子供排除とジェンダーギャップ
まさに、こうなると世も末。
だけど、こういう書き方をされると、「子供排除」ってかっこ悪いって、思うのだろうか。この記事には、「マナーが悪い」論を主張する日記はは出てこない。
(ざっと見た所。。。)
そりゃそうだ。
保育園の子供の声は、騒音じゃない。。。。騒音だって主張をすると、ココロの貧しさがバレてしまうから、言え無い。
だけど、このちょっと前の記事。
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コレには、
まず、「マナー」論が出て来る。
なぜか、ベビーカー イコール マナーって言葉が短絡回路で繋がってて、
脊髄反射的に、ベビーカーで電車イコール、マナーが悪いになるのだ。
必ず並ぶ日記は、DQN目撃談。
このあいだ、コーユー親子がいた。あーゆーのがいた。。。。
子持ちの女性のマナーが特に悪いとは思えない。一般的に既婚者の方が、ゴミ出し、その他、社会活動的にも、マナーが良いとされてる。軽犯罪等のデータからこの年齢の女性は一番行儀が良いってのが分かる。。なのに、なぜかこういう目撃談が一般論として刈られるのだ。
他のこの手の記事につく日記は多くがその一辺倒なんだけど、この記事に限っては、
「ベビーカーは電車に乗るな」って主張してるから、そこまで言っちゃうのは恥ずかしいというのも働くのか、それともユーザがこれはあんまりと思うのか、
子供に優しい、主張になってる。
いずれにしても、
この国が、子育てに関しては、
先進国の知性を持ち合わせていないことは、確かだろう。
だから、
保育所 イコール 騒音
子供、イコール マナー違反 になる。
子供を静かにさせないのは、親の怠慢であり、
親は、子供が 大人の快適な電車通勤を邪魔したりしないようにしなければならない。
もし、泣いたりしたら電車から降りろが 「マナー」で
子育ては、社会に大迷惑で、親は、迷惑かけてる、周囲に対して、
常に、謝罪し、許してもらえるように、笑顔を絶やしてはならない。
この国では、
ホームでおしっこしたり、ゲロ吐いたり、抱きついたりする酔っぱらいは、オッケー。
だけど、赤ちゃんが泣いたら、降りるのが掟だ。
酔っぱらいは強いけど、赤ちゃんは弱いんだから、仕方無い。ベビーカーは、邪魔だから、排除される。
手伝おうなんてアリエナイ。
日本のジェンダーギャップ指数は、105位。
カメルーンとか、カンボジア。。。中国の69位には遥かに及ばない。
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これ、不思議でしょ。日本は中国になぜ、こんなに差を付けられてるのか。
そんなに日本の女性はバカなのか。
どこが日本がダメダメなのかというと、
女性の社会的地位。
政治家もいない、企業のトップも、。。女性は世界で一番地位が低い。外見はともかく、日本の社会の知性は産業革命以前の後進国並。
なんで、そうなのか。
子供なんて持ったら、もう、
仕事なんて続けられないワケだ。電車でベビーカーなんて、乗ろうものなら、
マナーだ何だと、アラばかり探され、引きずり降ろされる。
保育園は騒音なんだから、社会の大迷惑。
子供を持ったら最後、
もう、社会には出たらいけない国なのだ。
電車に乗っても、公共の場に出ても迷惑。
この国にはコドモの場所は無い。
だから、子供を持たないか、
社会に出ないか、どっちかしか選択してはならない。
これが、この国の未来。
ジェンダーギャップにしても、少子化にしても、
そういう結果になってるね。
な~るほど、分かり易い。
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■保育所に「うるさい」苦情増加 進む「子ども排除」
(dot. - 02月03日 16:10)
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電車へのベビーカーでの乗車や、飛行機に乳幼児を連れての搭乗など、子どもと乗り物にまつわる論争が相次いでいる。実際、子どもに携わる現場では「子ども排除」とも言える動きもみられる。
病児保育を手掛けるNPO法人「フローレンス」代表の駒崎弘樹さんが運営にかかわる保育所には、「子どもの声がうるさい」という苦情が年々増えている。一方ドイツでは2011年、子どもの声は騒音としてみなさないという法律が可決された。
「子育て中の人はいわばマイノリティーで、今後さらにその傾向は強まる。だからこそ、もっと声を上げていかないといけない。子どもの声をうるさいと排除するのか、それも含めた社会を許容するのか。問われているのは私たちがどういう『公共』を求めているかなのです」
「子ども排除」の動きはあちこちで起こっている。東京都目黒区の会社員女性(36)は区の「青少年プラザ」で子連れでの会合のため和室を予約する際、「子どもが騒ぐと困るので2室予約してください」と指示された。女性は、「青少年の名前を冠しているのに事実上子連れ利用を締め出すような行為」と憤る。目黒区は、「全ての利用者の皆様に気持ちよくご利用いただくためにご提案することもある」と説明するが、子連れ利用者にとって障壁となることは間違いない。
都内在住の主婦(48)は数年前、ベビーカーを押しながらJR線の下りエレベーターに乗り込もうとした時に、前を歩いていた年配男性からステッキで邪魔をされた。狭いスペースに場所をとるベビーカーを持ち込んだことや男性を追い越そうとしたのが気に障ったようだ。
「乳児健診をやっているところには電車で行くしかないし、午前中だけなのでどうしてもラッシュ時に移動せざるを得ない。腰痛だから抱っこ移動も難しいし、荷物だってたくさんある。そういう事情をわかっているんでしょうか」
一時住んでいたニューヨークでは、通行人がベビーカーを運ぶのを手伝うのが当たり前の風景だったが、日本では階段を前にベビーカーの親が困っていても、そこに手を差し伸べる人はあまりいない。
東京メトロ丸ノ内線方南町駅(杉並区)で昨年から「ベビーカーおろすんジャー」を名乗り、駅での上げ下ろしを手伝っている男性(28)は、活動を始めて困っている人が非常に多いことにようやく「気づいた」と語る。
「自分がこういう活動をすることで、方南町ではベビーカーを持つ人が増えたみたいなんですが、そのほかの地域ではまだまだ。もっと自分みたいな人が増えてくれるといいのですが」
電車内で授乳をしたという、自分自身の経験から授乳服ブランド「モーハウス」を立ち上げた光畑由佳さんは、「泣く子どもにいらいらする周りの気持ちも、子どもを乗り物に乗せざるを得ない親の気持ちも両方わかる」と言う。ただ、岡山県倉敷市の商店街に育ち、地域社会に子どもがいるのが当たり前の環境で過ごしてきた光畑さんは、子連れ専用車両やスペースなどを設けて両者を切り離す流れには違和感を覚える。モーハウスでは創業当初から、スタッフが子どもを連れて働く子連れ出勤を実践している。
「乳児のうちから社会に溶け込ませることで、お互いの存在に慣れることができる。子どもも『場を読む』力が身に着くと思います」
※AERA 2014年2月3日号より抜粋
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