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2013年1月11日 (金)

肯定できる体罰があるとすれば

「体罰8-10回」遺族と食い違い
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2284241
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以前、ドラマ 三年B組金八先生 で、
キンパチ先生が、体罰をふるう。。。というのがあった。
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しかし、その正当性、脈絡にはリアリティが無かった。
詳細は覚えていないが、ドラマのそのストーリーの中で、
キンパチは、別に子供をなぐる必要がなく、
殴る行為は何も必然性が無かった。
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単なる儀式として行っていたかのようなストーリーだった。
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当時も、社会では教師の体罰が問題になり、
たしか、このころから、社会全体のコンセンサスが得られ、
体罰は全面禁止。。。のようなイデオロギーが浸透したような局面にあったと記憶している。
このころも。。。そして、今も、
体罰全面禁止には、本当は多くの人が
完全に是と言え無い。。。言え無い部分を持っているはずだ。
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ただ、概ね、すずめが一つ前の日記に書いた通り、
理屈としては、NO
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そんな中で、キンパチは、そのNOに
反論がしたかったんだろう。
本当は、完全にNOではないという私たちの咀嚼できない部分に、何らかの異議を唱えたかったのではと思う。
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しかし。。。
ストーリーが釈然としないものだったのには、理由があるのではないか。
キンパチは、体罰や、そのほか、多少なりとも暴力的なスキンシップを行う方向性のキャラクターでは無かったから。
生徒との関係性でも、そういう力によって関わろうとするタイプではない。
だから、一度やそこら、殴った所で、
それが、教育的効果を生むことにはならない。
あるとすれば、彼自身の怒りの発露だけで、それはさすがにキンパチと言えども肯定できない。
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もし、このニュースの教師が、今の時代でも、体罰的な事を教育の中に入れ、
しかもそれに連続性があるなら、それは、テクニックとして行っていたことになる。
多少なりとも理解できるのは、スポーツの世界での特殊な効果だろう。
ギリギリの辛さまで鍛える事を、「伝える」それも、試合や卒業までの目標だけでなく、代々、先輩から後輩に伝えるという方法論の中で、
体罰というツールは上手に機能することもあるだろう。「厳しさ」に耐えた時の達成感は陶酔とでも言えるようなものを創りだす。それだけではなく、結果的に不成功であった時すら、そうだろう。負けても、連帯感は創りだし、それは、青春の思い出としての「成果物」となる。
そこには「厳しさ」は不可欠なツールであり、その演出としての体罰は、アリ であり続けたという事実はあるはずだ。
学生たちの中で、体罰を是とする理屈に、
「愛情があった」とするが、
本当にその教師が彼を愛していたかどうかは別として、
組織としてのこの効果を「愛」のツールとして使っていたのかもしれない。
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なので、
もし、そういう是とできるような体罰であったとすれば、
それはキンパチがやったような、
儀式のようなものではなく、
恒常的に、行われているようなものだろう。しかも、軽微なものであるとかではなく、
厳然と、「厳しさ」を演出するようなものであったはずだ。
逆に、それが、軽微なものであったり、
希に、何か怒るような事態があって、それに対する感情の発露任せて行われるようなものであったら、許せない。怒るような内容のものを防止する懲罰としてであれば、一回たりとも許せない。
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いずれにしても、
その方法論が、
一つ前の日記に書いた通りの理由で許せないのは言うまでもないことなのだが。
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http://suzume6.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-e921.html
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 大阪市立桜宮(さくらのみや)高校(同市都島区)2年の男子生徒(17)が、所属するバスケットボール部顧問の男性教諭(47)から体罰を受けた翌日に自殺した問題で、この日の体罰について顧問が市教委に、生徒の頬と頭を計8~10回たたいた、と説明していることが分かった。生徒の両親は「30~40回と息子から聞いた」と証言し、大きく食い違っている。しかし、市教委や高校は当初の会見で「数回」などと過少に説明しており、対応のずさんさが明らかになった。市教委は顧問から再聴取する。【原田啓之】
 市教委によると、自殺5日後の先月28日に顧問から状況を聞いた。顧問は、同18日の練習試合では「平手で生徒の頬を2、3回たたき、側頭部もたたいた」と、同22日の練習試合では「頬を4、5回平手で、頭を4、5回指先でたたいた」と説明したという。
 これに対し、生徒の両親は取材に対し、「18日は10回くらい殴られたと本人から聞いた。22日は30~40回と言っている」と証言。18日に生徒が帰宅した際、口の周りに血がついており、23日に自殺した際も頬が腫れ、口が切れていたという。
 しかし、市教委や佐藤芳弘校長は今月8日の会見で「顔を数回たたかれた」「指先が当たる感じ」と体罰が軽微だったかのような説明に終始。生徒の両親から「30~40回」と指摘されていたのに、会見で説明しなかった。
 また、生徒への体罰の頻度について、顧問は聴取に18、22の両日だけだと話した。しかし市教委は、部員アンケートの結果などから「かなりの頻度だった」とみており、改めて話を聞く。
 聴取の際に顧問は、体罰の理由を「選手の気持ちを発奮させるため」「気合を入れていた」と説明。「周囲の目を考えることもあったが、体罰をふるっているときは考えられなかった」と冷静さを失っていたことも告白した。強豪校の監督として「プレッシャーがあった」「(生徒に)厳しすぎた」と漏らしたという。

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