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2013年8月30日 (金)

すずめ仮説:マクロジャーナリズムとエントロピージャーナリズム

世の中では「マスゴミ」などという言葉が頻繁に言われる。
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なるほど、すずめ的にも、マスコミが世の中をどんどん悪くしてるように思える。
政治家の細かい失言を重箱の隅をつつくように流して、あげくの果ては、総選挙に追い込む。まあね、選挙になると新聞売れるもんね。っと、すずめみたいなのは勘ぐってしまう。
それだけじゃない。
お相撲の不祥事が流れると、毎日毎日ワイドショーはお相撲一色。そんなにお相撲のコトって重大ニュース??何か、おかしいと思うものの、何かよく分かんない。

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ところで、最近、ジョシ大生(ウソ)をしてるすずめは、ちょい、思いついた。
経済のゼミででてきたこと。(中学や高校でも習うけど)
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経済にはマクロ経済学とミクロ経済学がある。マクロ経済学って、そうアレ、需要と供給の曲線とか。ああいう風にマクロ的に見る視点と、それぞれの細部がどうなってるか。こうやったら会社が倒産したみたいなミクロ視点と両方持つ。。。みたいな。
あと、最近の流行?としてエントロピー経済学とかってのもあるらしい。
部屋は散らかすのは簡単だけど、片付けるのは大変。。みたいな。

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経済の先生、浅はかなすずめ解釈をお許し下さい。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
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ってのはともかく。
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これ、ジャーナリズムでも言えることではないだろうか。
そう、「マクロジャーナリズム」
ってコトで、「マクロジャーナリズム」ってコトバ、ググってみた。
無い。
ってことは、すずめオリジナルかもね。
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って、話を元にもどすと。
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記者の友だちに言うと、
「じゃあ、ウチの記事のどこが悪いのか、指摘してよ。」
と言われる。そうなのだ。
たとえば、朝日新聞、読売毎日新聞、それぞれの記事は正しい。
もちろん、それぞれ突っ込みどころはあるかもしれないし、いろんな見解もあるだろうけど、でも、そんなに大間違いしてない。少なくとも、日本がこんなに何度も総理を変えてしまって、何度も選挙資金を使ってるっていうトンでもない大間違いはお前のせいだ!と言える程の間違いは無い。
「いや、だってつまんないニュースも掲載してる。」と言うかもしれない。でも、それだって新聞社はちゃんと考えてる。(と記者の友人は言ってるしそうだと思う)
一面のトップになるのは、本当の大事件。何を今日の大事件とみなすかは、ちゃんと考えてるんだろう。各社見解が違うのもあるべき姿だ。その記事の量についても、ちゃんと考えられてる。たとえば、選挙の次の日の報道、組閣なんかは、一面トップで大きな記事。
だけど、それほどでも無いのは、その日に何も無ければトップになっても、大きくしないなど、いろいろ分かる。
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もちろん突っ込みどころはあるけど、それを改善したからと言って、このメディアが日本社会にもたらしてる災いは改善されることは無いだろう。
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じゃあ、何がまずいのか。
何か、マズいと思う。
個別にメディアを見ると、正しい。朝日も毎日も。。みんな。
だけど、マクロでみると、間違ってるんじゃないだろうか。

これに関して一つのヒントがある。
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お父さんの為のワイドショー講座

http://ja.wikipedia.org/wiki/お父さんのためのワイドショー講座

お父さんのためのワイドショー講座(おとうさんのためのワイドショーこうざ)は、1991年 - 2008年までTBS系列で放送されていた報道・情報番組『ブロードキャスター』の1コーナー[1]である。通称および略称は「ワイドショー講座」。
同番組終了後も、同局の別番組でタイトルを変えながら同様の企画が復活している。
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ってモノだけど。
要するに、一つのニュースに対して、ワイドショーが何秒扱ったかを合計して発表するのだ。当然、一位となるのが、その週の話題をかっさらったニュースというワケで、これにはもちろん、地震や政治などのニュースもランクインするが、芸能やスポーツのスキャンダルも並ぶ。
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もう一つ、似たようなのがあった。今は廃刊になってしまったので、タイトルは忘れたけど、雑誌、ダカーポの連載。これでも、それぞれのニュースに関して、それぞれの新聞がどれほど文字を割いたかをデータにしていた。加えて、それぞれの新聞の社説の違いなども書かれていた。
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これらは流し手側からの量的な。。。何て言うか、単位。

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更にもう一つ、ミクシーの日記なんかもある。
アクセスランキング 話題ランキングなどがあり、これは逆に、受け手側からの量的な指針であろう。twitterのいたずら写真投稿騒ぎなんかもこの類かな。
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結局は、
メディアの質を云々する時、
こういった「総量」について、言及しなければ意味が無い。
総量について、もう一度言えば、
流す側の流した総量と
受けた側のアクセスした総量。
いわばトラフィックの和。

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この記事は正しいと言っても、
一日中、頭がヘンになるぐらい流されていたら、
記事は正しくても、ジャーナリズムの質としてはサイテーだ。
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煽り記事にしてもそうだ。
つまんない重箱の隅のゴミでも、煽動的なヘッドラインにすればニュースバリュー以上のアクセス数が稼げてしまう。イコール、重要なニュースは相対的に目立たないということになってしまう。
もちろん、どのニュースが目立つべきかというのは、いろいろあるはずで、そんなコトに手心をくわえたら、言論統制になっちゃうわけだけどね。
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でも、こういう、メディアのフレアを見ていると、
突然、勃発するんじゃなく、小さな火がくすぶり始め、どんどん大きくなって。。。そこにはトンでもないデマも混じることになる。。。っという、過程も見えて来る。
そう、要するにエントロピーが増大してってしまうワケだ。
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このエントロピーの増大と、受け手と流してのトラフィックの総量は相関してるんじゃないだろうか。
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もうひとつ、
このマクロ的な視点では、別の要素もあるのが見えてくる。
それは、受け手からの需要だ。このニュースは興味がある。。というのだけじゃない。
震災以来、なぜか、放射能漏れ、みんなガンになるよ系ではトラフィックが高くなる。その前も「他人の不幸は蜜の味」的なものは人気があった。
こういう情緒的な「需要」がトラフィックを増大させてるように見える。
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トラフィック(エントロピー)の増大は、単に流し手の流す量じゃない。ブログやら、日記やら、コメント。。。鼠算的に増大して行く。その一つ一つが新たな情報となっていく。このどこからどこまでが、「ジャーナリズム」であるか、本当は切れ目が無い。
なぜなら、あえてこういう反応を狙って書いてる記事も多くあるのだ。これにぶら下がったブログ類もその一部だと思って良いだろう。
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ジャーナリズムを評価するときは、
こういう視点も持たなければならないのではと思う。
そして、これこそが、国を動かしてしまう元凶になってるんじゃないだろうか。
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ジャーナリズムと経済。
ちょっと、似てて面白い。

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