これからの日本の人口
これからの日本の人口に関して、3つのモデル。
考えてみた。
先ず、
■日本の人口「移民で1億人維持可能」 政府、本格議論へ
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この記事で触れているように、移民を1億人入れた場合。
移民を入れないで少子化が進んだ場合は100年後に4000万人になる事を考えると、
100年後、2~3人に1人が移民で、5人に1人位がハーフということになるのかもしれない。
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こういう風に進んでいく国の形、どんなものなのか。
彼らは今、日本人がやりたがらない低賃金の仕事を担うためにやってくる。彼らの子供達は低賃金の親に育てられ、一部の奨学金をもらえる、本当に天才のように優れた子以外は、高学歴には育たない。少なくとも30年後までは、それが強く、その後もそれが続く。
今現在、日本の状況でも、高学歴、高収入の親の学歴、収入ともに高い。なので、このスパイラルはそのまま踏襲されるだろう。(もっと強固に)
そうすると、国の中に、階層ができていく。
昔の言葉で言えば「身分」
この「身分」制度は、自分が下の階層にならなければ、非常に都合の良いものになる。どんなに出来の悪い大学生も、大学に行かない階層が2~3人に1人いるなら、底辺にはならない。どんなに出来の悪い30歳も部下が持てる。しかもその部下は決して、上司を追い抜かない。企業も安い労働者を国内に抱えられて、その利潤を安く無い労働者に回せる。
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きっと、その間に法改正もいろいろ行われるだろう。まず第一に、最低賃金がドンと下げられ、年金や保険制度など、日本人と外国人の区別ができるような仕組みを「体裁良く」作ってしまうだろう。何年もたってからやると、彼らの世論ができてしまうので、最初にそういう方向性ができる仕組みを作るのでは無いか?移民して来る方も納得の上ってコトなので、まあ、いいか。
オリジナル日本人は、家を持ち、学歴を持ち、移民はその両方とも持てない。日本人の所有する家に住み、会社で養われる。
という、快適な封建的身分制度が始まる。
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で、次のモデル。
少子化が解決したモデル。
これは結構、理想だろう。
今、高齢化が進んでるんだから、これからドカンと出生率が高くなるってグラフだ。
団塊の世代の死亡人口が赤ちゃんで置き換わる。その10年後はかなり、社会の生産力、消費力とともに高くなる。バラ色のイケイケ時代。
とまでは言わなくても、今までの失敗を経験してるんだから、昔よりはうまくやるだろう。むやみな自然破壊はせず、穏やかに、伸びる社会。
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さて、最後のモデル。
少子化がそのまま進むモデル
100年後には人口が半分以下になる。
それって、悪いことだろうか?
私たちは北欧のような高福祉国家を理想だと思ってる。日本と北欧の国々の違いは何だろう。一番大きな違いは、人口規模なのではないか。
人口が大きな国で福祉国家を実現してる所があるだろうか。
無い。(油田が出る所は別として)
なので、もし、福祉国家を実現するなら、1億人規模は無理。
だったらダウンサイズも良い。
とは言うものの、どう、減らすかが問題なわけだ。
急激な高齢化は怖い。(コレに関しては説明不要)
これに関しての対策を
中庸で手前勝手に考えるとすると、
「移民」ではなく、季節労働者として、一時受け入れて補い、
徐々に返し、100年後に6000万人位の国にするっていうのが、良い感じなのかもしれない。
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さて、どれにしようか。。
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■日本の人口「移民で1億人維持可能」 政府、本格議論へ
(朝日新聞デジタル - 02月25日 00:39)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=2777974
外国からの移民を毎年20万人受け入れ、出生率も回復すれば100年後も人口は1億人超を保つことができる――。こんな試算を内閣府が24日示した。何もしなければ、2110年には4286万人に減る。移民が、働き手の減少や社会保障の負担増に直面する日本を救うのか。政府は議論を本格化させる。
政府の経済財政諮問会議の下で50年先を見すえた課題を話しあう専門調査会「選択する未来委員会」の第3回会合で示された。
国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の推計では、日本の人口は2012年の1億2752万人から、100年後は3分の1程度に減る。内閣府は、移民を15年以降に年20万人受け入れ、1人の女性が一生に産む子供の平均数にあたる「合計特殊出生率」も人口が維持できる水準とされる2・07に上がるケースを想定して人口を推計した。
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