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2011年11月17日 (木)

見えたら邪魔なもの

一つ前は、見えないことで不便なガラスの例の話でしたが、
今度は見えて邪魔なデザインの例

最近、よく公共建築などの床面に様々な意匠を凝らしたものを見かける。
これも、時として、ロービジョンの人たちには快く無いデザインだ。
なぜなら、「階段」や「段差」に見えてしまうものもあるのだ。
彼等にとって最も注意しなければならないのは、転倒だ。駅のホームへの転倒はもちろん危険だが、階段も危ない。
(階段や段差があったら、声をかけてあげるのも良いかもしれない)
白杖を使っていても、いつも注意深く歩いているわけではない。慣れている安全そうな所はもちろん、さっさと歩く。でも段差がありそうだと思ったら、注意深く白杖で探るという。
大概、階段の段のハナ(階段のステップの角)には滑り止めなどがついていて、それが縞に見えるという。縞状の物が見えたら要注意。こういう縞は突然ある段差にも付けてあったりする。
ところが、昨今、床にこういうものと近いデザインが描かれているものが、まま、ある。
六本木に出来た美術館の床面の例を見せてもらった。床面に一定間隔で黒っぽい縞が描かれている。写真に撮られると、まさに階段そのものだ。こんな所で、錯視実験やってる?


もちろん、設計者はこんな事には気づかなかったのだろう。
世の中に、こんな事を知っている人はどの位いるのか。
私も、自らがロービジョンの建築士に聞いて初めて知った。

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