作るなら自転車専用道路を!:自転車レーンじゃなく
都内に自転車レーン、計120キロ整備へ 舛添知事方針 (朝日新聞デジタル - 02月19日 08:28 下に全文)
こういうニュースで自転車のマナーを糾弾する日記を書いてる人々は、
自動車が自転車を年間、何人ひき殺してるか、(当然、前方不注意)知っていないのではないだろうか。年間数百人ひき殺されてるという、データからは、普通に、自動車は車をひき殺す仕組みになってるという事が言える。
それに反して、自転車が歩行者に重篤な事態を起こすデータは年間数人。これはもう、かなりレアな個別の例として見るべき数だ。(一件ずつ分析すると、坂道を高校生が。。というのが何件かある)
こういう常識が、まず頭になく、マスコミが煽る「自転車マナー」だけが先行してしまうから、こういう世論ができあがってく。
(保険会社はそういうのに煽られた人が保険に入ってくれるので、うれしいかもしれないが。。。普通のヒトは坂道で冒険みたいなコトはやらないので、そのつもりが無ければ不要のはず)
http://d.hatena.ne.jp/delalte/20111025/
↑
詳細な分析はこちらでされてるので、是非
.
というコトで本題。
.
自転車レーンを作ってくれることはとってもうれしいが。。。。
だけど、レーンでは、車が入って来れる。車が停車スペースにしてしまうであろうことは、簡単に想像できる。昼間、明治通りや青山通り、いわゆる都会の幹線道路を通った事のある人は皆、知ってるだろう。こういう道沿いには、ずらりと隙間無く、車が停車している。そりゃそうだろう。こういう幹線道路沿いのビルには、1階から10階までお店やオフィスが入っている。そこに日々、納入される、もしくは搬出される物品の量はハンパじゃない。こういうのを納品する車なのだ。(黒猫さんなんかは、リヤカーを使ってるから、そういう努力をしてる業者はあるんだよね)なので、当然のことながら、昼間の時間帯はズラリとなるワケだけど。。。不思議なことに、交番の前は並ばないし、時々、すっかり無くなるコトもある。。。謎(交通監視員さんが頑張ってるってコトかもだけど、車はどうしてるんだろうね。。。)
.
なので、今でも、自転車はその車の外側を走ることになる。
ココに高齢者や深夜の塾帰りの中学生を走らせても良いのかっていうのが、本当の争点。
そういう人々がひき殺されてもいいかというワケだ。
.
.
一方、歩道はこういう道路ほぼ、くまなく張り巡らされてるが、人が混んでる場所っていうのは、その中の駅のそばなど、ほんの一部。おそらく全歩道の1%にも満たない部分だろう。昼間でも無人なのだ。もちろん、夜は駅のそばであっても、人がいなくなる。
それでも自転車は車道を走るべきか。
.
.
要するに、本題:
自転車レーンじゃなく、専用道路を作って欲しい。
.
そうでなければ、
最も簡単な方法は、自転車に歩道を可能にすることだ。
それが一番合理的。
人も自転車も譲り合って、共存すれば良い。
商店街のお店も自転車の主婦に野菜を売れる。
本当に主婦の自転車を別ルートにしたら、大きなスーパーにしかお客は行かなくなる。
小さなお店は潰れていく。
.
自転車の歩道走行
これが合理的なのは、力関係を考えれば分かる。
人 : 自転車 ; 車
の殺傷能力を交通事故による死亡者を元に考えると
.
1:5:500
.
だ。
自転車と人との差は 4
人と車の差は 495 だ
この大きな差のある存在を同じ車道に混ぜて共存させようというのだから、危ないに決まってる。これはもう、マナーの問題じゃない。車は運転間違いもするし、居眠りも、駐車違反もするのだ。そんなのは減らそうと努力しても限界がある。
人と自転車を共存させる方が安全だ。
.
調査するなら、
全歩道の中、人が混む割合と、時間帯をちゃんと調査して欲しい。
共存できないほど混んでるのは、非常に限られた区間の限られた時間帯であることが分かるだろう。
.
で、自転車のうち、特別な仕様のもの。出せば20キロ以上が出るもの。
こういうのを別ルートにする。(実際、今もそうしてるし、彼らのマナーは非常に良い。)要するに、歩道での制限速度を 4キロから10キロ(平均)以下にすれば良いだけだ。
.
自転車専用レーンができないなら、そうする方が合理的だ。
..
.
■都内に自転車レーン、計120キロ整備へ 舛添知事方針
(朝日新聞デジタル - 02月19日 08:28)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=2769757
.
.
東京都の舛添要一知事は18日、都心の自転車レーン整備を加速させる方針を示した。2020年東京五輪で選手や観客の移動手段としても活用する考えで、新年度予算案に新たに調査費など2千万円を計上した。
自転車レーンは車道に専用区域をつくるほか、歩道を歩行者用と区分けする。都は都道2155キロのうち20年までに109キロ区間で整備する計画があるが、都心部を中心に120キロに増やす。総事業費は約60億円の見込み。15年度も改めて予算を確保し、レーンの距離をさらに伸ばす考えだ。
都によると、都道のうち3月までに整備される自転車レーンは12キロ。舛添知事は「自転車は排ガスを出さず、震災時は帰宅困難者対策にもなる」と語った。
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 命の受け止め方(2014.09.20)
- 配偶者控除の見直し(2014.05.19)
- 高島屋 ヴィトン ティファニーの隣の八百屋さん(2014.04.24)
- 消費税で給食費値上げ:煽り過ぎでは(2014.04.14)
- 子供ファーストな社会に/ベビーカーのマナーとは(2014.03.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント