« 餓死=お金の問題 では無い | トップページ | 京都市のハザードマップ »

2013年9月 9日 (月)

風立ちぬは喫煙シーンを子供見せても良いとする作品である

■宮崎駿監督のラスト映画「風立ちぬ」は、「未成年者喫煙禁止法」に違反するか?
(弁護士ドットコム - 09月08日 19:50)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=2570530
.
法的にはオッケーだが、世論的には別。1年後テレビで放映する時、私たちはそのスポンサーは子供の見る映画に喫煙シーンを入れても是とする企業だと認識しよう。
.
通常、この手の作品にはバンダイやタカラトミーなどのおもちゃメーカー、食品会社、時期によっては予備校などがつく。こういう企業が、もし、スポンサーになったら、彼らは「喫煙シーンを子供見せても良いとする作品」を是としているということである。
1、2年後のテレビ放映時に、どういう企業がスポンサーになるか、
よーく、見ておきたい。
ネットでも流して欲しい。
そして、その事実を、社会の中で、きちんと、議論したい。
.
..
-----
昔の映画には、これでもか。。という位、喫煙シーンが出て来る。
コマーシャルも、ドラマもすべて。そういうものを見続けていた私たちは、慣れてしまっていた。喫煙シーンはいろいろな事情を説明する重要な小道具でもあり、「かっこよさ」の表現でもあった。
.
子供たちは大人しか吸ってはいけないとされるタバコに興味を持ち、ちょっとだけ吸ってみる。だけど、おいしいと感じるわけが無い。だけどこれを楽しむのはかっこいい大人。そういうイメージがプリントされてる。なので、マズいのを我慢しながら、2度3度吸ってみる。そのうち、ニコチンが依存性を発揮してくれるようになり、おいしいと感じるようになる。
だから、まず、子供にかっこいい大人のシンボルとしてのタバコというプリントを止めなければならない。これは大人が意図的に行ってることなんだから。
.
2000年ごろ、
ある日突然、JTはすべてのタバコの広告を止めると宣言した。
すずめ的には仰天した。なぜなら、広告業界のクライアント上位はタバコメーカーだったのだ。そしてどのCMも非常に秀逸。歴代の優れたコマーシャルや広告の何割かはタバコのものだ。パッケージデザイン、プロモーション、歴史、すべて市場で仕事をする者が学ぶネタの宝庫。これは、褒めちぎって良い。
.
ところが、突然の引退宣言。嘘だろうと思った。
だが、本当だったのだ。その後、JTの宣伝はマナー広告になっていく。いくつかの海外メーカーのCMはつい最近まで(今も?)流れているが、JTは本当に撤退したのだった。
この件に関しても、すごいと思う。JTは単に広告を止めたのではなく、企業体全体として、構造転換したのだから。
.
っというワケで、今や私たちはほとんど喫煙シーンを見なくなった。
時々、古い映画で出て来ると、いかにも煙そうだ。そんなのかっこよくは見えない。社会が映像媒体から喫煙シーンを放逐することで、私たちの意識というより、感覚的な嗜好もそう、変わってきた。これがもっと続けば、子供たちが少なくとも、「かっこいい」という勘違いから喫煙に走ることは無くなるだろう。
.
とは言うものの、
これは、「法」では無い。私たちが自然に望む社会のコンセンサスだ。大人が吸うのは良い。健康に悪いってのも、アドバイスとしてはあるが、でも、どうせ私たちは健康に良いことばかりしてるワケじゃない。個人の自由だし、蔑まれるものでもない。
.
さて、話をもとにもどして、宮崎アニメの喫煙シーン。
記事にある通り、twitterなどでは是非が盛り上がった。。。というより、単なる小道具がそんなに話題になるワケないので、要するに上に書いたような意味でNoとする意見が出てきたということだろう。少なくともすずめ同様、違和感を感じる人が少なからずいるということ、世論があるということだ。
宮崎ほどの人だし、というよりも、すでに喫煙シーンが無くなって久しいのだから、分かってやったことだろう。分かってやってるんだから、そういう作品として、認識してあげたい。
.
「風立ちぬは喫煙シーンを子供見せても良いとする作品である」
.
彼は自分の映画が何人の子供たちに見られるか、試算した上で映画を作っているのだ。スタッフの中にはこのシーンに反対する者もいただろう。だが、あえて入れた。そこには彼の意志と思想や哲学があるのだろう。それは事実として正当に受け止めたい。
今、いろいろな映像から喫煙シーンが消されてしまったことへのアンチテーゼなのだろう。その主張には非常に意義がある。我々も、社会として、そこをしっかり、議論してゆくべきだ。
そういう意味で、「風立ちぬ」は一つの提言になる。
.
喫煙シーンを是とする者は、大いにこれを応援すれば良い。
是としない者は、これに反対すれば良い。
.
さて、1年か2年後、この作品はテレビで放映されることになる。その時、スポンサーはどこがつくか。通常、この手の作品にはバンダイやタカラトミーなどのおもちゃメーカー、食品会社、時期によっては予備校などがつく。こういう企業が、もし、スポンサーになったら、彼らは「喫煙シーンを子供見せても良いとする作品」を是としているということである。
JTがどう出るかは見物だ。
.
1、2年後、
テレビ放映時に、どういう企業がスポンサーになるか、
よーく、見ておきたい。
ネットでも流して欲しい。
そして、その事実を、社会の中で、きちんと、議論したい。
.
今のところ、ポスターの下には、以下の企業名が並ぶ
日本テレビ 電通 博報堂 ディズニー 三菱商事 東宝 KDDI ローソン 読売新聞
(ちなみにちょい、ググってみたら、アリエッティでは同様のメンバーに損保会社が入り、ハウルでは徳間書店が入っているが、風立ちぬでは抜けてる)

|

« 餓死=お金の問題 では無い | トップページ | 京都市のハザードマップ »

美術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1210811/53196085

この記事へのトラックバック一覧です: 風立ちぬは喫煙シーンを子供見せても良いとする作品である:

« 餓死=お金の問題 では無い | トップページ | 京都市のハザードマップ »