« もひとつ トイレの世論 | トップページ | 掃除機に騙されるな! »

2011年11月10日 (木)

うちにもあった ウン十年前の乾燥機

昨日、今日、寒さも本番になってきた。寝る前にベッドを暖めるととても気持ちがいい。
今年もそろそろ...と思いながら、はたと思った。
そういえば、布団乾燥器、何十年も前のものだ。まだしっかり動くし、何の不便も無いが、これはマズい。
他の物ならまだしも、電熱の物は危ないだろう。

つい、2、3日前、消費者協会関係の人に結果が出たばかりの、家庭にある古い家電に関する調査も見せてもらった。うろ覚えだが、500近い調査で回答率はものすごく高かった。関心が高いのかもしれない。だが、この結論を、これからどう分析するかが難しいという。
「何か、古い物で問題がありましたか?」と聞くと、みんな、「そういえば、こんな事もあった。あんな事もあった...」といろいろ出て来る。たしかに大きな問題につながるものもあるのかもしれないが、そこら辺は分からない。聞かれれば言うが、聞かれなかったら出て来ない程度の物も多いように見えるというのだ。その中で、本当に危険なものを抽出するのが難しい。こんなデータをどう、世の中に出したらいいのか。不用意な事はできないという。


メーカー、販売店側は、これから作るものには、小売店がユーザを追いかけるという仕組みを作ろうとしているらしい。だが、それにも問題がある。こういう情報をどう考えて良いのか...
という問題があるにしろ、これから販売されるものには、いろいろなストッパーが考えられるだろう。だが、今まで生産した物に関してはどうか。

特に、家電には一年に何度かしか使わないものもある。
たとえば....
家にもある。古い家電。
布団乾燥器だ!昔、叔母にもらったものだ。


布団乾燥器は、30年程前にヒットした。この時代に買った家は多いだろう。(叔母もそうだったと思う。)その頃40代だとすると、70代。危ないのは,ストーブなどのように、有人の部屋で使うのではなく、無人の部屋で使うこと。布団は燃え易い。乾燥させた上で発火したら、あっという間に大火事になる。
一年に何度かしか使わない家が多いはずだ。だが、消費電力も大きいので、中の電熱線にも経年の負担は大きい。でも、そんな所は私達の目に見えない。が、事故が起こってからでは遅い。

今日、仕事の帰りに、買いに行こう。そう思った。

そう、思いながら...

こういう「危ない情報」をどう、ユニバーサル化するか。
これは重要、且つ、緊急の問題でもある。
ストーブや扇風機の事故は繰り返し繰り返し、メディアが取り上げた。ナショナルは、啓蒙の宣伝を頻繁にかけている。これは何億もの損失だろう。しかし、そのコマーシャル、社会的貢献は大きい。とうに使用期限を過ぎたようなものに関しても、莫大な金額をかけて責任を取ろうとする企業の姿勢は評価されるべきだ。

しかし、これだけ流しても、どれだけの高齢者が買い換えをしたか。
実際に、粗大ゴミを廃棄する手続きをして、古いストーブを捨てたか。新しい扇風機/ストーブを買ったか。
もしかして、娘に言われても、聞かないかもしれない。「うちのは大丈夫」だと。

ネットやテレビ、チラシ、手紙、娘からのアドバイス...いくつものメディアがあっても、伝わらない事もある。これが,高齢者への情報伝達の難しさだと思う。もちろん高齢者だけでないだろう。

こんな大変な問題。
一つの方法では無理だろう。さまざまなフィルターですくうしかない。その中の小さな一つ。
「街の電気屋さん」のローラー作戦。昨今家電量販店に押されて、小さな昔ながらの「電気屋さん」は苦戦している。だが、彼等の力は侮れない。単なる販売員ではなく、昔ながらの接客や技量などを持った人も多い。彼等に、「ご用聞き」のように活動してもらう。
「おばあちゃん。寒くなったけど、ストーブ、どうしてる?」
「それ、いつごろ買ったの?」
「ストーブ、いくつあるの?」
「1階のは新しいけど、2階のは古いんだね。。。。」
学生の「調査ボランティア」も良いかもしれない。各家庭を何人かで組織的に回る。
いずれにしても、聞き方や訪問の仕方、データの取り方など、ノウハウがいる。こういうのを家電協会が推進するのはどうだろう。

マスのメディアを通した情報の限界を、ローカルな、小さなメディアで補う。
これからはそういう時代かもしれない。放っておいても、口コミやコミュニティから情報が伝わる時代ではない。特に高齢者は。

しかし、問題もある。
こういう方法、訪問詐欺と同じような物に見える。否、一歩間違えば、訪問詐欺に発展しかねない。
情報の流出に関しても。
そこら辺をどうするか...

|

« もひとつ トイレの世論 | トップページ | 掃除機に騙されるな! »

ユニバーサルデザイン/ロービジョン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1210811/42954880

この記事へのトラックバック一覧です: うちにもあった ウン十年前の乾燥機:

« もひとつ トイレの世論 | トップページ | 掃除機に騙されるな! »