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2014年2月10日 (月)

芸術をプロデュースする時代 何をうろたえるのか

うーん。

聴覚障害イコール、全部聞こえないっていうのは、どうだろう。

普通の職業であれば、多少、聴力が落ちても問題は無いかもしれないが、音楽家の聴力が多少なりとも、

たとえば、ある音域だけ落ちても、ダメージはあるだろう。

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っていうのは、ともかく、

もちろん、彼の行為を肯定するわけじゃない。

特に、プロパガンダに障害を使ったことは、個人的には許せない。

この周囲に、真摯に立ち向かう人がいる中、他のこの問題を抱える人たちへの迷惑は計り知れない。

「障害認定なんて、詐欺だってできるんだから」みたいに。

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ってことはともかく。

ここでは、ちょっと、違う視点で考えてみたい。

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多くの人は知っている通り、
レオナルドダビンチの時代(よりもっと前)から、
美術は工房で作られてきた。ダビンチ作と言っても、チーム作業だったワケだ。
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クリスチャン・ディオールもそうだ。彼は、何年か忘れたけど、大昔(たぶん50年とかもっと前)に死んじゃってる。その後、サンローランがディオールのブランドで仕事をして。。。フランコ フェレとかがデザイナをしてた頃もある。今は誰か知らないけど。(ってか、他は知らないけど)その手のブランドはみんなそうだ。
音楽の世界は知らないけど、
美術の世界は、そんなものだ。
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キャラクターブランドと言っても、キャラクター自体が、作られたもの。
もう、たった1人の芸術作品を「商品」としてあがめる時代じゃない。
そんなレベルじゃ生き残って行けない時代になってる。
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音楽の世界は分からないけど、
同じことがあっても不思議じゃない。
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例えば、14歳の美少女作曲家。
彼女は京都で生まれ、4歳で天才的なピアノの腕。。。。
っと、虚像を作り上げて、音楽をプロデュースするってのもあっても良いかもしれない。
メロディはコムロなんとかが作って、歌詞はxxxが作って。。。
作曲じゃなく、プロデュース。
コレは詐欺じゃなく、虚像作りという仕事。
ディオールやラファエロ工房のように。
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そんなの、うろたえる事も無い。
ふつーにありそう。
そんな時代、
この問題への反応/うろたえぶりの本当の根源はどこにあるのだろう。
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やっぱり、
彼を「聴覚障害者が作ったってすごい!」と、
持ち上げすぎた周囲にあるのかもしれない。
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ところで、
スポーツオンチのすずめだけど、
さっき、ソチオリンピックで、彼の曲を使う予定だっていうスケーターの
インタビューをやってた。
あははって感じに笑いながら、
「曲が良いから」みたいに。
そう、そういう事で良いんじゃないか。
曲の価値なんて分からず、
美談として信奉しちゃうから、うろたえるバカな大人達。
工房でプロデュースされたものであろうと、何であろうと関係無い。
笑い飛ばす若い子の方が正しいよね。
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さむらごーち氏の本 読むのはタルいので、アマゾンのレビューでお楽しみください。昔のと、最近のと、比較するとおもしろっ。
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4062139359/ref=cm_cr_pr_btm_link_2?ie=UTF8&pageNumber=2&showViewpoints=0&sortBy=byRankDescending
ゴーストライター問題が取りざたされ、全聾(ろう)についても疑いの目を向けられている作曲家佐村河内守氏(50)について、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に生出演した芸能ジャーナリスト井上公造氏が10日、新たなエピソードを語った。
 場面は数年前の飲食店で、井上氏の知るライブ関係者が、佐村河内氏、手話の翻訳家と打ち合わせを行っていたところ、店前の道路を走っていた車が衝突事故に。すると、すさまじい衝撃音に佐村河内氏が反応し、驚がくの表情を見せていたという。
 「ライブ関係者は『その時は、他の3人が驚く姿を見て、佐村河内さんも驚いたんだと、納得していました』と話しています」(井上氏)。
 なお、同番組では広島市内に住む佐村河内氏の義母にあたる妻の母を取材。義母は既に日刊スポーツに告白したのと同じように「娘には離婚して戻ってきてほしい」などと語り、佐村河内氏の耳が聞こえないとしてきたことについては「芝居ですよ。役者じゃからね。大根役者」と指摘した。

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