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2011年11月17日 (木)

病気の見本市

今日は、ホントはまた日本語のユーザビリティについての続きを書こうって思ってたんだけど、
ちょっとおもしろいモノ、見て来たので、そのレポートします。

■「3大疾病展」読売新聞社

http://www.sunshinecity.co.jp/sunshine/event/e0094.html

内容を引用させていただきますと。

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日本人の死因の6割を占めるがん・心臓病・脳卒中のいわゆる3大疾病について“見る・知る・触る・体験する、そして解る”をコンセプトに解りやすく解説!
病気にならないための予防についても説明します。また、会場では毎日AED講習会を実施します。

[展示内容]
■がん
胃、大腸、肺、肝臓、乳、子宮、前立腺の7大がんに焦点を絞り、発生、診断、治療、予後、緩和ケアなどの観点から解説します。

■心臓病・脳卒中
虚血性心疾患、不整脈、血管病、脳卒中を中心に発生、診断、治療、予後、緩和ケアなどの観点から解説します。

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なーるほど、
毎日、AEDの講習会だなんて、ちょっとオトクかも?

今日もチラと話してたんだけど。。。。
水道水で癌になるとか、
今の野菜はみんな栄養が無いから、サプリが必要とか、(コレ飲めば癌にならないってサ)
ビョーインの薬はみんな石油から作られてて、カンゾー癌になるとか。
一般人してると、
そりゃまあ、想像力豊かな、いろーんな情報が耳に入ってきます。
どれもみんな大マジメ。バッカじゃないの?って思っても、そういうのを指摘するヒトって、
KYって言われちゃったりします。


あ、
でも、すずめも。。。
そういうのがダイエットがらみだと、
バッカじゃん。って思っても、つい、クラっと来てしまったり(;´ρ`)

ってワケで、行ってきました。

そうそう、本もあるそうです。
いらっしゃれない方は本でもいいかも。
三省堂ってコトですから、アマゾンでも買えると思います。

■ 三省堂  「ビジュアル版 3大疾病の教科書」   上の展覧会の公式ガイドブック
hthttp://www.sanseido-publ.co.jp/publ/sandaishippei_tb.htmltp://www.sanseido-publ.co.jp/publ/sandaishippei_tb.html

ってワケで、一つ前の続き。


実は行こーっかって思っても、軽いノリでした。
そーしたら、まあ、ゴージャスな内容。


一言で言うと。

病気のホンモノを見てしまった。
触ってしまった。


「病(やまい)」というと、すずめたち一般人にとっては、
突然のインフルエンザだったり、家族の入院であったり、ドラマや本で見る死にゆく少女の物語だったりします。自分のインフルエンザは、もちろん身体の中でどうなってるか、見えっこないし、家族の病気は、その近さにもよりますが、でも、本当は何が起こってるのか、医師の言葉から推測するしかありません。物語の場合は、胸を締め付けられるような感情は持ってしまうけれど、でも、それがどういう機序によって起こっているのかなど、ストーリーとしてしか理解出来ません。

癌というのは何なのか。
なぜ、この間、宴会でいっしょにビールを乾杯した綺麗なひとが、もう二度と夜遊びに現れる事が無いのか。
あのきれいな頬の下に、本当は何があったのか。
私たち一般人は、見た事がありませんでした。

展示されてたのは、そういうものでした。


先ず、入り口を入ると真っ赤に光る何百本ものペットボトル。
???何
人間の心臓が送り出している血液の量。

そして、透明なトルソー。
中には、
疾患を持った臓器が透けて見えています。これが、三大疾病。
いきなり、インパクトがあります。


意外だったのは、平日の午後なのに、かなりたくさんの人が来ていたことでした。
様々な年齢の人たちでしたが、
医療関係なのか、熱心にメモを取る若い人たちがかなりいました。
なるほど、一般人の私の印象は上に書いたような浅いものですが、医療系の人には、標本付き百科事典のようなものなのでしょう。

パネルにはいろんな最新の医療情報が掲載されていましたが、その他にもいろんな
ホンモノ
が掲示されていました。

AEDの実演、腹腔鏡のシミュレーションゲーム?
乳がんの触る模型、実物大臓器パズル?
メタボ検診なーんて、思わず目をそらしたくなるイベントもありました。
もひとつ、見なかったコトにしよーっと思ったのは、実物大の「脂肪」の模型。
「持ってみてください」
と、書いてあります。コワすぎ~。
こっ、これ、お家の玄関に飾っておいたらどーだろー(汗)


最初は↑んなノリで、リュウだのカイリだのって、すずめにはゲームのキャラにしか思えないっ!なーんて、思ってましたが、
その迫力に、だんだん引き込まれていきました。

やはり、PCの画面と違って、立体物としてあるのは侵しがたいリアリティに満ちています。

薄切りにされた脳、
様々な疾患のそれぞれの臓器の標本

顕微鏡で見られるようにもなっています。

透明なプラスチックを通して見える、様々な病のたくさんの臓器。
この血管で物を考えていた人は、もう、この世にいないんだろう
この胃で、何を味わったのか
この心臓は何にときめいたのか。。。
持ち主の魂は、ここに無くても、永遠に保存される肉体の一部たち。

これが、人間の命を奪うもの。
その敵が、こうやって姿を晒している。
ということは、それに屈しない方策もあるのかもしれない。

敵の名前は、
心臓病
脳卒中。
その細かな仕組み、問題の起こり方がパネルや「実物」で展示されています。
健康な臓器が、こんな事になってしまうのか。。。。
それも、突然、噴火する。

そして、癌
生存率などのデータ。
何度も言われて誰でも知っているけれど、
早期発見。
それが分かります。
こんなになってしまって発見されるのと、
小さな状態で見つけるのと、
その意味の違い。

最後に、出口の所で、
生命保険のアフラックの展示がありました。
子供たちの絵。

癌に、白血病におかされた子供たちの描いた絵です。
享年3歳の子の3歳の絵。
享年8歳の子が6歳のころに描いた絵
緻密な線画は、享年15歳の子がその死の2ヶ月前に描いた絵でした。
でも、中にはあります。
7歳の子が6歳の頃に描いた絵。
「今、元気で学校に通っています。一輪車の練習をがんばっています。」

最初に書いた、
ドラマや本で見る死にゆく少女の物語
そんなストーリーが
やはりありました。

子供たちの命を奪い、人生を「享年」で終わりにしてしまった敵の形を見た後、
やはりあるのは、病でなくて、人。
そして、「生」もある。

最後には、やはり、この「物語」に戻っていくのかも。

な~んか、
とりとめの無い感想になっちゃいましたが。
あと、10日ほどで終わっちゃいますので、
是非、お早めに。。。って、すずめのおすすめでした(=^_^=)


2008年の日記の転載

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