外国人メイド:日本では普及しないだろう
■外国人の家事代行は普及するのか?
(THE PAGE - 10月19日 08:10)
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何人かの友人が使っている外国人メイド、
意外に安い。
日本でも各社、家事代行サービスがあるが、それらと比較すると、おそらく2〜3分の1のような値段だ。彼らのケースでは、留守の家に昼間、何時間か来てもらって、掃除をしてもらう、子どもの小さい時に、シッターさんとして任せるというもの。
シッターさんを頼んでいる家は、1つ、部屋をシッターさんに与えて、住み込んでもらっているそうだ。彼らは共働きで、仕事の時間が不定期(常勤の正社員に加え、残業が多い)なため、保育園を頼むのが難しい。なので、割り切ってしまえば、その方が経済的だということだった。
これらと同じサービスは、日本の業者でもやっている。
しかし、高い。
どこが違うのか。
彼らの場合、シッターさん、掃除婦さんと個人的に契約するのである。だから値段は交渉次第だ。そして、ほぼ1ヶ月いくら、継続して安定した収入がベースになるように設定する。だから、年に何度か、不定期に頼むというものではない。
確かに言葉の問題はあり、シッターさんは、子どもと英語でしかコミュニケーションできず、掃除婦さんにしてもそうだ。
日本で需要があるとすれば、掃除の方だろう。彼女らが使っている値段を言うと、皆、それなら使いたいと言う人も多い。だが、実際には契約しない。家庭内に留守の間、人に入られる事に対する不快感があるからだ。我々のプライドとして、人が来るなら、自分で掃除しておかなければ恥ずかしいと思ってしまったりする。人に見られたく無いものを片付けるのが面倒だという人もいる。
聞くと、この手の掃除を頼んでいる大使館や外資系の日本駐在の人々などは、掃除の代行が来る日は、食事の後片付けすらしないそうだ。朝ご飯を食べた後、食器をそのままテーブルに残したまま、出かけてしまうと言う。日本人であれば、さすがにそれは。。と思うのではないか。
掃除人に外国人が良いのは、こういう見栄やプライドが働きにくいということもある。言葉が通じにくければ尚更。おそらくこういうのを頼む高所得者はあまり友人関係を結びたいとは思わないかもしれない。要するに、留守宅の掃除を頼むというのは、プライバシーの開示になるわけだが、それは相手を対等な友人だと思う可能性の無い存在だからできるのだ。だから、「恥ずかしい」とは思わない。
(もちろん、友人達がそういう不遜なタイプの人たちであるというわけではないし、このことを意識しているわけでもない)
加えて、もう一つ重要な要素がある。信頼関係である。友人にはなれないが、信頼できる相手でなければ、盗難や悪意あるいたずら、秘密を言いふらす等、その他、何でもできてしまう。なので掃除人は、こういう人々を使っている友人関係からの紹介で探す。何年も使っていて人柄など信頼できるということで頼むのだ。
それでも事故は起こるだろう。海外の友人も、ベビーシッターやメイドのいろいろな事件がたくさん有るという。赤ちゃんはいじめられても分からない。雇い主がビデオを仕掛けて発覚したなどというのがたくさんあるそうだ。日本でこれが1度でもメディアに流れたら、このビジネスそのものが全否定になっていくだろう。
留守宅を見せる掃除人の普及は、このような、外国人を社会に入れても、上下関係を作って分断させる形を維持させることが要件になるだろう。加えて、情報網だ。誰かが使っているという口コミの情報がどう、得られるか。
前者はともかく、後者を組織的にするとしたら、保険や監視体制を整えなくては成らない。これをすでに行っているのが、民間の業者だが、言うまでもなく、それを行うから、高くなるのである。
おそらく、日本では普及しない。
するとすれば、今、民間で行っている同様のサービスだが、
もう、何年にもなるが、それほど普及しているようには見えない。
■外国人の家事代行は普及するのか?
(THE PAGE - 10月19日 08:10)
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