産の最高級を買う方が気持ちがいいと思われても仕方ない。食べて応援というなら、こういう付加価値の商品、高額商品を買ってあげれば良い。
あなたは、本当に、お米に何万円も出すか。
1個2000円の桃を買うか。本当の問題はそこだ。
2000円の桃は、ギフトだろうけど、それを赤ちゃんのいる家にプレゼントできるか。2000円のギフトだったら、宮崎のマンゴーの方が喜ばれるだろう。

これが、市場というものだ。
これを払拭しようとしたら、
莫大な広告費を、何十年投資して、人の観念を変えていかなくてはならない。
(この場合の広告費は何もホントに広告を作るっていうんじゃなく、パブリシティのようないろんな目に見えない活動にも、広告会社に依頼してお金を払うってコトだけどね)

水俣のイメージは、60年たった今も、
払拭できない。
福島が被った被害は、そういうものだ。


記事中の農家さんの主張は正しい。


原発ADR 農家3人を門前払い
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3126824 

◇審理で「東電が合意できないものは取り扱わない」

 東京電力福島第1原発事故で汚染された農地を事故前の状態に戻す「原状回復」を求める福島県内の農家3人が、裁判外で紛争を解決する手続き(原発ADR)を「原子力損害賠償紛争解決センター」に申し立てたところ、センター側が和解協議の対象外にしていたことが分かった。審理で「東電が合意できないものは取り扱わない」と説明したという。幅広い分野の賠償問題を対象にするはずの原発ADRが、和解協議に入る前に訴えを「門前払い」にしている実態が浮かんだ。【高島博之】

 センターの上部組織「原子力損害賠償紛争審査会」は、賠償対象となる項目を「指針」として示しているが、センターの発行する被災者向けの「手引」には「(指針にとどまらず)個別事情についても対応する」と記載。線引きせずに対応することになっている。

 3人は大玉村の鈴木博之さん(64)、二本松市の渡辺永治さん(65)、猪苗代町の武田利和さん(64)。いずれも専業農家で、9~40ヘクタールで稲作などを行う。農薬や化学肥料の量を厳しく制限した特別栽培米などを作り、全国の消費者と直接契約を結び販売。「日本一の米作りを目標にしてきた」(鈴木さん)

 原発から約60キロの鈴木さんの農地では、放射性セシウムを1キロ当たり1万6200ベクレル(2011年12月1日)検出。同じく約60キロの渡辺さんの農地は6090ベクレル(11年8月2日)、約80キロ離れた武田さんの農地は1450ベクレル(12年1月26日)だった。生産した米はすべて国の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回るが「約300人の契約者から解約が相次ぎ一時は約100人に減った」(武田さん)。3人は12年4月、原発ADRを申し立てた。

 請求内容は風評被害による減収分の賠償と、農地の原状回復費用(約30億円)など。上下の土を入れ替える「反転耕」では空間線量は下がるが農地に放射性物質が残る。表土を削り取っても新しい土は追加されないため、土壌入れ替えを求めた。富山県の神通川流域で発生したイタイイタイ病で汚染された農地の土壌入れ替え費用が1ヘクタール約4670万円だったことを基に、費用を算定した。

 東電は12年5月、答弁書で原状回復費用の支払いを拒否。するとセンターは同10月の第1回口頭審理で、和解案を作成する仲介委員(弁護士)が「東電が合意できないものは触れない」と和解協議の対象外にしたという。

 13年5月に示された和解案には減収分などの金額だけが記されていた。3人は和解案を受け入れる一方、原状回復を求め裁判を起こすことを決めた。

 さらに5人の農家が加わり8人が今年10月14日、福島地裁郡山支部に提訴。請求額を「算定不能」とし、放射性セシウムを1キロ当たり50ベクレル以下にすることを求めている。鈴木さんは「減収分は過去の損害に対する賠償。原状回復してもらわないと、毎年賠償請求し続けるだけになり、未来が見えない。センターは農業を分かっていない」と批判。センターは「個別の案件については答えられない」としている。

 ◇手続きの限界示す

 原発ADRでセンター側が和解案を示し、それを東京電力が受け入れずに暗礁に乗り上げている事例は過去にも明らかになっている。しかし、和解協議の対象にさえせず門前払いにするのは異例だ。

 福島大の小山良太教授(農業経済学)は「『農地を元通りにしてほしい』との要求は当然であり、原発事故被害の根本的な問題だ。センター側が協議を拒んだのは、東京電力が受諾しないことが想定されたことに加え、同様に汚染された数多くの農地の賠償請求につながっていくことを懸念したのではないか」と指摘する。そのうえで、和解協議の俎上(そじょう)に載せなかった点について「東電の主張に関わらず時間をかけてでも協議すべきだった。切実な訴えにしっかりと耳を傾け、賠償の可能性を探るべきだ」と話す。

 原子力損害賠償制度に詳しい東京経済大の礒野弥生教授(行政法)は門前払いの理由が「東電が合意できない」ためだったことに注目し「原発ADRの限界を示す事案」と語る。東電が受け入れる姿勢を見せないと、ADRでは解決できなくなるからで、礒野教授は「東電に和解案の受諾義務を課すような方法を考えなければならない」と語る。そのうえで「原状回復費用についてはADRで協議しお互いの納得できるところを探る方が、裁判よりも早く解決するはずだ。このような問題こそADRで取り扱うべきだ」と指摘した。センターへの賠償請求手続きを数多く手がける弁護士からも「手続きの冒頭から和解の対象外とする審理は問題がある」と批判の声が上がっている。【高島博之】

 ◇農地の除染

 旧警戒区域と旧計画的避難区域および空間放射線量が毎時0.23マイクロシーベルト以上の地域が対象。環境省のガイドラインによると、放射性セシウムが土壌1キロ当たり5000ベクレル以下の場合、上下の土を入れ替え(反転耕)、5000ベクレル超は表土を削り取る。福島県では4万4808ヘクタールの農地の除染が計画され、9月末現在で約半分が終わった。福島県から出荷するコメは全袋検査され、放射線量が国の基準値を下回っていることが保証されている。

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2014年10月 2日 (木)

本当に予知できなかったのか まとめ/御嶽山噴火

この災害、本当に予知できなかったのか、まとめてみた。

まず、噴火前の1ヶ月ほどを期間限定してググると、やはりいろんな前兆があったのが分かる:

気象庁発表:
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/volinfo/VK20140911102045_312.html 

火山名 御嶽山 火山の状況に関する解説情報 第1号
平成26年9月11日10時20分 気象庁地震火山部

**(本 文)**
<噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)が継続>

1.火山活動の状況
 御嶽山では剣ヶ峰山頂付近で火山性地震が増加しています。
 火山性地震は昨日(10日)昼頃から増加しています。振幅はいずれも小さく、火山性微動は発生していません。
 噴煙の状況は雲のため不明です。地殻変動には、特段の変化は見られていません。

 9月9日からの火山性地震及び火山性微動の回数(速報値)は以下のとおりです。
                火山性地震   火山性微動
  9月 9日          10回     0回
    10日          51回     0回
    11日(10時まで)   49回     0回
    
 火山性地震の日回数が50回を超えたのは、2007年1月25日以来です。

2.防災上の警戒事項等
 御嶽山では、2007年にごく小規模な噴火が発生した79-7火口内及びその近傍に影響する程度の火山灰等の噴出の可能性がありますので、引き続き警戒してください。
 地震活動が活発になっていることから、火山活動の推移に注意してください。

 今後、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
<噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)が継続>
------

気象庁は、どう、判断すべきだったのか。
履歴をみると、この「異変」はいつもいつも起こっていたものじゃなく、2007年以来。
7年に一度のもの。これを大事と見るか、見ないか、そのボーダーが重要なわけだろう。
この7年前、小規模噴火が起こっている。しかも今回と同じ水蒸気噴火だと言われている。
マグマが吹き上げるものとちがって、この水蒸気による噴火は予兆がつかめないと言われており、突然起こることもあるらしい。
たしかに地震そのものが噴火に繋がるわけではないだろう。伊豆なんかしょっちゅう、群発地震やってる。でも、ああいう場所と、過去水蒸気噴火をしている御嶽山と同じ基準で考えて良いのだろうか。
とは言うものの、いつも地震活動がある場所であるなら、いちいち心配していたらキリが無い。しかし、7年に1度なのである。


更にはアマチュア火山ウオッチャー?と思える方の投稿が出てきた。
(以下、部分引用、この件に関しての考察と情報は最後に)

質問した人からのコメント2014/9/21 18:34:57
9月に入って噴火してますよ。

質問者
maccatney0さん2014/9/27 14:58:40
一週間前に御岳山噴火口見たくて9合目まで行きましたが噴煙らしき物しか見れませんでした。 ただ普段はないはずの岩間から白い冷泉の川が出来ていましたがこれは今回の噴火の前兆ですか?



いずれにしても、彼が目撃したものが、「前兆」だったとしたら、どうなのだろう。
上の異変を気象庁が発表した後、専門家の調査は入っていたのだろうか。だとしたら、調査ポイントはどこか、(冷泉の吹き出しそうな場所は分かっているはずだろう。研究されていたならばだが)そこには異変が存在しないデータがあるはずだ。それをやったのか。今の所、ネットを見てもどこからもそのようなものは発表されていない。

更には、こんな記事も存在する。

(以下は引用:全文は最後に)

-------

 御嶽山の山頂付近に長野県が設置した地震計が、昨年8月から故障で観測できない状態だったことが30日、わかった。老朽化で故障(中略)地震計のうち火口に最も近いのが、長野県が管理する「御嶽山頂」観測点だ。県砂防課によると、84年の長野県西部地震による土砂災害を受けて、土砂災害を防ぐ目的で97~00年度に山頂を含めた3カ所に地震計を設置。補修を繰り返して使ってきたが、昨年6~8月、うち山頂を含む2カ所が故障した。

予知はできなかった、イコール、火山性地震の予兆は噴火と関係無いと判断したということであるが、地震計が壊れていて、そういう判断をしても良かったのか。

とは言っても、紅葉シーズン。多くの人があの週末、山歩きを楽しみにしていただろう。
これしきの不確かなことで入山禁止にするのかということになる。どうすれば良かったのか。

結果論としてと言えるかもしれないが、以下のようなニュースがあった。
結果的に後だしじゃんけんとは言っても、おそらく、この手のデータは今までもあるはずだ。山の肌を見ても、樹木に覆われた部分とそうでない部分がある。こういうのからも参考になる。。というより、多くの人にはどこからが危険度が高いか、分かっていたはずだ。

以下、全文は最後に

■60センチの噴石、時速400キロで飛散か 御嶽山噴火
(朝日新聞デジタル - 10月01日 12:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3076579 

火口から約500メートル圏内には、直径数センチより大きい穴が4メートル四方あたり10個以上密集していた。火口から離れるにつれまばらになり、約1キロより遠いところでは写真で確認できる穴は見つからなかったという。


火山の噴火はいろいろな規模があり、一概には言えないが、ある程度のリスクマネジメントの鍵にはなる。この調査では、1キロ以上離れた所には噴石はほとんど落ちていない。
とするならば、この1キロを(もちろん今後終息して完全に安全だとされた以降だけど)一応の目安にできるはずだ。

そして、条件付きで、それを500mに広げても良いかもしれない。
この距離感を御嶽山の地図と合わせてみる。

http://www.360navi.com/photo/17nagano/02ontake/map01.png 

禁止区域が1kmでも、ロープーウェイは健在だし、8合目までも行ける。その付近のビューポイントもオッケーだし、紅葉や池なども充分楽しめる。
等高線を見ると、頂上付近ほど急ではなく、もしもの時に逃げるとしても早いはずだ。 山道の歩き易さは大掛かりな工事でなくとも、下草を刈る、倒木を除けるなどのようなことで格段に高くなる。ボランティアでもできるはずだ。歩き易い普通の道なら分速80m、山道は状態にもよるが、下りなので、20分もあれば、かなり下れる。ロープーウェイがあったとはいえ、3000m級の山に登ろうとする者はそれほど多くなく、そこそこの者。難所は分かっている。

10日の時点で、山頂の500mから1kmの範囲のみ警戒区域として基本的に閉鎖して、その他は充分な情報を掲示した上で、運営を続けることもできたはずだ。

なぜ、しなかったのか。

たしかに、予兆をどれほどシビアなものと受け止めるかという問題があったろう。
だがそこへの線引きは、いくら専門家でもできっこないはず。
専門家が安心ということは、この閾値をどこまでにするかということで、確率の問題しかない。専門性の問題ではなく、素人にも選択できるものだ。だから、一般人として言いたい。
専門家の設定したボーダーが間違っていた。

要はリスクマネジメントが甘かったとは言えないだろうか。

-------

 御嶽山の山頂付近に長野県が設置した地震計が、昨年8月から故障で観測できない状態だったことが30日、わかった。老朽化で故障したが、火山観測で連携している名古屋大が秋にも山頂に新たに地震計の設置を準備していたため、県単独の更新を見合わせていた。

 気象庁火山課によると、御嶽山では1979年の有史以来初めての噴火を受け、88年に常時観測を開始。現在、同庁のほか長野、岐阜両県、名古屋大、防災科学技術研究所などが12カ所に地震計を設置、他にも傾斜計や空振計、衛星測位システム(GNSS)など複数の計器が備えられている。データは、気象庁に常時提供され、活動の監視に使われている。

 地震計のうち火口に最も近いのが、長野県が管理する「御嶽山頂」観測点だ。県砂防課によると、84年の長野県西部地震による土砂災害を受けて、土砂災害を防ぐ目的で97~00年度に山頂を含めた3カ所に地震計を設置。補修を繰り返して使ってきたが、昨年6~8月、うち山頂を含む2カ所が故障した。

続きはこちら


■御嶽山頂の地震計、昨夏から故障 噴火時、観測できず
(朝日新聞デジタル - 09月30日 15:16)

-------

火山ウオッチャー?とおぼしき方の情報:

ネットをググるといろんな情報が出て来る。
ウソかホントか、こんなのを見つけた。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10135799815 

質問者
maccatney0さん2014/9/20 09:11:55
岐阜県御岳山の登山道で今回の噴火で影響がある道は有りますか?また噴火した場所に一番近くまで行くにはどの登山道がいいでしょうか? 私見ですがもう廃道になってますが旧湯川温泉山荘へ繋がる登山道が良いのではと思っていますが荒れ果てた山道どうなってるのかご存知の方みえますか?
このあと、質問者が答えて、最後に、

質問した人からのコメント2014/9/21 18:34:57
9月に入って噴火してますよ。

日にちをみると、9月21日。まだ、このころは、御嶽山は話題になっていない。
いたずらだとも思えないし、日にちを変えて書き込んで楽しんでいるようにも見えない。なぜなら、彼の他のコメントも火山関連の趣味をうかがわせるものであるし、そのコメントまで改竄しているとも思いづらいからだ。

このmaccatney0さんはこの後、もう一度書き込みをしている。

一週間前に御岳山噴火口見たくて9合目まで行きましたが噴煙らしき物しか見れません...
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質問者
maccatney0さん2014/9/27 14:58:40
一週間前に御岳山噴火口見たくて9合目まで行きましたが噴煙らしき物しか見れませんでした。 ただ普段はないはずの岩間から白い冷泉の川が出来ていましたがこれは今回の噴火の前兆ですか?

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12136127607 

この方の他の質問は
http://chiebukuro.yahoo.co.jp/my/myspace_quedetail.php?writer=maccatney0 

火山ウオッチャーみたいな方なのかもしれない。

--------

■60センチの噴石、時速400キロで飛散か 御嶽山噴火
(朝日新聞デジタル - 10月01日 12:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3076579 

御嶽山の噴火に伴う噴石は火口から少なくとも約1キロ離れたところまで飛んでいたことが、東京大地震研究所の金子隆之助教の調査で分かった。噴火翌日の9月28日にヘリで上空から撮影した火口周辺の写真を分析。噴石によってできたとみられるくぼみ状の穴の分布を確かめた。

 金子助教によると、火口から約500メートル圏内には、直径数センチより大きい穴が4メートル四方あたり10個以上密集していた。火口から離れるにつれまばらになり、約1キロより遠いところでは写真で確認できる穴は見つからなかったという。

 穴のサイズや火口からの距離などから、噴石の大きさは50~60センチから数センチほどとみられ、時速350~400キロで飛び出したと推定されるという。金子助教は「火口周辺では雨のように噴石が降ったのではないか。落下する際に人に当たれば致命傷になることもある。地面や岩にあたって砕けた破片が飛び散るときも危険だ」と話す。

 また、国土地理院は30日、御嶽山の山頂付近に少なくとも5カ所の火口を確認、ほかにも4カ所で火口とみられる場所があったとする航空機からのレーダー観測の結果を発表した。(北林晃治)

朝日新聞デジタルで読む

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2014年9月27日 (土)

火山と地震:イヤな感じ

阪神淡路大地震の時も、
直前まで普賢岳が噴いていた。

新燃岳の噴火直後に起こった東北大震災、普賢岳の後に起こった神戸の大震災。
この御嶽山の噴火はどれほどのインパクトのあるものかわからないけど、
何か、嫌な感じ。

2011年2月に
新燃岳の噴火から、
何となく思いついて、書いた日記

http://suzume6.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-f351.html 

>(江戸時代)300年の間に、
年表に残る大きな火山噴火は22件
大きな地震は75件
そのうち、火山噴火の直後に30件が発生してる。
.
300年の間に、
単純計算で、22回の火山噴火の後の3年間って、66年間だ。
ざっと、2.2割。
その期間に、大地震の4割が起こっているワケだ。
.

最近、と言っても何十年のタームでの最近、
地面の下が何となく、不穏な気がする。

まあ、こういうのを教訓として、備えるに越したことは無い。
もちろん、無理の無い範囲で。

 家具の固定を確認
 トイレットペーパーの買いだめ
 普通に消費できる程度のインスタント食品
 お風呂の水をためておく
 冷凍庫には買いだめしない
 

長野県と岐阜県にまたがる御嶽(おんたけ)山(3067メートル)の27日の噴火で、長野県は同日午後4時現在、7人が意識不明の重体と発表した。このほか、4人が重軽傷という。【巽賢司、福富智】

 ◇入山規制に引き上げ

 気象庁は27日、御嶽山の噴火に伴い、噴火警戒レベルを1(平常)から3(入山規制)に引き上げた。同日午後に発表した御嶽山に関する噴火警報の概要は次の通り。

1.火山活動の状況及び予報警報事項

・本日(27日)午前11時53分ごろ、御嶽山で噴火が発生しました。

・山頂火口の状況は視界不良のため不明ですが、中部地方整備局が設置している滝越カメラにより南側斜面を噴煙が流れ下り、3キロメートルを超えるのを観測しました。

・今後も居住地域の近くまで影響を及ぼす噴火が発生すると予想されますので、山頂火口から4キロメートル程度の範囲では、噴火に伴う大きな噴石の飛散等に警戒してください。

2.対象市町村

  長野県:王滝村、木曽町

  岐阜県:高山市、下呂市

3.防災上の警戒事項

 火口から4キロメートル程度の範囲では大きな噴石の飛散等に警戒してください。

 風下側では火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。

 爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。

(参考)噴火警戒レベルの説明

レベル5(避難):危険な居住地域からの避難等が必要

レベル4(避難準備):警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要

レベル3(入山規制):登山禁止や入山規制等危険な地域への立ち入り規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等

レベル2(火口周辺規制):火口周辺への立ち入り規制等

レベル1(平常):状況に応じて火口内への立ち入り規制等


御嶽山噴火、山頂に150人以上
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3071270

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2014年6月 2日 (月)

資料:広島原爆被爆者の子供における白血病発生について  から

ニュースだけだと分からない。

なので資料を探した。

CiNiに出て来るのは、一番新しいので2012年の調査。

ペーパーはまだ出ていないのだろう。

この論文タイトルで検索すると、その下に出した古い論文からの資料、

そのほかが出てくる。

ただ、この抄録を見る限り、原因は何なのか、分からない。

被曝によって個人の細胞がダメージを受けた事に起因するのか、

環境の放射線が影響しているのか。

-----

広島原爆被爆者の子供における白血病発生について

抄録

広島県,広島市では昭和48年1月に2km以内被爆者に対し(1次),昭和48年11月に2km以遠の直接被爆者に対し(2次),さらに,昭和49年11月に入市被爆者に対し(3次)「被爆者とその家族の調査」を行った.広島大学原爆放射能医学研究所(当時)は広島県・広島市の行なう原子爆弾被爆者実態調査(昭和35年,昭和40年,昭和48年,昭和50年など)の企画,集計,結果報告に協力してきており,昭和48年・49年に行われた「被爆者とその家族の調査」のうち,家族調査とくに子供の数について解析し,被爆2世者数を119,331名と算定した1).一方,広島大学原爆放射能医学研究所(当時)は設立以来,広島県内白血病発生について継続的に研究・報告してきた2-4).今回は一連の研究の中より原爆被爆2世に発生した白血病について報告する.

広島原爆被爆者の子供における白血病発生について

• 鎌田 七男 [他] 広島大学名誉教授

大瀧 慈

田代 聡 [他]

長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi [巻号一覧]

長崎醫學會雜誌 : Nagasaki Igakkai zasshi 87(特集), 247-250, 2012-09-25 [この号の目次]

長崎大学

http://www.rerf.or.jp/radefx/late/leukemia.html 

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実はこれだけからは、母集団が何だったのか、分からない。

CiNiでは有料になるので、他を探した。

こういう評がある。

http://これはひどい.gaasuu.com/entry/103904

「両親被爆で片親被爆に比べて白血病発生率が跳ね上がるのは1946-55年生まれだけ。新聞はこれだけを書いている」 記者もデータの読み方を学ばないと…

なので、このデータが無いか、みると。。。こんなのがある↓。ここにはリンク先に表がある。このデータはきちんと比較し、リスクの増加分が計算されている。

たしかに、リスクは高くなっている。

> 被爆していない日本人においては、白血病の生涯リスクは約7例/千人である。これに対して、LSS集団における0.005 Gy以上の線量を受けた被爆者(平均被曝線量約0.2 Gy)の生涯白血病リスクは約10例/千人(相対リスクは約1.5)である。

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原爆被爆者における白血病リスク

白血病の過剰発生は、原爆被爆者に最も早く認められた放射線被曝による後影響である。1940年代後半に、広島の臨床医山脇卓壮氏が、自身の医師業務を通じて白血病症例数の増加に初めて気付いた。それがきっかけとなって、白血病と関連疾患の症例登録制度が発足し、白血病リスクの増加に関する最初の論文が1950年代前半に発表された。

放射線に起因する白血病のリスクは、二つの点でほとんどの固形がんと異なる。まず、放射線による白血病の発生率増加は、固形がんよりも大きいこと(しかし白血病は比較的まれな疾患なので、高線量被爆者の間でさえも絶対的な症例数は少ない)。次に、白血病は被爆後、早期に増加(特に子供で顕著)したことである。過剰白血病は被爆後約2年で発生し始め、被爆後約6-8年の間にピークに達した。現在では、過剰発生はほとんどない。

寿命調査(LSS)集団は1950年の国勢調査を基に設定されたので、原爆被爆者における白血病リスクの解析は1950年以降の期間に限られている。寿命調査集団の中で0.005 Gy以上の線量を骨髄に受けたと推定される49,204人のうち、2000年までに204例の白血病死亡例が確認されており、このうち原爆放射線に起因すると推定される過剰例数は94例(46%)である(表)。他のがんとは対照的に、白血病の線量反応関係は二次関数的であり、低線量では単純な線形線量反応で予測されるよりもリスクは低くなっている。しかし0.2-0.5 Gyの低い線量範囲においても白血病リスクの上昇が認められている(図1)。

表. LSS集団における白血病による死亡の観察数と推定過剰数、1950-2000年

図1. DS02とDS86による白血病のノンパラメトリックな線量反応、1950-2000年。

被爆時年齢20-39歳の人の1970年における男女平均リスク。

LSS集団においては、急性および慢性の骨髄性白血病と急性リンパ球性白血病のみにリスクの増加が認められている。成人T細胞白血病(長崎では低い頻度で生じているが、広島ではほとんど発生していない)や、慢性リンパ球性白血病(西欧諸国とは極めて対照的に日本では非常にまれ)にはリスクの有意な増加は認められていない。固形がんの発生リスクと同様に、白血病の発生リスクもまた被爆時年齢に大きく影響を受ける(図2)。年齢の違いによって白血病のタイプにも違いがあり、急性リンパ芽球性白血病は若年者に多く見られるが、慢性および急性骨髄性白血病は高齢者に多く見られる。

図2. 被爆時年齢ならびに到達年齢による過剰白血病死亡(過剰絶対リスク)

への影響(1 Gy被曝の場合)

白血病はまれな疾患なので、原爆被爆者の相対リスクは大きくても症例数として考えた場合には比較的小さくなる。すなわち、白血病はLSS集団のすべてのがんによる死亡の約3%、および全死亡の1%未満にすぎない。白血病による過剰死亡者数は、現在のところLSS集団の放射線被曝に関連するがんによる過剰死亡者数の約16%を占めている。被爆していない日本人においては、白血病の生涯リスクは約7例/千人である。これに対して、LSS集団における0.005 Gy以上の線量を受けた被爆者(平均被曝線量約0.2 Gy)の生涯白血病リスクは約10例/千人(相対リスクは約1.5)である。

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シンポジウム-1 原爆被爆者の放射線による健康後影響 [in Japanese]

小笹 晃太郎

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Abstract

広島および長崎の原爆による放射線の健康後影響は,被爆者,胎内被爆者,および被爆者の子ども(被爆二世)の追跡によって調査されている.このような疫学調査は,調査対象者集団の設定,曝露因子の評価,および結果指標の評価の3つの要素からなる.被爆者追跡調査の対象者は約12万人であり,1950年を起点として死亡,死因およびがん罹患を結果指標として追跡が行われ,その結果は定期的に報告されている3-5).また,母胎内での被爆者約3,600人と,1946~1984年生まれの被爆二世の約77,000人も同様に追跡調査されている6-8). 被爆者における白血病の過剰発生は被爆2年後くらいからみられるようになり,6~8年後にピークとなった.固形がんのリスク増加は約10年後から現れはじめ,現在まで持続している.がんの部位によりリスクは異なり,胃,肺,肝,結腸,女性乳房,胆嚢,食道,膀胱,卵巣では有意に高く,直腸,膵臓,子宮,前立腺では有意なリスク上昇を示さないが,その理由は明らかではない

Journal

Nagasaki Igakkai zasshi = Nagasaki medical journal [List of Volumes]

Nagasaki Igakkai zasshi = Nagasaki medical journal 87(特集), 157-160, 2012-09-25 [Table of Contents]

Nagasaki University

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原爆で父親が被爆し、戦後早い時期に生まれた被爆2世に、白血病が発生する危険性が高いことが、広島の研究者の調査で明らかになりました。

 これは、1日に長崎市で開かれた原爆の影響に関する研究会で、広島大学の鎌田七男名誉教授が報告しました。

 鎌田名誉教授は、広島県内の11万9000人あまりの被爆2世のうち、白血病になった54人について、その兄弟と生まれた時期などを比較調査しました。その結果、父親が被爆し、被爆後早い時期に生まれた被爆2世に白血病が発生する危険性が高いことがわかりました。

 広島、長崎の放射線影響研究所などは、原爆の遺伝的影響はこれまでのところみられないとしており、遺伝的影響の可能性を示した今回の研究結果は極めて注目されます。

 「我々の50年の調査結果から、(遺伝的影響が)ないとは言えないのではないかという感触」(広島大学 鎌田七男名誉教授)

 鎌田名誉教授は、原爆の遺伝的な影響を解明するために、今後、更なる研究が必要としています。(01日17:33)

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2215171.html 

被爆2世、白血病の発症に差

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2906186

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2014年3月22日 (土)

火山と地震、嫌な予感

韓国岳、地震急増で噴火注視
◇専門家が注視 地震急増後の噴火例に雲仙・普賢岳噴火
韓国岳が霧島で不穏な動きをしているニュース。wikiを当たっても地震の履歴はほとんど無い中、気になった、
以前、311前にこんなブログを書いた。
火山と地震の怪しい関係
http://suzume6.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-f351.html
阪神大震災の前、普賢岳が活動していたのが気になってのものだった。
当時、新燃岳が噴火していた。
その直後、東北大震災が起こったので、あまりの符号に驚いたのだった。
日本が見舞われた二つの大震災、
この二つとも、直前に火山の噴火があった。
両方とも九州地方である。
日本は火山大国であり、しょっちゅう、火山噴火は起きているとしても、
http://suzume6.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-f351.html
>(江戸時代)300年の間に、
年表に残る大きな火山噴火は22件
大きな地震は75件
そのうち、火山噴火の直後に30件が発生してる。
.
300年の間に、
単純計算で、22回の火山噴火の後の3年間って、66年間だ。
ざっと、2.2割。
その期間に、大地震の4割が起こっているワケだ。
.
地震は何時来るか分からない。
予知できるかどうかは怪しい。少なくとも、今言われている、南海東海地震は、来る、しかも、そう遠く無い時期にと考えるのは妥当だろう。(少なくとも、来ないと言い切る根拠は無い)それがいつかということだが。。。
阪神大震災の前の普賢岳は5年に渡って活動した後に、地震が来ている。
新燃岳の場合は1ヶ月後だ。
どのみち、これが分かる専門家も研究も存在しない中、
私たちは、どう、備えるかということだろう。
今日は、お風呂に水を張っておこう。
------
韓国岳の履歴 wiki
歴史上、山頂で噴火したという記録はないが、1768年(明和5年)に北西側山腹から溶岩が流出し硫黄山が形成されたという記録がある。
新燃岳の履歴
享保噴火 1716年3月11日
明和噴火 1771年
文政噴火 1822年
昭和噴火 1959年
1991年(小規模)
2011年(平成23年)1月19日--
2011年2月の日記 再掲
火山噴火と大きな地震とのカンケイ?
新燃岳 噴火の間隔短く7回目
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110201-00000473-yom-sci
歴史上(1600~1900年)の大きな地震の4割は火山噴火の後の3年間に発生してる!
そういえば、阪神淡路大地震(1995)のころ、普賢岳の噴火もあった(1990~5年)
これって、単なる、偶然の一致?
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.
すずめは、地震とかの専門家じゃなくて、
単なる素人です。
以下は単なる素人が、
単なる年表の数値を調べた結果にすぎません。
信じるかどうかは、個人のご判断で。
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.
連日、噴火のニュースが聞こえてくる。
時々マイミクさんちで櫻島のハナシとか聞いてたので、
そんなに深刻に思ってなかったすずめだけど、
事態が見えてくると、とんでもないってわかってきた。
.
で、何となく、
昨日「日本沈没」とか見ちゃった。
ちょっと前の映画。
映画自体はおもしろくなかったけど。。。
.
でも、火山とプレート、地震の関連って、
何となく不気味。
昨夜、暇にあかせて調べてみた。
.
.
ウィキから
日本の地震の年表
と75件
火山の噴火の年表
をこぴぺして 22件
全部で
97件
.
その年度とタイトルだけにして、
エクセルで、年度順に並べてみた。その全部が、下にはりつけたもの。
その中から、火山の噴火の周り、約3年の地震だけを残して、消したもの。
52件
.
.
ただし、1600年から1900年までの300年間
なぜなら、いろんな研究が急激に進んだ20世紀になってからを1600年代ど同じ次元でカウントしちゃいけないと思ったから。(だって1900年以降はものすごくデータが増えちゃってるんだもん)
いくら昔だとは言え、大きな地震や噴火はカウントされているはず。
って、思ったから。
.
.
で、下はその、火山噴火の後、3年の地震だけを残して、残りを消したもの。
52件、残った。
そのうち、火山噴火項目は22件だから地震は30件
.
300年の間に、
年表に残る大きな火山噴火は22件
大きな地震は75件
そのうち、火山噴火の直後に30件が発生してる。
.
300年の間に、
単純計算で、22回の火山噴火の後の3年間って、66年間だ。
ざっと、2.2割。
その期間に、大地震の4割が起こっているワケだ。
.
もうちょっと計算すると、
300年の間に75回の地震ってコトは、
4年に一度。
だけど、噴火の66年間には2.2年に1度の割合で地震があるってコト。
.
ちなみに、雲仙岳の噴火
.
1990年~1995年 雲仙岳
.
なんだけど、そう、阪神大震災は、1995年なんだよね。
もひとつ。
1991年6月 フィリピンのピナトゥボ山。20世紀最大規模。
.
コレもあった。
なんか、火山噴火の後って、ヤな感じがするよねえ。
.
っていう、すずめのデマでした。
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資料は、以下
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火山噴火の後3年間の地震リスト
1640年 北海道駒ヶ岳
1640年11月23日 大聖寺地震
1663年 有珠山
1666年2月1日 越後高田地震
1667年 樽前山
1707年 富士山
1707年10月28日 宝永地震(
1710年10月3日 因伯美地震
1716年 霧島山
1717年5月13日 宮城県沖で地震
1739年 桜島(安永大噴火)
1739年 樽前山
1741年 渡島大島
1741年8月28日 北海道西南沖の大島で火山性地震
1769年 有珠山
1771年4月24日 八重山地震
1783年 青ヶ島
1783年 浅間山
1785年 青ヶ島
1792年 雲仙岳
1792年5月21日 島原半島で土砂崩れによる大津波
1793年 2月17日 三陸沖で地震(連動型宮城県沖地震)
1793年 2月8日 西津軽・鰺ヶ沢で地震
1800年~1801年 鳥海山
1802年12月9日 佐渡、小木地震
1822年 有珠山
1856年 北海道駒ヶ岳
1857年10月12日 伊予、安芸、今治で城内破損
1858年 4月9日 飛越地震
1858年 7月8日 東北地方太平洋側で地震。
1888年 磐梯山
1889年7月28日 熊本地震
1891年10月28日 濃尾地震
1900年 安達太良山
1900年 霧島山
1900年5月12日 宮城県北部で地震
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300年間の大きな噴火と地震の全リスト98件
1596年浅間山
1605年2月3日 慶長地震
1611年 9月27日 会津地震
1611年12月2日 慶長三陸地震
1615年6月26日 江戸地震
1616年9月9日 宮城県沖地震
1619年5月1日 熊本県八代
1625年7月21日 熊本で地震
1627年10月22日 松代地震
1633年3月1日 相模・駿河・伊豆地震 
1640年 北海道駒ヶ岳
1640年11月23日 大聖寺地震
1649年7月30日 武蔵・下野地震
1662年 10月31日 日向・大隅地震
1662年 6月16日 近江・山城地震
1663年 有珠山
1666年2月1日 越後高田地震
1667年 樽前山
1670年6月22日 越後村上地震
1677年11月4日 房総沖地震
1678年10月2日 宮城県北部沖で地震
1684年 - 1690年 伊豆大島
1686年10月3日 遠江・三河地震
1694年6月19日 能代地震
1703年12月31日 元禄地震
1707年 富士山
1707年10月28日 宝永地震(
1710年10月3日 因伯美地震
1714年4月28日 糸魚川地震
1716年 霧島山
1717年5月13日 宮城県沖で地震
1729年 能登半島で地震
1731年10月7日 宮城県南部で地震
1739年 桜島(安永大噴火)
1739年 樽前山
1741年 渡島大島
1741年8月28日 北海道西南沖の大島で火山性地震
1751年5月21日 越後・越中地震 -
1762年10月31日 佐渡島北方沖で地震
1766年3月8日 津軽地震
1769年 有珠山
1771年4月24日 八重山地震
1777年~1779年 伊豆大島
1782年8月23日 天明小田原地震
1783年 青ヶ島
1783年 浅間山
1785年 青ヶ島
1792年 雲仙岳
1792年5月21日 島原半島で土砂崩れによる大津波
1793年 2月17日 三陸沖で地震(連動型宮城県沖地震)
1793年 2月8日 西津軽・鰺ヶ沢で地震
1799年6月29日 石川県などで地震
1800年~1801年 鳥海山
1802年12月9日 佐渡、小木地震
1804年7月10日 象潟地震
1810年9月25日 男鹿半島で地震
1812年12月7日 武蔵・相模地震
1813年 諏訪之瀬島
1819年8月2日 伊勢・美濃・近江地震
1822年 有珠山
1828年12月18日 越後三条地震
1830年12月19日 京都地震
1833年12月7日 出羽・越後・佐渡地震
1835年7月20日 仙台地震
1843年4月25日 十勝沖地震
1847年5月8日 善光寺地震
1853年3月11日 小田原地震
1854年 11月11日 安政江戸地震
1854年 7月9日 安政伊賀地震
1854年12月23日 1854年12月24日 安政南海地震
1854年12月26日 豊予海峡で地震
1855年 3月18日 金沢などで地震
1856年 北海道駒ヶ岳
1857年10月12日 伊予、安芸、今治で城内破損
1858年 4月9日 飛越地震
1858年 7月8日 東北地方太平洋側で地震。
1861年10月21日 宮城県沖地震
1872年3月14日 浜田地震
1881年10月25日 国後島で地震
1888年 磐梯山
1889年7月28日 熊本地震
1891年10月28日 濃尾地震
1892年12月9日・11日 石川県・富山県で地震
1893年6月4日 色丹島、択捉島で地震
1894年 3月22日 根室半島沖地震
1894年10月22日 庄内地震
1894年6月20日 明治東京地震
1895年1月18日 茨城県南部で地震
1896年 6月15日 明治三陸地震
1896年8月31日 陸羽地震
1897年 2月20日 宮城県沖地震
1897年 8月5日 三陸沖で地震
1898年4月23日 宮城県沖で地震
1899年 11月25日 宮崎県沖で地震
1899年 3月7日 紀和地震
1900年 安達太良山
1900年 霧島山
1900年5月12日 宮城県北部で地震
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韓国岳、地震急増で噴火注視
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2812499
◇専門家が注視 地震急増後の噴火例に雲仙・普賢岳噴火
 鹿児島・宮崎県境の霧島・韓国(からくに)岳(1700メートル)北東側で地震が増えている。GPS(全地球測位システム)による地盤変動観測でも、地下のマグマだまりに新たなマグマが供給されていることが示されている。霧島では2011年に新燃(しんもえ)岳で大きな噴火があった。専門家は「新たな噴火の可能性もある」と注視している。
 地震は長さ約4キロ、幅約1.5キロのエリアで、ほとんどは体感できない揺れ。気象庁火山課によると昨年11月には地震はなく、12月に1回だったのが、今年は1月=23回▽2月=8回▽3月=34回(20日現在)--起きた。これらは震源が特定できた例だけで実際には更に多い。震源の深さは0~3キロと浅い。
 菅野智之・火山活動評価解析官は「マグマだまりの膨張に伴い浅い部分で地震が起きたとみており、マグマの上昇によるとは考えていない。現時点で11年のような噴火に直結する動きはないが、活発化の可能性はある。警戒したい」と話す。
 霧島の火山活動に詳しい鹿児島大の井村隆介准教授(火山地質学)は、マグマから分離した火山ガスや水蒸気が地盤を割って地震を起こした可能性を指摘する。霧島市など両県の7市町でつくる「環霧島会議」作成の霧島火山防災マップでは、えびの高原付近は「火口が形成される可能性のある地域」に指定されている。
 火山で地震が急増し、その後噴火した例がある。長崎県雲仙・普賢岳噴火(1990年~)では約4カ月前から地震が急増した。北海道・有珠山噴火(2000年)でも数日前から地震が多発。一方、岩手県・岩手山では98年に一時期地震が増え地盤変動も観測されたが噴火はしなかった。
 井村准教授によれば韓国岳では今後(1)地震が終息する(2)えびの高原付近で新たな噴気が上がる(3)噴火し火山灰や溶岩などが出る--などの展開が考えられるという。「気象庁などが出す情報に注意してほしい」と話している。【山崎太郎】

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2014年3月14日 (金)

芸予地震のメカニズム

芸予地震のメカニズム
.
今回の地震、どういうものなのか。少し調べてみた。まず、普通に考えれば、震源である伊予灘は、芸予地震の震源地である。数十年周期といわれているものであるが、2001年に起こったものが、その規模想定よりも小さかったことから、次の周期は早いと言われていた。それが起こったのだろうという見方ができる。
(下にwiki全文)
しかし、かねてから、この地域は誰もが注目していた南海地震と近い。
南海トラフはもっと南であるが、これが恐れられている南海地震の前兆である可能性は無いのか。
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140111/dms1401111456004-n1.htm
.
下に抜粋掲載
.
個人的に怖いと思えるのは、
もし芸予地震が全く、プレート等の構造的な要素を持たないものだったら良い。だけど、そうではなく、南海トラフやフィリピンプレートのような大きな構造の歪みの発露であるとしたら、怖い。
>この地域は南海トラフから続く、フィリピン海プレートがユーラシアプレートと衝突しその下にもぐりこむ沈み込み帯の北端付近にあたる
(wiki)
.
今回の震源の深さは78km
.
>芸予地震の震源の位置は50kmから60kmと、沈み込み帯での地震である南海地震に対し更に深い
(wiki)
.
芸予地震の想定よりも、更に深い。
これは、潜り込んだプレートの更に深い所であるかもしれないという可能性は無いのか。
.
http://www.geol.sci.hiroshima-u.ac.jp/~envi/link/Hiroshima_files/image_2.jpg
.
http://www.geol.sci.hiroshima-u.ac.jp/~envi/link/Hiroshima.html
.
もし、こういう構造になっているとしたら、
深いところでの動きは、深く潜り込んだフィリピン海プレートのどこかで起きている可能性もあるのかもしれない。
深い部分でのズレが、もっと浅い、南側である南海トラフに力のひずみをもたらしているとしたら、
本当に、
秒読み状態に入ったと言えるのかもしれない。
南海地震は東海地震と連動して起こることが恐れられている。
要するに、沖縄から首都圏まで続く太平洋側が大きな被害に見舞われる可能性もあるということ。
30年以内に巨大地震が起こる確率は7--8割を超えるとも試算されている。
.
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG1902E_Q3A221C1000000/
ここには、もっと細かな地域別のパーセンテージが記されている。(震度6弱以上)
東京は,26%だが 千葉は 77% 横浜は70%
.
もし、千葉と横浜をこのクラスの地震が襲えば、物流他はかなりの打撃を受けるだろう。(という生易しい心配で足りるかどうか)
もちろん、この7割という数字は単に横浜が揺れるっていう事を示してるわけじゃない。何らかの広範囲の大きな地震が来るかもしれないってワケだ。そう、それが、東海地震 南海地震-- 東南海地震。
下の資料が杞憂であれば良いけれど。
.
水のストックのチェックはしておこうかな。
.
-------
wiki 芸予地震より
瀬戸内海。広島・山口・愛媛の3県の県境付近が斎灘と安芸灘の境界付近。そこから南側へ伊予灘、豊予海峡と続く。
南海地震の想定震源域。芸予地震の震源域はそれより北に位置する。
震源域は瀬戸内海西部にあたり、北は本州広島県・山口県東部、南は四国愛媛県、東は高縄半島、西は周防大島や熊毛半島に囲まれた、斎灘・安芸灘・伊予灘にある。
この地域は南海トラフから続く、フィリピン海プレートがユーラシアプレートと衝突しその下にもぐりこむ沈み込み帯の北端付近にあたる[7][2]。芸予地震の震源の位置は50kmから60kmと、沈み込み帯での地震である南海地震に対し更に深い[2]。このことから、フィリピン海プレートはこの付近で急激に下方(地球内部方向)に折れ曲がり、その際に東西方向の張力が発生しプレート内部を破壊することにより地震が発生すると考えられている[7][2]。
ちなみに沈み込み帯の北端付近にあたることから、一部の資料ではプレート境界型地震と表記されているものもある[8]。また、プレートの具体的な折れ曲がり形状など、まだ不明な点も多い[7]。
また、この地震は安芸灘~伊予灘~豊後水道で発生する固有地震と考えられ、檀原毅が1970年に発表した論文では発生間隔52年±11年[9]、地震調査研究推進本部が2013年現在で公開しているものでは発生間隔約67年としている[1]。ただ一部では、2001年芸予地震では発生したエネルギーが想定よりも小さかったことから、次の地震はこれより短い間隔で発生する可能性があると指摘されている[10]。文部科学省が公表するこの地域でのフィリピン海プレート内のスラブ内地震とされている代表的な地震は以下の通り[1][11][12]。
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140111/dms1401111456004-n1.htm
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南海トラフ巨大地震「春までに起きる可能性」 測量学の権威が衝撃警告
いつ、どこで起きるか分からない地震大国日本。昨年末から断続的に不気味な揺れが列島を襲う中、測量学者である東大名誉教授、村井俊治氏(74「JESEA」(地震科学探査機構))は「南海トラフ巨大地震が春までに起きる可能性がある」と警告する。地盤の動きを解析すると、2011年3月の東日本大震災の直前と同じ異変が起きているのだという。地震学者ではない、異分野の権威が警鐘を鳴らすその衝撃内容とは-。
 「近畿地方から四国、九州の広い範囲にわたって、巨大地震の前兆現象が起きている。春ごろまでに南海トラフで震度6以上の巨大地震が起きる可能性がある」
 村井氏の研究の基になっているのが、国土地理院が全国約1270カ所に設置した「GNSS」(グローバル・ナビゲーション・サテライト・システム)という受信機のデータだ。衛星で地殻の動きをミリ単位で計測し、水平方向の変動だけでなく、上下の隆起、沈降も観測できる。村井氏は、00-07年に起きたM(マグニチュード)6以上の地震162個の追跡調査を実施。その結果、すべての地震の前に、地殻の異常変動が起きることを突き止めたという。
地殻変動を解析することで、13年4月の淡路島地震などを“的中”させてきたという村井氏。だが、地震学者からは「地表の変動と、地震が発生する地下数キロの岩盤の動きとは関係ない」などと懐疑的な意見もある。
11年3月の東日本大震災の直前のデータを解析したところ、半年前となる10年9月に、1-2センチの変動が通常のところ、福島県二本松地区で5・3センチを記録するなど全国的に異常な数値が確認された。さらに大地震の2カ月前に東北地方から関東地方にかけて、異常変動が4回起こった。
 この動きに類似しているのが、昨年半ば以降の南海地震の被害想定地域のデータだ。
 「昨年6月末から7月はじめに九州、四国、紀伊半島で異常変動があった。そして9月1-7日に、日本全国が異常な変動を起こした。その後しばらく変動がなく、10月前半に再び九州、四国、紀伊半島で異常変動があった。これらの場所は南海トラフ、特に九州、四国沖を震源とする南海地震の被害想定地域と符合する」(村井氏)
 一連の動きのなかでとくに注目すべきは、昨年9月1-7日の全国的な異常変動だ。約1270点の観測点のうち910点で4センチ以上の変動が確認された。とりわけ高知県の変動は著しく、土佐清水地区で6・7センチ、物部地区で6・5センチなどと一斉に高い数値を記録した。
 これは東日本大震災の半年前に起きた全国的な異常変動よりも大きな規模で、「(昨年9月の半年後となる)春ごろまでに大地震が発生する可能性があり、注意が必要」(同)というわけだ。
 村井氏は「東日本大震災の2日前には三陸沖を震源とする震度5弱の地震があった。今後、日向灘周辺で震度4、5が起きたら、引き金となって南海地震を引き起こす可能性がある」と警告する。
 ■南海トラフ巨大地震 東海沖から九州沖の太平洋海底に延びる溝状の地形(トラフ)を震源として起きる巨大地震。政府は1707年に起きた宝永地震のマグニチュード(M)8・6を最大と想定していたが、東日本大震災を教訓にM9級の発生を想定。最悪の場合、巨大津波などで32万3000人が死亡、220兆円の経済被害が出ると推計した。南海トラフは連動する可能性が高く、1854年の安政の南海地震では、前後して東海地震が起きた。
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14日午前2時6分ごろ、中四国地方西部と九州北東部を中心として西・東日本の広い範囲で地震があり、愛媛県西予市で震度5強、松山市や高知県宿毛市、広島県呉市、山口県防府市、大分県国東市などで震度5弱の揺れを観測した。
 気象庁によると、震源は伊予灘で震源の深さは約78キロとやや深い。地震の規模(マグニチュード)は6.2と推定される。津波は観測されなかった。
 愛媛県原子力安全対策課によると、運転停止中の伊方原発(同県伊方町)1~3号機に異常はないという。
 気象庁の長谷川洋平地震津波監視課長は記者会見し、「南海トラフの大きな地震に直接結び付くとは考えていない。今後1週間程度は最大震度4程度の余震に注意してほしい」と述べた。
 四国南方沖の南海トラフ沿いの大地震は、海側プレートが陸側プレートの下に沈み込む境界付近の浅い場所で起きる。しかし、今回の震源は海側プレートが深くまで沈み込んだ所だった。
 主な各地の震度は次の通り。
 震度5強=愛媛県西予市
 震度5弱=山口県柳井市、大分県臼杵市
 震度4=鳥取県米子市、島根県出雲市、岡山市、広島市、山口市、高知市、徳島県三好市、高松市、福岡県水巻町、佐賀県神埼市、熊本市、大分市、宮崎県西都市
 震度3=福井県小浜市、岐阜県羽島市、名古屋市、三重県鈴鹿市、滋賀県長浜市、京都府与謝野町、兵庫県姫路市、和歌山県海南市、鳥取市、松江市、徳島市、福岡市、佐賀市、宮崎市、鹿児島県伊佐市。 
■愛媛で震度5強=広島、山口、大分は5弱―南海トラフ地震「結び付かず」
(時事通信社 - 03月14日 03:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=2801729

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2014年1月11日 (土)

こわい。。

こわすぎて、妄想がうかんじゃう。
地震をシミュレートした時、おそらく今もって、出ていない結論。
もし、本当に判定会が危険と判断した時、
それをどう、伝えるか。
間違いだったら、大騒ぎになる。経済的損失は計り知れない。
日本経済は国家的危機に瀕してしまう。ただ、「危険」と伝えただけで。
なので、本当に、危険かもしれないということであっても、
発表されないんじゃないだろうか。
だとしたら、こうやって、情報を小出しにして、まず、様子を見る。
みたいな〜コト、やってるかもしれない。
あ、まあ、
コレがそうだと言うわけじゃなく、単なる妄想。
■房総沖で「スロー地震」か=間隔最短、2年3カ月ぶり―国土地理院
(時事通信社 - 01月10日 18:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=2718875
 国土地理院は10日、千葉県の房総半島沖で、地下にあるプレートの境界がゆっくり滑る「スロー地震(スリップ)」とみられる現象を観測したと発表した。同様の現象は2011年10月以来で、観測史上最短の2年3カ月ぶりの発生という。
 地震をもたらすプレートのひずみが小さくなった可能性がある一方、新たな巨大地震の前兆の恐れもあり、地理院は監視を続ける。 

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2013年4月22日 (月)

四川地震 すずめ占い

■死者180人、負傷者1万1千人超す…四川地震
(読売新聞 - 04月21日 14:16)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2402603
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20日午前8時2分(日本時間同9時2分)、四川省雅安市蘆山県でマグニチュード(M)7・0の地震が発生した。
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 M3・6~5・1の余震
 震源の深さは約13キロ。
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ちょっと前に日記で描いたんだけど。。。
2月6日にソロモン諸島で地震があって。。。
もしかして、これは、隣接するプレートの地震?ってコトで
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http://suzume6.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-324d.html
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上からの抜粋(2月の日記 すずめの地震占い)
記憶してると思うけど、
311の直前
ニュージーランドで地震があった 9月と2月。
これは東日本大震災を引き起こしたプレートの南の端の動き。
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カンタベリーの半年〜1ヶ月後に起こったのが、東北大震災。
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でもって、
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2007.09.12 インドネシア北西部(スマトラ南部) 8.3~8.4
直後の最大余震もMw7.9に達した。
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2008.05.12 中国四川省中部 7.9~8.0(?) 文川地震(通称“四川大地震”)
死不87,000超、傷数十万、数百万棟倒壊、
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スマトラ地震のちょうど8ヶ月後に四川地震が起こっている。
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そういえば、去年、4月にも、また、スマトラであったよね。
2012.04.11 インド洋東部(スマトラ沖) 8.6 スマトラ北部の西方はるか沖
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まあね。地震って、年間2.3件から数件は起こってるから、連動してると勘違いしちゃいそうだけど。。。。プレートっていうリクツは連動してると考えるのが正しいコトになる。
スマトラと四川のプレートは同じユーラシアプレート。
もちろん、その同じプレート上に日本がのっかってる。
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何が言いたいかというと、
2月のソロモン諸島の地震(コレは太平洋プレート)
その隣のユーラシアプレート。
ユーラシアプレートがガタっと動いたってコトは、
このユーラシアプレートと太平洋プレートの接してる所に圧力がかかってるって、思えないだろうか。。。(逆に言えば、今回の地震で力を逃がしてくれたと。。。?)
その、ユーラシアプレートと太平洋プレートがビミョーな関係で接してるのが、日本の関東、富士山を頂点とした辺り。
怖く無い?
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ただし、ちょい、ラッキーな符合もある。
http://suzume6.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-f351.html
311前にアップした、
「火山と大地震の関係」
311の前、新燃岳が噴いてた。
今回、とりあえず、どこも噴いてないよね。たぶん。。。。(この間三宅島で地震あったけど。。)コレでどっかの火山が噴いたら、すずめはビビっちゃうけど。
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そこで、
みなさんにすずめ占い。
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今月の双子座他、全星座:
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出かける時は、できるだけ、長距離が歩けるものがおすすめ。
ピンヒールパンプスじゃ無く、ローファか、ヒールのしっかりしたものがラッキー。
ラッキーアイテム: お財布の中にバンドエイド
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これ位の準備だったら、別にお金もかからないし、外れてもまあ、いっか。っていう感じでしょ。
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せっかく作ったすずめの地図と
地震に対して何ができるかHP
是非、どうぞ。
http://www.geocities.jp/bosai2011/
http://www.geocities.jp/saigai2011/
帰宅難民地図は、PDFになっています。
スマホやiPodに送っておけば使えます。

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2013年3月21日 (木)

原発事故:思想の問題

福島第1 電源対策もろさ露呈

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2364859 

そもそも、原発の設計の根幹は、

いかなることが起こっても、何重もの対策が取られていること。

一本、ネズミに齧られても、一瞬たりとも停電しないはず。

一カ所が止まったら、瞬時にバイパスに切り替えられるはず。

それが設計の根幹。

その「いかなること」への研究はしつくされており、

あらゆる可能性がリストアップされていたはず。

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ネズミなんて漏電の基本。

何十年も前から、

そういう対策を取ることが、

原発の設計「思想」であったはず。

その「思想」は全く、ここには無い。

それが、恐ろしすぎる問題。

モロいなんて軽い言葉じゃない。

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好意的に考えて、

そもそもの設計にはこういう思想が徹底されていたのだろう。

それでも「いかなること」には漏れがあり、事故が起こった。

今後は「いかなること」のリストには、想定外地震や津波による電源喪失が入る。

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しかし!

今の福島には、この「思想」がゼロだ。

漏電事故の基本中の基本である、ネズミ対策が無いとは。

あまりに低レベルな部分でさえカバーされてない。

普通だったら、工事の時点で、設計者の頭の中もしくは、書面に、

「いかなること」のチェックリストがあり、こんなおバカなミスはしなかったはず。

チェックリストをクリアしなければ、工事できない。。そういう基本が消えてしまってる。

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原発システムというのは、

こうやって、いとも簡単に、「思想」を捨てる。

思想を捨てても、稼働させてる。

これは、普遍論で言っても良い。

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