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2012年2月14日 (火)

すずめ的社会科学 のつづき

すずめ的社会科学


最近、ちょい、気になってるキーワード。
ちょっと前の日記にも書いたけど、
社会科学


なぜ、気になってるかというと、ちょっと、モンクがあるからだ。

一つ前にも書いたように、
もしかして、デザインって、この「社会科学」をジで行ってるんじゃないかと思ってる。

だけど、デザイナという仕事をするようになってウン十年間、
デザイナには何ら、学問的な指針が示されたコトは無かった。
私たちは、
どんな自分とは合わないクライアントさんから仕事が来ても、受けるし、
がんばっちゃう。
すずめ的には、原発反対だけど、もし、ヒョンなことから、原発推進のポスターを作る仕事が来て、「もし」受けてしまったら、もちろん、他の仕事と同じくベストをつくす。
もちろん、受けないことも可能だけど、それも「どうかと思う。」たとえば、デザイナがみんなで、原発推進の仕事は受けないようにしよう!なんてのを決めて実行したら、原発推進の人たちは、ポスターを作れない。それって、どうなのか。。。
それって、プロフェッショナリズム的に「どうかと思う。」

で、
この「どうかと思う。」
ってのは、結局はデザイナの職分では言い切れないのだ。
社会として。。ってのはともかく、概念論として考えるとどうなのか。
それを、学際的に研究したヒトって、いるのか。。。いないんじゃないかな。
だって、現場のデザイナには届かないもん。
でも、デザイナたちは、渇望してるよ。
だって、私たちは、毎日、ワカランチンのクライアントさんにトンデモな事を言われて、「そんなの間違ってるっ!」って言い返せない。言い返す根拠の(平たく言えば、方便に使えるようなもっともらしいステイタス)のある言葉を持っていないから。

そういうジレンマから、ずっとすずめ的には、視覚の客観化をやってきたんだけど。。。
たとえば、「だって、見えなきゃダメでしょ。こんなに見えなくなるんですよ。」
みたいなコトが言えれば、ワカランチンさんたちも
「そっか、デザインが見えないってダメじゃん」って思ってくれるかも。。。っと。

だけど、敵もサルもの。。。「見えないからって、どーなの」「ウチはそんなの関係無い」「分かり易すぎて誤解される」っと、のたまう。。。ってのはともかく、
要するに、こういう具体的例示だけじゃ無理。あ、もちろん、それが重要なのは変わらないけど、それにプラスして、もっと、概念的な訴求っていうか、なぜ、客観化が必要なのか。。。理念。そっちも無いと。


そんなの何で分かって無いのか。
デザインは、日々、社会を動かしてる。政治家のじーさんが、会議でナントカつぶやいて書類に判を押して。。なんてのと同じ位、ってかおそらくはそれ以上に、社会を動かす力がある。
それなのに、
デザインを学問で研究してるヒトって、いない。
知覚心理学みたく、ドンピシャじゃん、っていう所にもいなかったし、
人間工学みたいな所にも、それほどいない。(こっちはプロダクト系の人はいるけど)

何で、社会科学の学者さんたち、デザインをテーマにして来なかったのか。
なぜ、デザインを学んだ者でそれをやったヒトが誰もいないのか。


すずめ的偏見だけど、
ここで言うデザイナっていうのは、一般大学を出て、ヒョンな事からデザイナになったようなのをイメージしてない。ちゃんと、鉛筆をカッターで削って、お絵描きが好きで、石膏デッサンがウン十倍かの倍率のビダイの試験に通る程の腕を持ってて、企業かどっかで実践を経験してて。。。ってのを意味する。もちろん、芸術学とか教育の美術ってのは、全く別モノ。

そういうヒストリーの上に、デザインをきちんと体系的にまとめた人って、無いって思う。
っていうのが、すずめの学者さんたちへのモンクでした。

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