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2012年2月

2012年2月29日 (水)

中国悪く無いかも。

米アップルの中国商標権訴訟、広州の高裁が審理開始
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1933336&media_id=52


こういう記事、みんな
「中国が悪いっ」
って思うかもしれないけど。。。

さすがにアップルにも無理がある気がする。

確かに、
この企業がiPadの商標を取ったのは、
アップル社が出す商品だと知ってのことかもしれない。
もしそうだとすれば、キタナい。

だけど、
結果的に唯冠科技の方が先に申請したという事実がある。
それは正当だ。

もし、アップルが商標登録以前に、唯冠科技が登録してる事実を知らなかったら、バカとしか言いようが無い。一個でも、登録していて、この会社が脅威だと思うなら、この名前は選ぶべきではなかった。
コレは当たり前のハナシだ。
ネーミングを決めるなら、マーケットになるはずの全世界の、可能性のある役務でちゃんと押さえておくのは当たり前のこと。

唯冠科技っていう会社がずるい了見で登録したとしても、
そりゃ、正当だ。

----

っていうあまりに当たり前の論なんだけど、
負けたとは言え、なぜ、アップルが訴えているのか。。。
有名なモノの場合は、例外がある。
っていうもの。
確かに、商標の法整備が進む前の時代のものの場合、問題もあるだろう。
だけど、iPadはすでに中国もちゃんとした活動を始めた後のこと。

負けて当然だと思うけど。。。

勝ったとしたら、
裏で賄賂とか、あったりするんじゃないだろうか。
そっちの方が、中国の弱点を露見させちゃうコトになると思うけどね。

[広州(中国) 29日 ロイター] 中国企業の唯冠科技が米アップルのタブレット型端末「iPad(アイパッド)」の商標権を主張している問題で、広州の高等裁判所が29日、二審の審理を開始した。

一審では唯冠の主張を認める判決が下され、アップル側が上訴。唯冠は中国各地でiPadの販売差し止めを求める訴訟を起こしており、高裁の判決は今後の訴訟の行方に大きな影響を及ぼす可能性がある。

中国では通常、二審が最終審となる。判決が出るには時間がかかるとみられている。

唯冠の訴えをめぐっては先週、上海の裁判所が、広州の高裁の判決次第として、iPadの販売差し止め請求を退けている。

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2012年2月26日 (日)

対決 巨匠たちの日本美術

もうひとつ、
これも、昔の日記。2008年の8月のもの。
当時、巨匠たちの日本美術っていう展覧会があって、ナカナカよかった。

---------


対決 巨匠たちの日本美術

行って来た。


これをきちんと一つずつ語るのは、どなたかにお任せするとして、
私は断片的な印象をぼつぼつと。


先ず、一番印象に残ったもの。
というか、
ワタシ的に大発見があった。


今回、応挙ともうひとつ、めっけモノが、長谷川等伯の萩芒図屏風
萩も良いが、ススキが良い。

http://blog.goo.ne.jp/hps_tokyo/e/5055bbf1a326001bfb86c142687202a3

金箔は空気を感じさせない。
空間も。
本来、不透明に、対象物を写したものとしてではなく、「金」としての存在を全面に出す画材だ。
美しいが、金は永遠に金でしかない。


しかし、ここに存在しているのは何だろう。
ふんわりと、心象のような「静」の存在感。

空気があり、風があり、
そして物語を紡ぐ空間がある。


一方の永徳も美しい。


この隆々たる木を描いた屏風は、よく、等伯の同じテーマのものと比較される。
私が中学で初めて見た等伯もそうだった。
永徳の檜図屏風に比されたのは、この松風図じゃなくて、楓じゃなかったか。。。

と思って探したらあった

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/53877960.html

うーん。これだったかなあ。もっと、右側?に大きな幹があった気がするけど。。。これかもしれないけど。
もっとそっくりな構図のがなかったろうか。
(ご存知じゃありませんか?)


永徳の話に戻るけど、

じつはもっと精密に描かれてるのかと思っていた。
細部を見て、大胆さに驚いた。もちろん、絵そのものが大胆なのはそうなのだが、
ここまでとは思っていなかった。想像以上に荒削りだ。
円空を見た後、円空の彫り筋と似てるとまで思ってしまった。

正直、雑、一歩手前?

金箔の上に、
太い丸筆で描いたのだろう。
太い幹の左側の輪郭。力を込めて一気に?
この円弧は、永徳の肉体を写している。
肘から手首までの距離を半径とした曲線だ。
下半分は、その円弧を外回りに使ったのだろうか。
息を止めて?

そんな呼吸と、筋肉の動きが伝わってくる。

自分の肉体の形を隠した等伯の円弧
二つを比べると、本当におもしろい。


帰りの電車でもう一度考えた。

この作品群。
本当は絵画として描かれたのではないのかもしれない。
寺院や城の一部として。。。?
だとしたら、もっと違う意図や形があったのだろうか。
光線は、自然光?
きっと、美術館のように全光ではなく、片方から当るのかも。
金の暗い部分と明るい部分、この差がまた、新しい空間を作ったりするのでは?
金箔の細部はどう、映るのだろう。
時間によって、グレアのように光る?

そうだ、夜!
夜はどうなのだろう。
蝋燭の光のゆらぎの中では、もっと違う?
きっと、灯火を反射させてより明るく照らす?
この絵の前でお酒を飲むと、
その灯火は、どこに当たるのだろう。。。


うーん。想像することしかできないけれど。


応挙


応挙にはそんなに関心があったわけではなかったのだが、
宗吉さんの、


http://mixi.jp/view_diary.pl?id=887212105&owner_id=5136056

特に最後の方、

http://yozan.up.seesaa.net/image/C9B9BFDED6A2C9F7.jpg

もう、こんなもの、見てしまったからには、惚れないわけにはいかない。
いやあ。本当は、前から好きだったんだけどね。なんて言い訳しながら。

今回、釘付けになったのは、
宗吉さんも紹介されてる

保津川図屏風

http://izucul.cocolog-nifty.com/balance/2007/08/post_df0a.html

宗吉さんの日記では続けて掲載されていて、そっちの方が良い。
上のウェブは参考までに。


宗吉さんの言葉を引用

ちょっと小さくて残念だけれど、保津川の流れが、水というよりは
粘液のある、まるで生き物のようにうねり、盛り上がり、激しく
のたうっている。そこには故事の由来などはなく、ただ、ただ、
保津川の流れを応挙の目を通した印象として描かれている。
だから僕たちも、絵そのものを見て、素直に感じればよい。

引用ここまで

>保津川の流れを応挙の目を通した印象として描かれている。

まさに。

自然の存在感は、何も、人間などが介さないでも、それだけで、圧倒的なものだ。
これに、ちっぽけな人の感情だの思想だの、かぶせた所で何になろう。
人は、一生をかけて、自然を写すだけで、全うできる。人の技術はその自然を写すだけの為に、どんなに切磋琢磨しても足りない。その技術だけを追求しても、価値がある。
応挙は、それを体現している。

>水というよりは 粘液のある、まるで生き物のようにうねり、

実は、私は、ここで、大発見をした。
って、大風呂敷な言い方だけど、
ワタシ的には大発見。

これ、粘液にしたのは、応挙の創作じゃあない。
水の物質、そのものを「写した」
その形が、これ。

これ、
写真とそっくりではないか!
シャッタースピードを遅くして、水を写すとこうなる。

応挙は、それを網膜で見たのではないだろうか。

究極の写実。


前に、「写真が趣味のどなたか」が、
日本の遠近法の無い、構図に対して、
「鳥が舐めるように見ている...視点の移動」
とおっしゃっていた。
それとも似ているかもしれない。
この視点の移動っていうのも、久々の大発見だったけど、
時間と空間と視点。
彼等が、どう、こういった回路を編み出していったのか。

面白すぎる。

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キュレーターの色

一昨日、BUNKAMURA のフェルメールを見に行った。
フェルメールについては、また、後で書くことにして、
アップしていなかった日記。
2008年の8月に書いたものだけど。
損保美術館を見に行った時のもの。

(今は変わってるかもしれないけど)

-------


アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス
東郷青児美術館


http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index.html


素朴画 だそうだ。
うーん。チケットを買ってまで行くほどのモノじゃない。

二人の共通点。それは半端じゃない描画エネルギーなのだ。それなのに、構造がめちゃくちゃ。

もう一つ共通点がある。二人とも中年以降、モーゼスは老後に絵を始めたことだ。たしかルソーもそうだった。
その年になると、素描などから始められないのだろう。若者が描いたら相手にされないが、地位があるようになってからは人の目にも止まるのだろうか。
基本的なデッサンや構造を構築する技量が無い。わざと、そらしたのではなく、明らかにトチっている。
それなのに、魅力のある絵(実は個人的にはあまり魅力を感じないが)。これをどう、考えればいいのだろう。


というのは実は余談。
今回の目的は
所蔵品の

ゴッホのひまわり

世界に6点しか無いという。
その一枚。

昔、ポンピドーセンターで初めて見た時、
凍り付いた記憶がある。
絵画という存在を超えた、霊気が漂っていた。
病める精神が作り出す空気。
絵画以外の何か...幽霊のような。


ここでは、

一部屋に

ゴッホ、セザンヌ ゴーギャンが3枚。

その真正面に長椅子。

贅沢というより、重すぎ(^^;


ちょっと残念なのは、背景の色だ。
グレイッシュな濃紺がペイントしてあるのだ。

この色の選択は、その道の人が行ったのだろう。
あまりにぴったりな色だ。


しかし、ここは鑑賞の場。これは正しかったのか。

ゴッホの霊気は感じられなかった
なぜなら、それも、青だったから。

セザンヌの静物も、果物より、布の白が目立つ。
幸い、ゴーギャンは赤が美しい。だが、この赤を私は画家が意図したものとして見ているのだろうか...

この二枚の絵、加えてゴーギャン。

三枚が内包するものの、最大公約数がこの青。
まさに最大で、余裕の無い、どんぴしゃりな色だ。


ダビンチの受胎告知を見に行った時もそうだった。
赤は、この絵のイメージ、そのままだ。そんな色がインテリアの随所に使われていた。そんな中では、マリアの輝くばかりのドレスの赤は損なわれてしまう。。。

ゴッホと
セザンヌとゴーギャン

この3つの大作に
あまりに正確すぎる色だ。
ぴったりと寸分の狂いなく、計算された色。

うーん、本音を言えば、私にはこの正確さが残念だ。


見ると、背景は壁紙ではなく、塗装。
この色を出す為に、調合したんだろう。


これだけの色を選ぶ力量があるわけだ。
きっと、次のリフォームでは、
白か、ベージュか、
平凡な色にして見せてくれるに違いない。
ちがった表情のひまわりが見られるはずだ。


こういう小さな美術館には、そんなのも粋だろう。

などと勝手に想像してみつつ。

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2012年2月22日 (水)

新しい人材

311の辺りにはイベントがたくさんある。
すずめも、今、いくつか、始動に関わってるものもある。

本当に、社会を憂うなら、
何か形のある事をしたい。

そういう志が、日本中のいろいろな所で生まれている。
その一つの形が、こういうイベントだ。

震災前は、こういう活動をする顔ぶれは、ある意味、決まっていた。毎年恒例のものもあり、活動母体がしっかりしたものもある。
だけど、今年は、全然違うメンバーによるものもたくさんあった。

イベントの企画運営はものすごく大変だ。
小さな集会場でも数万~、ちょっとしたホールだと100万もする。
シンポジウムなんかだと、無料のものも多いが、こういう資金調達。本当に大変だ。メンバーが足で、志を訴え、寄付を募る。
もしかして、このメンバーが足で企業や個人を回って、志を訴えるという部分が、最も社会的波及効果が大きいかもしれない。彼らは、お金を出してもらえるほど、出資者の心を動かすのだから。
それだけではない。たとえば、パンフレット。印刷費はバカにならない。
更には、郵送費。一部80円、メール便や他、最近は多少安いのもあるけど、1000人に送る切手代だけで8万だ。
それだけじゃない。演者への謝礼はボランティアにしてもらったとしても、交通費位は支払う所も多い。遠いと5万。宿泊代もかかる。

それだけ、大変な想いをして、当日、雨でも降れば、会場はガラガラ。
台風なんて来れば、もうアウトだ。

音楽を絡めたものは更に大変だ。
音響や照明のシステムの手配は高額。いろんなボランティアは集められたとしても、この手の実費はなかなか難しかったりする。
楽器は輸送費も高い。こういうのを賄うためには、寄付では無理で、チケットを売るしか無い。そのためには、数万の会場ではなく、ちゃんとしたホールを借りる。たとえば100万のホール代を賄うためには、何人呼ばなくてはならないか。。。それによって、出演者をどう、選ばなくてはならないか。固いヒトばかりでは、大人数は動かせない。そういうプランニングも重要だ。

何よりも大変なのは、リーダーだ。
ものすごくリスキーで、大変な仕事だ。
だけど、規模を大きくすれば、チャリティの金額も大きくなる。


不可能に近く困難な部分もたくさんある。
最初の志はどんどん、曲げられていく。本当は、この人を呼びたかったけど、この会場はこの日しか取れない、スケジュールが合わない。。。そのほか、細かいことがたくさん。一つを諦め、一つを死守して、80を狙ったけど20しか達成できない。。。外から見れば、批判は簡単だ。内部は見えない、見せられない。
批判されても、主催者はただ、謝罪するしか無い。


でも、世に出せた時の効果は大きい。

メディアが記事も書いてくれる。イベント自体の波及もあるが、記事による影響力も大きい。
何か訴えたいことがあっても、メディアはなかなか記事にしてくれない。だけど、こういうイベントにすれば、「ニュース」という扱いにしてくれる。
そして提言を記事にしてくれ、「世論」として育ててくれる。もっと言えば、書かないメディアも来てくれる。
良い記事を書いてもらおうとしたら、まず、記者に勉強してもらわなくてはならない。よく、「記者は分かっていない」という批判があるが、何かを訴えたかったら、まず、記者を育てることだ。そういう地道な努力があってこそ、書いてもらえる。シンポジウムは講演の中だけでなく、後の飲み会など、ものすごく、良いチャンスなのだ。昨今、癌や医療系の記事には秀逸なものも多いが、これは長年のこうした地道な活動の成果でもあるだろう。がん基本法その他なんかは、こうやってできた部分も大きい。


こういう流れの中、
すずめ的に、注目してるのは、プロデューサーという人材が育ちつつあるということだ。ひとつこういうイベントをやると、いろいろ学ぶ。次は、もうちょっと大きな事、志を通せるものができる。人脈も生まれる。次もやろうということになる。
そういうのを見てて、ちょっと気がつくことがある。
50代後半から60代の人たちのがんばりだ。彼らは、実にうまくリーダーシップをとっているように見える。エネルギッシュでもある。そのはずだ。だって、彼らは、かつて学生運動をやってきた団塊の世代なのだ。知的で志や理念を持ち、人生で培った人脈にくわえて、時間もある。ここに、今の学生たちも集まる。ゆとり世代だとか、批判もたくさんあるが、活動的な子はものすごく活動的。ヘタな大人よりも言葉遣いも態度もしっかりしている。何よりもネットや友人を通して、こういう会にアクセスしてきた積極性が良い。
彼らがもっと育つと、新しいタイプのプロデューサーという人材になっていくのではないだろうか。行動力、組織力だけでなく、志と理念を持つプロデューサー。世論をダイレクトに力にしていけるような。

面白い事に、ネットにはネガティヴな批判が花盛りだけど、
こういう場にはそういう人種は来ない。仲間内でもわざわざ誘ったりしないというのもあるだろうが、実際に、経験していくと、批判とは違った部分が見えて来るからではないだろうか。


もうすぐ3月。
震災から1年。
一つ一つは小さいけれど、
私たちの中には、確実に育ちつつある芽がある。

春よこい。

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2012年2月21日 (火)

エコの次にくるもの 糸世

エコの次にくるもの

昨夜は某集まりがあって、
飲み会。

その中で、ピンと来た言葉。
エコ
って、うまい言葉だったよね。

なるほど、そうだ。キーワードのデザインが良かった。
短くて、誰にでも覚えられる。誰も反対しない。
美談にも危機感にも仕立てられる。
政治的方便やテクニックの入り込む余地もある。
ファッションにも学問にもアプリケーションできる。

じゃあ、次のキーワードは何だろう。

最近、使い古されてて、ちょい、ダサイ気もしないではないけど、

きずな

かもしれない。
うーん、コレで良い言葉、無いだろうか。

英語で言えば、
bondか。。。

alkでひいてみた

きずな
• bond
• cement(人の)
• emotional ties
• knot(人とのまたは結婚の)
• ligament
• ligature〈文〉(結び付きを強める)
• link(人やものや出来事を)
• noose(自由を奪うものとしての)
• solder
• vinculum
• yoke(人と人との)


うーん、どれも違う。
たとえば、bondはもっと縛り付けるニュアンスを感じる
linkは漠然とした関係性。
近いとするとyokeかなあ。
でも、何かピンとこない。もっと重みというような意味合いもありそうだ。

実はこの集まりでは通信系企業さんも来てたんだけど、
そこでおもいついたのは、

wire (電線)
on line

そんな感じ。
この「つながり」には、何かラインのような、
方向を示せるものが欲しい。
辿るの指針にもなり、
支えにもなる。
それが、きずな。


日本語のきずな


語源としては、犬や馬などの動物をつなぎ止めておく綱のことを言い、平安中期の「和名抄」にも使用例が見られる。
離れないようにつなぎ止める綱の意味から、家族や友人など人と人を離れがたくしている結びつきを言うようになった。

うん。コレの方がピンとくる。

でもなあ、なんか、使われすぎてて、陳腐だ。
こういう使い古された言葉を使っても、新しい概念を訴求できないんだよね。


いろいろぱたぱたして。

で、
ひとつ、見つけた。

きずな

絆 っていう書き方が一般的だ。
絆創膏のバン

でも、もうひとつある

糸偏に 世 

世の中をつなぐ 糸

糸がつなぐ世の中

糸世

イトヨでも良い?


糸は、情報であったり、物流であったり、
心であったり、情熱であったり。

うん、良いかも?

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2012年2月14日 (火)

Season's Greetings:

Season's Greetings:


寒い日が続きますけれど、いかがおすごしでしょうか?
季節のご挨拶のカードです。

2012vls

Destined Encounter

Even when we have far apart
Distance can never change


Venus Eclipse on 14th Aug. 2012

今年、8月14日
月による金星食があります。

金星が、夜、2時半過ぎ、三日月の後ろに隠れて3時過ぎに、反対の暗い方から出てきます。広い天空での偶然の出会い。
月の砂漠に半月の金星が沈むさまは、どんな感じでしょうか?
それを想像して作りました。
月の嵐の大洋付近の地平線に金星が沈んで行く様子です。本当はもっと金星は小さいのですけれど、オレンジのようにおいしそうに描いてみました。
このころはペルセウス座流星群の季節。流れ星にたくさんお願いができそうです。


そんな素敵な出会いが、
みなさまに訪れますように。


http://suzume6.cocolog-nifty.com/

http://home.r05.itscom.net/bfree/NewFiles/smiles.html
http://www.geocities.jp/bosai2011/
http://www.geocities.jp/saigai2011/

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Season's Greetings:


Season's Greetings:


寒い日が続きますけれど、いかがおすごしでしょうか?
季節のご挨拶のカードです。

----------

Destined Encounter

Even when we have far apart
Distance can never change


Venus Eclipse on 14th Aug. 2012

今年、8月14日
月による金星食があります。

金星が、夜、2時半過ぎ、三日月の後ろに隠れて3時過ぎに、反対の暗い方から出てきます。広い天空での偶然の出会い。
月の砂漠に半月の金星が沈むさまは、どんな感じでしょうか?
それを想像して作りました。
月の嵐の大洋付近の地平線に金星が沈んで行く様子です。本当はもっと金星は小さいのですけれど、オレンジのようにおいしそうに描いてみました。
このころはペルセウス座流星群の季節。流れ星にたくさんお願いができそうです。


そんな素敵な出会いが、
みなさまに訪れますように。


http://suzume6.cocolog-nifty.com/

http://home.r05.itscom.net/bfree/NewFiles/smiles.html
http://www.geocities.jp/bosai2011/
http://www.geocities.jp/saigai2011/

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すずめ的社会科学 のつづき

すずめ的社会科学


最近、ちょい、気になってるキーワード。
ちょっと前の日記にも書いたけど、
社会科学


なぜ、気になってるかというと、ちょっと、モンクがあるからだ。

一つ前にも書いたように、
もしかして、デザインって、この「社会科学」をジで行ってるんじゃないかと思ってる。

だけど、デザイナという仕事をするようになってウン十年間、
デザイナには何ら、学問的な指針が示されたコトは無かった。
私たちは、
どんな自分とは合わないクライアントさんから仕事が来ても、受けるし、
がんばっちゃう。
すずめ的には、原発反対だけど、もし、ヒョンなことから、原発推進のポスターを作る仕事が来て、「もし」受けてしまったら、もちろん、他の仕事と同じくベストをつくす。
もちろん、受けないことも可能だけど、それも「どうかと思う。」たとえば、デザイナがみんなで、原発推進の仕事は受けないようにしよう!なんてのを決めて実行したら、原発推進の人たちは、ポスターを作れない。それって、どうなのか。。。
それって、プロフェッショナリズム的に「どうかと思う。」

で、
この「どうかと思う。」
ってのは、結局はデザイナの職分では言い切れないのだ。
社会として。。ってのはともかく、概念論として考えるとどうなのか。
それを、学際的に研究したヒトって、いるのか。。。いないんじゃないかな。
だって、現場のデザイナには届かないもん。
でも、デザイナたちは、渇望してるよ。
だって、私たちは、毎日、ワカランチンのクライアントさんにトンデモな事を言われて、「そんなの間違ってるっ!」って言い返せない。言い返す根拠の(平たく言えば、方便に使えるようなもっともらしいステイタス)のある言葉を持っていないから。

そういうジレンマから、ずっとすずめ的には、視覚の客観化をやってきたんだけど。。。
たとえば、「だって、見えなきゃダメでしょ。こんなに見えなくなるんですよ。」
みたいなコトが言えれば、ワカランチンさんたちも
「そっか、デザインが見えないってダメじゃん」って思ってくれるかも。。。っと。

だけど、敵もサルもの。。。「見えないからって、どーなの」「ウチはそんなの関係無い」「分かり易すぎて誤解される」っと、のたまう。。。ってのはともかく、
要するに、こういう具体的例示だけじゃ無理。あ、もちろん、それが重要なのは変わらないけど、それにプラスして、もっと、概念的な訴求っていうか、なぜ、客観化が必要なのか。。。理念。そっちも無いと。


そんなの何で分かって無いのか。
デザインは、日々、社会を動かしてる。政治家のじーさんが、会議でナントカつぶやいて書類に判を押して。。なんてのと同じ位、ってかおそらくはそれ以上に、社会を動かす力がある。
それなのに、
デザインを学問で研究してるヒトって、いない。
知覚心理学みたく、ドンピシャじゃん、っていう所にもいなかったし、
人間工学みたいな所にも、それほどいない。(こっちはプロダクト系の人はいるけど)

何で、社会科学の学者さんたち、デザインをテーマにして来なかったのか。
なぜ、デザインを学んだ者でそれをやったヒトが誰もいないのか。


すずめ的偏見だけど、
ここで言うデザイナっていうのは、一般大学を出て、ヒョンな事からデザイナになったようなのをイメージしてない。ちゃんと、鉛筆をカッターで削って、お絵描きが好きで、石膏デッサンがウン十倍かの倍率のビダイの試験に通る程の腕を持ってて、企業かどっかで実践を経験してて。。。ってのを意味する。もちろん、芸術学とか教育の美術ってのは、全く別モノ。

そういうヒストリーの上に、デザインをきちんと体系的にまとめた人って、無いって思う。
っていうのが、すずめの学者さんたちへのモンクでした。

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ビジネスの厳しさ

ビジネスの厳しさ

友人の話


ちょっと前の集まりで、
友人の話を聞いた。

5年位になるだろうか。もっと前かな。
彼女は離婚して、大阪から娘を連れて戻って来た。無一文だった。
文字通り、ゼロから出発。
もともと、いわゆる商才のある女性で、結婚前もいろんな店舗のプロデュースを手がけていたのだが。。。。東京でもその仕事を与えてくれる人がいた。
私と知り合ったのは、W大の産学連携の研究だった。昨今のご多分に漏れず、W大でもかなり取り組みがされてて、彼女はその一つの技術を使って、あるメニューというか、調理システムを作った。
しばらくして、新橋にお店を開店。順調に業績を伸ばし、二店目、3店目。。。ついには老舗デパートの人気の地域にある店舗のレストランにまで進出することができた。すずめは考えたことが無かったけど、こういうデパートへの進出って、すごいコトらしい。審査も厳しくて、余程信用されないと、できないとか。
女性の細腕一本で、そこまでできた。
彼女の話、結局は人、従業員。。。みんなが頑張ってくれるからできる。
そんな話を聞いていた。

でも。。。
今回、311後の、激動の顛末。

彼女のビジネスは月に3000万の支出がある。従業員の給与と、店舗の運営費。。そのほか。一日、ざっと100万を売り上げなくてはならない。311前、それに少し、陰りが見え始めていた。


しかし、311。地震。
いくつかの店舗は大変な状態になり、営業できなくなった。
デパートも、しばらく閉業。
他の店舗も材料が仕入れられない。
そればかりではなく、お客さんそのものが、外食に来てくれるような気分では無い。

一日、100万を売れないということだと、二日で200万の損失、
一週間で700万だ。一ヶ月で、3000万もの赤字を出したら、もう、立ち上がれない。

311の後、3月15日に、弁護士と、倒産を決めたそうだ。
まだ、この時点なら、店舗に魅力があり、買ってくれる人もいる。
従業員もそのまま雇ってくれるという。
彼女は倒産後の手続き、授業員の再就職の手配などに駆け回り。。。
とうとう体調を崩して入院。
。。。。。で、結局、すべてが終わった。

それでも、
そこから立ち上がり、また、別のお店のプロデュースをまかされて、
開店。うまくいっているらしい。


すごい。
よく、
「いえ、水商売ですよ」
などと、軽く揶揄した言葉がある。
だけど、こんなにすごいことなのだ。
毎日、100万の売り上げが無ければ、100万の借金をすることになる。
お店を閉める事態っていうのは、台風でもちょっとしたコトでも起こる。
水商売って、こんなすごい事との戦いの日々なんだ。
そして、
いかに、失敗しても、
また、きちんと這い上がるか。。。

すべては人
彼女自身も魅力的だ。
彼女は美人だけど、でも、本当に顔立ちが良いとか(あ、それも、良いんだけどね、スタイルが良いとかっていう美人じゃなくて、美人に見える美人。
すごく女性的でセクシーだけど、媚びてる感じじゃない。正直な誠実さを感じさせるけど、愚鈍じゃなく、包容力のある感じ。きっと、相手によっては弱い所も見せるのだろう。
学歴関係もそんなにすばらしいものじゃなくて、そこそこの女の子的なもの。
職業的には八方美人でもあるのかもしれないけど、そんな嫌らしくない。精神的な健康さ。明るさ。力強さ。とてもバランスの取れた良さがある。

彼女の話には、良い人との縁というのがあるけど、
でも、それは、彼女自身の魅力という資質があってこそだ。


水商売、

知らなかった。
知ってる人には常識なのかもしれないけど。
こんなすごい仕事をしてる人たちがいるんだなあ。

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2012年2月13日 (月)

原発の温度計って?

2号機温度が80度突破 制限超え
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1912251&media_id=2


もし、記事の通りだとすると、80度超えたというのは事実ではなく、
タイトルには、マスコミの恣意性を感じる。


だけど、論点はそこじゃないはずだ。
記事によれば、80度超えたというのは、温度計の不具合によるもので、
本当に高温ではないのではないかということにある。

そういえば、今までも、温度計の精度についての記事があった。もっと高温状態の時だった。やはり、高くなってしまい、でも、温度計が壊れているのではということになった。

しかし「不思議と」その反対は報道された事が無い(と思う)
温度計が、不具合で低くなってしまってるはずで、もっと高かったというのは、
記憶していない。


温度計の仕組みがどうなっているのか分からないが、
もともと、この温度計は、平常の状態で作られているはず。そこからの「変化」の度合いを「温度」として計測するのではないだろうか。
たとえば、普通の温度計をイメージすると、気温が30度から、壊れてどんどん60度に上がっていくというのは、考えづらい。
逆は想像できる。基準の温度から、動かないということ。

原発の温度計がどういうものなのか分からないが。


いずれにしても、温度計が信頼できないというのは、本当は怖いことだ。
温度に異常があっても、分からないということなのだから。

ヘッドとするべきは、

「温度計への不信」
であるべきじゃないだろうか。
80度超えなどという、いたずらにセンセーショナルな文言で釣っても、
すぐにバレる。

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東京電力は12日、福島第1原発2号機の原子炉圧力容器底部にある温度計の一つが午後2時過ぎに82度を示し、80度以下に保つとする保安規定に定めた制限を超えたと経済産業省原子力安全・保安院に報告した。昨年12月の「冷温停止状態」宣言後で最高値。温度計の誤差を考慮し80度を超えると「冷温停止状態」の条件を満たさなくなる。だが東電は他の温度計との比較から温度計の不良が原因との見方を強めており「冷温停止状態は維持できている」としている。

 圧力容器底部の温度は1月下旬から上昇傾向で、この温度計も6日午前7時に73.3度に上昇。7日に原子炉への注水量を毎時3立方メートル増やし、一時は約64度まで下がった。しかし再び上昇傾向を示し、11日午後9時に73.3度になり、さらに注水量を毎時1立方メートル増加させた。それでも効果がみられず12日午後2時15分には82度に到達。東電は同日午後3時半、注水量をさらに毎時約3立方メートル増やして同17.4立方メートルとした。だが午後6時現在で83.9度を示している。

 東電が温度計の不良とする根拠として、同じ高さにある別の二つの温度計がいずれも35度前後を示し低下傾向で、1.5メートル下の3カ所の温度計や格納容器の温度も低下傾向であることを指摘。また、問題の温度計の値の振れ幅が12日正午以降、約2倍になったことも故障との見方を強めた要因に上げた。

 松本純一原子力・立地本部長代理は会見で「ほかの温度計の傾向と完全に異なるし、温度のばらつきの度合いも顕著に大きくなったことから、相当な確信をもって温度計の不良と判断した」と述べた。東電は今後、さらに温度の推移などを分析し、温度計の不良と断定した段階で、保安院などに再び報告する方針。【岡田英】

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2012年2月 9日 (木)

車椅子:触らないでっ!

今日、駅での話。

或る駅で
ばっちりメイクして、
ヘアスタイルも完璧。
って、美女が、後ろからすーっとやって来た。
車椅子。車輪の所にはLEDとかついてて、
すーっと、完璧な車椅子さばき。

車椅子って、イロイロあるんだけど、
達人?はオーダーメードとおぼしき、かっこいいのに載ってる。
そういうヒトは、まあ、誰もサポートもいらないので、
すずめもスルー。

で、
乗り換えの時、
すずめと同じ駅でドアの所に来た。
本当はすずめの方が先だったんだけど、
もし、何かあったら多少、サポートができるかもと、思って、後ろに下がった。
だけど、こういう人、
プライドもあるだろうし、何もコンタクトはしない。

前にも書いたけど、すずめ的に、必要以上に声をかけることはしないようにしてる。。。。(ただし、視覚障害は向こうからこちらが分からないので、近くにいた場合にだけ、声をかけたりするけど。)


ところが、この駅、段差が大きくて、
ダンっと 落ちた。。みたいになって、バランスを崩しそうになった。

向かい側にもう一台の電車が待っていて、
それに遅れると、ドアに挟まれたりすると思って
(もし、そうだったら、ドアが閉まらないようにするボタンもあるので)
「大丈夫ですか?何かお手伝いしましょうか。」
って、後ろからそれだけ言ったんだけど。

さっと、手を払うようにして(って、すずめは触ろうともしてないんだけど)
「触らないで!」

っと、キツイ一言。


まあ、
相手は美女だし。。。それはそれで良いんだけどね。
すずめは、別に、車椅子とかナントカじゃなく、今まで、善意で声をかけた人に、そんなコト、言われたこと無かったので、かなりびっくりした。


だけど、それって、もし、あなたが車椅子じゃなかったら、
すっごく失礼なコトよ。
本当は、車椅子でも、失礼。

あなたが、もし、ブサイクなおじさんで、書類をばらまいたんだったら、
お手伝いしましょうか?っていう知らない女性に、
「触るな」
って言わないはず。
「すみません。でも、結構です」とかね。
それがマナー。


別に車椅子の人がどーのっていう意味じゃない。。。それから、これは普遍的な例だとも思って無いっていうか、わざわざ日記に書いちゃうくらい、あまり無いコトだと思ってる。


彼女のマナーは
少なくとも、一般的じゃない。
でも、私は、許される存在なのって、
もし、思ってたとしたら、一つの甘えじゃないかと思うけど。

そして、もし、他でも何度もこういうマナーを通していて、
すずめと同じ経験した人が、
すべての車椅子の人は「触るなっ」って思ってると解釈したら
それは迷惑かもしれないって、思ったんだけど。

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2012年2月 7日 (火)

本来なら即却下だけど。。。関西電力の大飯原発

■大飯原発4月再稼働めざす、地元同意なら…政府
(読売新聞 - 02月07日 03:19)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1904997&media_id=20


本来なら、即刻却下だけど、でも、これ、関西電力なのだ。
関西の原発依存率は5割を超える。
世の中の反原発派の人たちの論は、原発を動かさなくても電気は間に合う。。。というもの。でも出してくる数字は、全国の電気消費を平均したもの。偏在については言っていない。その偏在の最も核になるのが、この大阪。
大阪に、四国や中国から電気を送ってもらえるだろうか?中部は首都圏へのバックアップとして、残しておきたい。。。っと思うと、難しさが見えてくる。
四国も伊方だけは絶対止めたい。
中国は、島根の新しいのがあるけど。。。

そして、関西で死守しなければならないのは、
美浜 高浜の老朽炉。
コレは動かすべきではない。


さて、その上での大飯原発。


調べてみた。


原子炉 炉型 定格電気出力  運転開始日 設備利用率(2009年度)
1号機 加圧水型軽水炉 WH 117.5万キロワット   1979年3月27日 85.6%
2号機 加圧水型軽水炉 WH 117.5万キロワット   1979年12月5日 93.2%
3号機 加圧水型軽水炉   118万キロワット  1991年12月18日 78.5%
4号機 加圧水型軽水炉   118万キロワット  1993年2月2日 87.6%

3号機4号機はそこそこ新しい。
美浜高浜よりもはるかにマシだ。

事故の履歴にはこのようなものがある。

平成23年 7月16日、大飯原発で調整運転中の1号機で、C-蓄圧タンク圧力の低下により同機の運転を手動で停止したと発表した。

そもそも、この大飯原発は、ヤクザさんとの絡みで有名だった所だ。
いろんな情報、本当に出てるのか。。。
心配ではある。


でも、関西電力は
美浜、高浜、大飯 この3つのプラントしか持っていない。
美浜高浜はこんな感じ

美浜
1号機 加圧水型軽水炉 WH 34万キロワット  1970年11月28日 73.7%
2号機 加圧水型軽水炉  50万キロワット   1972年7月25日 72.8%
3号機 加圧水型軽水炉  82.6万キロワット   1976年3月15日 75.2%

高浜
1号機  加圧水型軽水炉 1974年11月14日  82.6万キロワット
2号機  加圧水型軽水炉  1975年11月14日  82.6万キロワット
3号機 加圧水型軽水炉  1985年1月17日  87.0万キロワット
4号機   加圧水型軽水炉  1985年6月5日  87.0万キロワット


うーん、コレよりはマシに見える。
大阪においてのみ、譲っても良いギリギリかもしれない。
そして、日本全国の中で、唯一、譲れるのが、これかな。


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以下、記事の抜粋

ただし、4月じゃない。
まだ、春はそんなに電力消費は大きく無い。
譲るとして、最短で6月末だ。
夏の消費分からだけ。

それまでは頑張ってほしい。
(国も、4月というのは、そういう魂胆じゃないだろうか。4月を延ばして。。。6月辺りに根負けするっていうような。関西電力がそれまでに停電とか起して見せるような作戦に出なけりゃ良いけど)


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政府は6日、定期検査で停止している関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)について、地元から一定の同意を得ることを前提に、今年4月頃の再稼働を目指す方向で調整に入った。

 (中略)
実現すれば、東日本大震災後初の原発再稼働となる。

 大飯原発3号機は昨年3月、4号機は昨年7月にそれぞれ定期検査のため、運転を停止した。

 昨年7月、当時の菅政権は東京電力福島第一原発の事故を受け、原発の再稼働を認める条件として、想定を上回る地震や津波が発生した場合の安全性を検証するストレステスト(耐性検査)を実施するよう電力事業者に義務づけた。その結果は経済産業省原子力安全・保安院と内閣府原子力安全委員会に加え、国際原子力機関(IAEA)も評価することになった。

 これを受け、関西電力は両機の再稼働に向け、昨年10~11月、ストレステストの1次評価の報告書を保安院に提出。保安院は今月8日にも評価を妥当とする審査報告書をまとめる見通しだ。IAEAも今年1月26日に大飯原発を視察し、同31日にはストレステストの結果の審査手法は妥当とする報告書の概要を保安院に提出した。

 今月8日の審査報告書の後は、原子力安全委の評価を経て、首相と官房長官、経済産業相、原発相の関係3閣僚が両機の再稼働について協議し、最終判断する。


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大飯原発:「見切り発車」批判続出…3、4号機安全評価

 関西電力大飯原発3号機、4号機の安全評価(ストレステスト)について、経済産業省原子力安全・保安院が妥当とする審査書案をまとめ、原発の再稼働に向けた動きが本格化した。だが、東京電力福島第1原発事故をめぐる政府などの最終報告書が出ない段階でのゴーサインに「結論ありき」「見切り発車」との批判は多い。再稼働の最大のハードルである地元自治体の理解をどう得ていくのか。電力需要が山場を迎える夏を前に、課題は多い。

 ◇福島事故の教訓、反映されず
 ストレステストを再稼働の可否に使うことには、原子力の専門家から疑問の声がある。諸葛(もろくず)宗男・東京大特任教授(原子力法制度)は「ストレステストは、(炉心損傷のような)過酷事故が起こるまでにどのくらい余裕があるのかを推定するためだ。安全を保証する合格点というものはない」と話す。

(中略)

 ストレステストに関する保安院の意見聴取会委員、井野博満・東京大名誉教授(金属材料学)は「どこまで余裕があったら安全性が担保されるという判断基準が示されないまま、評価結果を出すのはおかしい。福島第1原発事故で得られた知識を取り入れた上で、安全評価し直すことが先で、再稼働ありきの結果だ」と憤る。

 さらに、現在の耐震指針に基づく事業者の地震や津波の想定の妥当性について審議が終了したのは、東京電力柏崎刈羽1号機と同5~7号機、高速増殖原型炉「もんじゅ」、日本原燃の再処理施設のみ。保安院は「福島原発事故級の事故を再び起こさない」ことを合格点と説明するが、福島第1原発事故での教訓は反映されておらず、想定自体が妥当という保証はない。

 諸葛さんは「想定外の事故が起きても、適切に機器や職員を動かすことができるのかを含め、総合的に安全評価すべきだ」と警鐘を鳴らす。【河内敏康、関東晋慈】

 ◇再稼働「最後は政治判断」
 今後、ストレステストの1次評価の報告書を提出した他の7事業者12原発の妥当判断も相次ぎそうだ。

 各報告書によると、想定した地震より最大で2倍の揺れでも重要な機器類が壊れず、炉心損傷に至らないと評価。津波も想定より1.5~6.2倍の高さで見舞われても炉心損傷しないとしている。炉心の冷却に欠かせない全交流電源が喪失しても、電源車の活用などで炉心損傷に至るまでに余裕があるとした。いずれも関西電力大飯3、4号機と同水準の数値が多い。深野弘行・保安院長は「原発ごとにきちんとみる」としているが、他原発で「妥当」を否定する材料は見当たらない。

 国際原子力機関(IAEA)は今月23~31日に来日し、大飯原発3、4号機の結果を例に、日本のストレステストの手法の妥当性を評価する。その後、内閣府原子力安全委員会が保安院の結果を確認した上で、野田佳彦首相と、藤村修官房長官、枝野幸男経産相、細野豪志原発事故担当相の3閣僚が、地元の合意を得ながら再稼働の可否を判断する。

 現在、54基ある原発のうち定期検査などで停止しているのは49基。残りの5基も4月末をめどにすべて定期検査入りで停止する。再稼働がなければ、発電量の3割を占めていた原発がゼロで今夏を乗り切らなければならない。

 原発の再稼働がない場合、国家戦略室の試算では、昨夏並みの暑さならば東京電力管内で13.4%、関西電力管内で19.3%の供給力不足に陥る。政府は省エネ機器導入などを促す政策を進めているが、「効果は不明」(経産省幹部)という。野田首相は「(再稼働を)お願いしないといけないときは、経産相なり、私なりが直接行って、首長や住民の皆さんに説明することが最後には必要だと思う」と述べ、自ら地元の理解を求めに行く考えを示している。

 大飯原発が立地する福井県の石塚博英・安全環境部長は保安院の判断について「現時点でコメントできない」とした上で、「福島の原発事故で得られた知見を反映した新たな安全基準を国が示すことが不可欠だ。ストレステストだけでは原発の再稼働の判断材料とすることはできない」と語った。経産省幹部は「最後は政治判断しかない」としている。【野原大輔、安藤大介】

毎日新聞 2012年1月18日 23時22分(最終更新 1月19日 0時37分)

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2012年2月 6日 (月)

すずめ的 社会科学

ご存知の通り、すずめは最近、原発系討論コミュで、暴風雨の中、飛び回ってんだけど。
そこでつくづく思うコト。

やっぱし、科学的って大切なんだろーな。


で、
思ったコト。
ここ何年か、すずめは知覚心理学の学者さんたちとイロイロやってた。でも、彼らが学会に出すのって、意外に、すずめたちデザイナは昔から知っているコトだったりする。それを学問で証明してる。
逆にデザイナが知ってるコトを洗い出して、それを知覚心理学でまとめていったら、かなり高度なコトができるんじゃないかなって、思ったりする。

って、デザイナの感覚って、ホントは侮れないんじゃないだろうか。

例えば、日銀 短観なんて発表されるけど、ああいうの、みんな、どこまでマに受けるんだろう。でも、デザイナはもっと大まじめにああいうの、やってきてるのだ。そして、大きな確率で当たってきた。
デザイナがデザインするものって、だいたい、6ヶ月後にやっと市場に出る。だから、今企画してるものは、6ヶ月後に、流行るものなのだ。しかも、具体的にシビアに考える。
たとえば、6ヶ月後に景気が低迷すると思ったら、いろんな機能をくっつけてゴージャスにするんじゃなく、そぎ落として、価格を下げる。。。。それも大きく落ち込むと思ったら、いっぱい削ぐ。それほどじゃないと思ったら、少しだけ。それが100円分なのか、300円分なのか。。。具体的にシビアに決める。
で、コレが外れたら倒産だ。多くのメーカーが倒産して無いってコトは、かなりの確度で当たってるってコトだ。

ってエラそうに言ったけど、実は常識。

ニチギンとかの偉いヒトは、「じゃあ、具体的に市場がどうなるか、言ってみろ」って言われても、答えられないんだろう。だって、6ヶ月後にはどうなったか、すぐバレちゃうし。

さて、じゃ、何が流行るか。

ファッションの科学

どうやって見つければ良いか。
昔すずめがずずめのガッコのセンセをしてた頃、
チイパッパってどう説明してたかというと。

丸井(近所にあったデパートね)の一階から
ざっとその階の全体を見渡して、一番きれいな色をめっける。
2階でもざっと、見て、一番きれいな色。。。
だいたいきれいな色っていうのは、店員さんたちが、自分の受け持ちのブランドの一番売れそうで目を引く商品を上の方にディスプレイしてる。他にもそのブランドのテーマカラーとかをメインに使ったポスターとかがドンっと出てたりする。だから、普通に見てるだけで、それが目にとまる仕掛けになってるのだ。
で、最上階に行くまでに、その年の一番の「素敵な色」が分かる。
で、上まで行ったら、今度は、その色のコートを買おうと思いながら降りて来る。
その時に、その色のコートと一緒に並んでる他のコートの色を一緒に見る。
たとえば、オレンジって言ったって、いろんなアプローチがある。ナチュラルなイメージの中でのオレンジ。たとえば蜜柑のような。。なのか、もっと人工的な扱いのオレンジ。たとえばブラックやホワイト、グレイと組合わさってるのか。。。
コートの棚には、同じデザインで、ベージュやグレイ、黒。。。なんかもある。オレンジと同じラインにある色が、有彩色(例えば茶系)か無彩色(グレイや黒)か。白っぽいのか、黒っぽいのか。ナチュラルテイストなのか、人工的なのか。。。
同じデザインのコートのラインナップを見ると、全体の色としてのコンセプトが分かる。
これを見ながら降りてくる。

さて、この時、頭の中に仕入れた色が、
今、一番イケてるカラーリングだ。学生さんたち、課題の平面構成とかに使うとイイかも。センセイも世の中も、みんなその色の気分だし、何よりも自分自身、その色がキレイにみえるはず。

で、

でも、これだけでは芸が無い。
その次を考えなければ先端じゃない。
その次は、どうやって考えるか。すずめ流。

そのコートを買った気分になる。今年はそのまま着る。
で、来年もそのコートを着るとき、マフラーをどんな色にするか考えてみる。
去年、同じラインに並んでた色をヒントに。
オレンジを基本に、自分らしい新しさを出すために。
たとえば、若草色を合わせてみようとかね。

それが、次のトレンド(のキーワード)だ。流行って、突然、ぶった切ったように新しいものは始まらない。必ず、前の要素を引きずってくる。コートの色はそのままで、そこに方向性を変える色として何か。
これが今の色、次の色のめっけ方。

すずめオリジナル。


さて、元に戻って、
ニチギンの予測なんてあてになんない。。。

そんな批判ばっかしてもしょーがないので、すずめはどう、予測してるか。
書いてみる。
当たるか当たらないかは、1年後に分かる。乞うご期待。


さて、
何がどう、流行るか。実は半分は決まってる。
目先のハナシとして、この春夏の流行色協会の発表によれば、
きれいなお花。それから、空の明るさ、暗さ。。という明暗のくっきりしたイメージ。

モノトーンじゃなく、水や花や、自然由来のきれいな色。
明度のコントラストも効かせたデザイン。
丸井のエスカレータを登っていくと、そういう色が目についたんじゃないだろうか。


そして、秋冬はまだあまり見えてないけど、ブラウン系、ペールなパステル。サンド(砂)をイメージするような。。。。

要するに、この二つの方向性は、有彩色だ。

というのが、目先の話。

さて、じゃあ、すずめ的には、この後を占いたい。
来年の暮れ、新年。
どういう流れにあるか。


おそらく、
東北の復興の具体的なイメージが見えてくるだろう。そういう写真が、映像でたくさん流される。本物はできていなくても、CGもあるし。

さて、その復興の形 デザインはどういうイメージになるか。

すずめ的には
コンクリート プラス きれいな有彩色

だと思っている。
経済的理由で、たとえば重厚感のある木、マホガニーや、大理石は無理。
しかし、明るいナチュラル系、たとえば、明るい木の北欧風イメージもNGだ。
なぜなら、今、東北では、津波にさらわれた木々やそういうナチュラルなものが腐った臭いで辟易してるだろうから。
だから、素材のベースはコンクリートだろう。
コンクリートなら、津波に流されない。
でも、コンクリート、そのままだと、津波の廃墟に荒涼としたイメージになってしまう。
だから、ここに、きれいなイメージの「色」をプラスする。
ペンキだとか、安価な方法で。

ここに合わせられる色の可能性としては二通り
ベースはコンクリートカラーだけど、その上に、

パステルカラー 
ビビッドカラー (もしくは強い色、例えば濃紺。。プラス ピンクなどというように)

さて、どっちだろう。すずめ的に、後者が先に目立つと思う。
なぜなら、震災以来人は「強い日本」を望んでいるから。

コンクリートのグレイ プラス ストロングカラー
近くで見ると、それほど高級には見えないけど、写真で映像として流すと、そこそこインパクトがある。マスメディアジェニックなデザイン。

東北におけるコンクリートっていうのは、それなりに骨太で、良い選択だと思うけど。
このイメージをそのまま他のデザインに流用するとどうだろう。

マスメディアジェニックって、要するに見かけ倒しのかっこよさ。
だけど、家具にしてもアパレル(ファッション)にしても、それほどお金(無いし)がかからなくて、インパクトはある。
そういうものを、世の中は望むようになるのでは?

ファッションでは、スキッと強い、マニッシュな感じのものが出て来るかもしれない。ちょっと、コンサバティヴな。


そして、その次は。。。世の常として、強いものへの失望から、今度はフェミニンな方向へ行くかも?

ここから先は遠い所までの推理。

流行とは、流れをぶった切って突然始まるのではなく、
前の流れを残す感じで始まる。ちょうど、コートのマフラーのように。
強いものを残して、もしフェミニンが現れるとすると。。。
いわゆる、家長 VS 妻 という形でのフェミニンかもしれない。
強いものに頼る意味での美しきフェミニン。要するに保守的な構造の。。。たとえば、クラシックな。
洋服だと、今のような露出の大きなものではなく、胸の空きも小さく、
ウェストマークした女性的なもの。ピンクや甘さの効いた。


ただ。。。これは、きっと2、3年以降。
流行としては、そうだけど、
社会的方向としては、もっと違う形かもしれない。
強い存在は、必ずしも家長や男性ではなく、
女性かもしれない。若者や、(家長という意味ではない)高齢者かも。
そういう新しいパワーバランスが生まれる、端緒ができてくるかもしれない。


っていうすずめ占い。

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2012年2月 5日 (日)

首都圏に大地震が来たら、 今、できること。

首都圏に大地震が来たら、 今、できること。
■首都直下地震の想定見直し、M8級も検討へ
(読売新聞 - 02月04日 20:34)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1902988&media_id=20


首都圏に大地震が来た時、どう、帰宅するか。
地図を作りました。 (無料です)

http://www.geocities.jp/bosai2011/

首都圏に大地震が来たら、
今、できること。


直下型18タイプの地震資料 (内閣府)などのリンクもあります。

http://www.geocities.jp/bosai2011/jisin1b.html


私は311の日、
帰宅難民をしました。
その時、地図が無くて、かなり体力を無駄に消耗しました。
震災の後、
自分に何かできないか、
それを思って、
個人で作ったものが、上の地図です。

誰かの役に立てたらと思います。

首都圏のこうした地図は
有料のものはいろいろありますが、
無料のものはあまり無いと思います。

もし、本当に地震が来た時は、
電気が使えません。
是非、プリントしてお持ちになることをお勧めします。


補足:

東京都他は、もし、地震があった場合、無理に帰らず、施設内にいるべきとしている。しかし、実際にはどうだろうか。

多くの会社でも、昼間は営業マンは外に出ていることが多い。
また、買い物に出ている主婦はもちろん、通勤通学途中の電車内で被災した場合は、所属していない施設にいることになる。
駅構内に、それほどの収容キャパシティがあるはずも無い。
また、地震の後は、余震が続く。古い高層建築や、地下鉄構内で余震に耐えながら夜明かしをする勇気のある人ばかりでは無いだろう。
たとえば、日本橋のデパート群など(耐震補強はされているとは言え)古い建築だ。デパートは、買い物客を中に留まらせて絶対に倒壊しない、責任が持てるだろうか?
帰る選択をする、それしか選択できない人の方が多いのではないだろうか。


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 内閣府は2012年度から、首都直下地震対策を見直し、関東大震災(1923年)のような相模トラフ沿いで起こるプレート境界型の巨大地震についても対策を検討する。

 13年春をめどに、震度分布や津波の高さの想定をまとめる。

 相模トラフ沿いのマグニチュード(M)8級地震は200~400年間隔で起こると考えられ、今後100年以内に発生する可能性が極めて低いことから、これまでは検討の対象外だった。しかし、東日本大震災が防災上の想定を超えた規模だったことを教訓に、考えられる最大規模の地震を対象に加えることにした。

 また、これまでの首都直下地震対策の対象である東京湾北部や立川断層などを震源とするM7級の18タイプの地震についても、最新の研究成果を踏まえ、被害想定を見直す。今年度まで続いている文部科学省の重点調査では、海のプレート(岩板)が陸のプレートの下に潜り込む深さが、従来の想定より5~10キロ浅いことなどが判明。これまでよりも震度の想定が大きくなる可能性がある。

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