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2011年11月23日 (水)

文字の表記の標準化

2010年08月17日03:23

某所で小耳にはさんだ話題。


日本語の文字、カタカナの表記について、
昔から、イロイロ問題になってたけど、
最近はどうなんだろう。。。
ちょい、調べときましたので。

現在、カタカナ表記には、いろんなスタンダードがある。

以下は

外来語(カタカナ)表記ガイドライン 第2版
テクニカルコミュニケーター協会
カタカナ表記検討ワーキンググループ

が検討したネタってコトだけど。


1 記者ハンドブック第9版 株式会社共同通信社社団法人共同通信社 2002/4
2 記者ハンドブック第10版 株式会社共同通信社社団法人共同通信社 2006/4
3 新聞用語集 日本新聞協会 新聞用語懇談会 1996/10
4 最新版 朝日新聞の用語の手引 朝日新聞社 朝日新聞社用語幹事 2002/5
5 毎日新聞 用語集 毎日新聞社 毎日新聞社 2002/2
6 読売新聞 用字用語の手引 中央公論新社 読売新聞社 2005/2
7 NHK ことばのハンドブック 第2版 日本放送出版協会 NHK放送文化研究所 2005/11
8 NHK 日本語発音アクセント辞典〔新版〕 日本放送出版協会 NHK放送文化研究所 1998/7
9 基本外来語辞典 東京堂出版 石綿敏雄 1990/9
10 官公庁のカタカナ語辞典 第2版 三省堂 三省堂編修所 1998/3
11 Imidas 現代人のカタカナ語 欧文略語辞典集英社 イミダス編集部 2006/4
12 大辞林 第二版 三省堂 松村明 1995/11
13 JIS工業用語大辞典 第5版 日本規格協会 日本規格協会 2001/3

それぞれ、どう、違うか、イロイロあるんだろう。

この報告書でも触れてるけど、
イロイロ複雑だ。

http://www.jtca.org/ai_collaboration/katakana_wg/katakana_guide.pdf


説明には多くの例示がある。その中には、ここ10年の間に普及した新語も多い。
自然発生的に使われ始めたもので、日本語としての表記法や他の専門分野との整合とか、考える間もなかったろう。特に、専門分野から派生したもの(コンピュータ用語なんか、そうだろう)は、グローバル化の中、もとはアルファベットだったものも多く、難しそうだ。


この流れの中で、興味深いのは、語尾の長音だ。
ちょっと前、マイクロソフトがどーのっていうニュースがあったけど、アレ、もう一度まとめておくと。。。

ググると、こういうページがある。


http://www.hi-ho.ne.jp/hida/radio15.htm

(もっと公的なのがめっかると良いんだけどね)


外来語の表記の中で、

デザイナ デザイナー
コンピュータ コンピューター
ドライバ ドライバー
みたいな、最後の長音。
コレに関して、どうするか。
今のところ、大雑把に言って二つのスタンダードがある。

一つは、
http://www.konan-wu.ac.jp/~kikuchi/kanji/gairai.html
http://www.konan-wu.ac.jp/~kikuchi/kanji/gairai.html

内閣告示・内閣訓令としての国語規範
(一般の社会生活において、現代の国語を書き表すための、外来語表記のよりどころとして、平成3年(1991)「外来語の表記」)

ざっと言うと、
長音は原則として長音符号「-」を用いて書き表す。ただし、慣用に応じて長音符号「-」を省くことができる。と示されてる。(原則は「-」はつけるってコト)

でもって、もう一つのスタンダード。
JISだ。こちらでは、上のような規定とは別に、辞書のような形で用語集が出ている。その多くは「ー」が入っていないらしい。そして、 「規格の様式」の中では、「末尾に長音が付く言葉は、3文字までならそのまま記述する。 3文字を超える場合は、末尾の長音を省く」ということ。
また、それは、それぞれの専門分野の慣習に従うっていうモノだった。

http://www.jisc.go.jp/app/pager?id=12239


っていう、アバウトな状況だったんだけど、
ここに来て、っていうか、結構前だったんだけど。。。マイクロソフトがこんなアナウンスをした。

ググってみると、結構前って、去年だったのね。


http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3491


要するに。。。
JISじゃなく、国語審議会の方を採用。長いモノには巻かれてぐるぐる。。ってコトね。さっすがマイクロソフト。新聞なんかもこっちのスタンダードだから。。って。まあ、いいけど。


続きは明日。


昨日の続き

----

っていうのが、現在の状況と、その背景。

さて、こういうの、すずめ的にはどう、考えてるか。
勝手な言い分を聞いて欲しいんだけど。

ようするに。。。
日本語の「標準化」


今、上の議論には、「教育現場」は出てこない。
それが出てくると、国を挙げての洗脳が始まる。
学生は、こんぷ~たー の最後の ー が無いと、テストでバツになるので、絶対、つけなきゃいけなくなる。
こうやって、かつて、文部省は、日本語から を の音や、ゐ とかの文字とか殲滅したワケだ。
すずめたちは、英語のアールとエルは聞き分ける練習をさせられるけど、こっちの音の差を聞き取る事は教えられない。これは、日本の文化に対する、大罪だって思ってるんだけど。
標準化にはそういう落とし穴がある。


漢字も標準化がきっちりされてる。すずめたちは、気がついた時は、その標準化にどっぷり漬かってたので、ヘンだとも思わなかったけど。。。

たとえば、きへん/木へん 林とか杉とか橙のヘンとか、木っていう字。
この真ん中の棒ははねない。
はねちゃいけない。はねるとテストじゃバツ
だから、教養高きニホンジンははねない。
だけど、木の真ん中、はねた方がおしゃれだと思わない?
はねたって、木 って読めるよね。
そもそも、「間違い」ってどういうコトなのだ??
実は、日本の文字は康熙字典っていう、中国の辞書が基になってる。康熙字典以外でははねてる「木」もあるんだけど、コレに決めたので、はねちゃイケナイのだ。

はねた「木」を教科書や活字にしちゃいけないというのは分かる。だけど、はねた日本文字は「間違い」という了見には、すずめ的に納得がいかない。
なぜなら、文字は、文化だから。

だから、「法」や「都合」によって、禁止され、「間違い」とするんじゃなく、人が使いたければ、是とするものであるべき。そう思う。


上の表記法も、
すずめ的には、各々の専門分野での慣習を良しとした、JISのスタンスに共感する。

更に。。。
トンデモすずめが、寝言的に、主張するなら。。。
個人や、いろんな分野、仲間で、それぞれのスタンダードがあっても良いんじゃないか。
ニュースや新聞は、各、企業のスタンスで行けばいい。
教科書も、テレビも。。。
でも、「間違い」としてはいけない。
もっと、ゆる~くて良いんじゃないかな。
コンピュータも進化してるし、そういう「緩さ」にも対応できるはず。

国や、エライ機関が決めたものが「正しい」
それ以外は「間違い」
そんなのヘン。


この寝言を進めると...昨今、若者の日本語が「乱れてる」って言われるけど。
すずめ的にはアレはアレで良いって思ってる。
すずめのニホンゴだって、アレだしね。

英語と米語。
300年前は同じだったはず。
だけど、変わってきた。江戸時代のお侍さんのコトバも、時代劇と同じとは思わないけど、今のすずめたちのとは違ってたんじゃないだろうか。
言葉は自然に変わっていくもの。
混乱を防ぐためのルールは便利かもしれないけど、
そして、それぞれの美意識は変化に左右されることなく、保ちたいと思うけど、
変わるのが、自然。

この「変化」を「嘆かわしい」として、「守るべき」と主張されてる。
それはそれで良い。だけど、守るための方策と、
美意識のあり方やルールは別のはず。

自然に、
それぞれが、自分の美的感覚を大切に、
言葉を使って行けたらいいな。
標準化などしないで良い。
お行儀悪い言葉も、ミョーな表記も。。。
日本語には、そういうのも自然に包み込む力があるんだから。

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