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2011年11月10日 (木)

もひとつ トイレの世論

これは10年以上前の話だが...

様々な所に障害者用トイレがちらりほらり作られ始めたころ。
そのトイレを男性、女性、どちらの側につけるべきかという議論があった。
両方付けられればそれに越した事は無いのだろうが、スペースは限られている。また、当時は使用頻度が限られているせいか、閉鎖されている所もあったようだ。聞くと、犯罪防止のためとのことだった。時々ウオッチングのために入ってみると、ホコリをかぶっていて、いかにも使用されていない感じの所も多かった。

一番良いのは、どこにでも作られることだろうが、アクセスの良い場所というのは、限られている。たとえば、百貨店やスーパーの良い場所というのは、シビアに一坪あたりの効率が計算される。それいかんでは年間の売り上げが大きく違う。儲け主義という批判もあるかもしれないが、それによって、従業員のクビだって切られるし、潰れることすらあるのだ。
そんな事情の中、理想のトイレを追いかけていては実現は遠い。だが、「ファミリートイレ」なら、意外に効率は良いはず。たとえば、極論を言えば、今まで男性、女性と二つ作っていたものを、一つにしても、スペースは変らないかもしれない。それだったら、街中の小さなスーパーでも可能ではないだろうか。


そこで、
「障害者用トイレではなく、誰でも使えるトイレにしたらどうでしょうか。オムツ替えやベビーカーの置き場があったら赤ちゃん連れに便利。お父さんと小さい子が一緒に入れるのもいいし。」
というような事を書いて新聞に投書した。
すると、いろいろな反応があり,最後には投書欄で、ちょっとした特集もできた。

反対意見と賛成意見。
今は当然の「多目的トイレ」。しかし、当時は「反対意見」の方が多かったのだ。

「男性女性、両方つくるべき」
「障害者専用に限るべき」
「その位の社会貢献は全ての施設がするべし」

障害者は我慢ができない時がある。そんな時に、使用中になっていたら、困る。この間も長々と待たされたら、中年のおばさんが出て来た/デパートもスーパーも障害者用トイレを各階に作る位のことをしてもいいのではないか?...云々。

今は、多目的トイレが当たり前で、「障害者専用」としたら、おかしいと感じるだろう。

変ったモノだ。
でも、10年かかった。

10年...
長く感じるが、
よくよく考えるとそうでもないかもしれない。何十年経っても変らない矛盾はいっぱいある。
そんな中で、10年の間にちゃんと変っていることを考えるとすごいとも言える。

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