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2013年7月 1日 (月)

思い出の箱

ガラパゴス化しすぎて、思わぬヒット商品に! 「おもしろキッチン家電&器具」6選

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=132&from=diary&id=2486778 

昔、わたあめ機、パッケージとか、デザインしてた。

長年のヒット商品。ポップな感じにしようとして、パッケージをピンクにしたんだけど。。。最初の指定はそこそこ、常識的な明るいピンクの特色。

ところが、印刷屋さんがあげてきたのは、ものすごい、ショッキングピンク。

正直、こんなデカイ箱にショッキングピンクっていうのは、アリエナイ選択って思ってたけど、なかなかイイ。驚きがあって。

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サンプルを持って行くと、

みんな仰天。

「目立ちゃ良いってモンじゃないだろ。」

って言われながら、押し切った。

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こういうピンクっていうのは、特色っていうインクを使う。

普通の印刷はプロセスインクを使って、写真などを表現するんだけど、蛍光色はもちろんできないので、通常の4色印刷に加えてもう、一版、加える。これは、写真の分解には余り使われない。なので、好きな色のインクを指定できる。その時は、色見本のチップがあって、(何万色もある)その番号で指定する。印刷屋さんはその見本を見てインクを練ってくるんだけど、この時は、指定と合わせるのに、失敗してしまったワケだ。

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校正はもちろん、やり直しますって持って来たんだけど。。。

意外に気に入られてしまったワケだ。

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結果、

市場では大好評。

この商品、長年売ってたモノなので、ヒットの原因はパッケージのリニューアルっていうのが、かなり分かり易い。誰の目にも。。。

その次の年には、同じカテゴリーのライバル社の商品、みんなこの色で染まった。。。

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ちなみに、この特色インクの色。

私もとても気に入ったので、その後、何度も使った。

印刷屋さんの指定は スズメピンク。

印刷屋さんではそういうインクの缶を作ってたらしい。

そこは、有名な大きな印刷工場だったので、いろんな企業のグラフィカルな印刷をしてる。。。「スズメピンクを他所の会社の商品に使ってんじゃないでしょうね。」

って言う位、店頭に並ぶいろんな商品の色が

このドハデなピンクに染まっていった。

こういうの、デザイナ的にはちょっと、うれしかったりする。

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そういう思い出の商品。

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