« 聴覚障害って? | トップページ | 書かない大切さ »

2011年11月10日 (木)

視覚障害って?


視覚障害の問題にもどると。。。

アバウトに言うと,視覚障害者は30万人、そのうち、点字を読める人は3万人。一割というのは、聴覚障害における手話と同じ位でもある。
「点字を読める」というのにも、いろいろなレベルがあるらしく、いろいろな数字がある。17%というのも見る。
いずれにしても、点字を彼等のメジャーなツールと考えると間違ったことをしそうだ。(ただし、このデータは手帳を持っているという数値がベースにあるので、実際の所は違うかもしれない...手帳を持っていない視覚障害者も多いという)


点字図書館でもそのユーザの多くは高齢者だ。若い人はあまりいないと言う。
最近はPCが発達してるので、この傾向はもっと高くなって行きそうだ。
点字は訓練に時間がかかる。スラスラと読める人の多くは、盲学校を出て、しっかり勉強して来た人だそうだ。
現在、生活習慣病による中途失明が多いが、高齢になってからこういうのを学ぶのは大変だ。また糖尿病関連の眼疾患が原因の場合、手先の感覚も鈍るので、点字はむずかしくなる。

いろんな所に点字の表示があるが、どこまで役に立っているのか、疑問な部分もある。
駅の券売機などは、そこへの点字ブロック等の誘導があり、視覚障害のユーザでも見つけられるだろう。
しかし、いろんな所にそういう表示がある中,見えない人たちがどうやって、ここに点字があることを見つけられるのだろうか?疑問に思うモノも多い。よくエレベータのボタンに上、下、のボタンの横に、「上」「下」と書いてあったりするが...
何の誘導も無ければ、その点字表記を見つけられるはずがない。それより、例えば、エレベータのボタンが上下二つ並んでいて、ここに、「上」と「下」という表記は必要だろうか?

私達見える人間と違って,見えないと、重要なものと、そうでないものとが区分けできない。だからいろいろあると、片っ端から全部読まなければならない。本当に大切な情報が伝わらなくなる。

もう一つの問題。そういったものの値段は高い。制作方法も難しいのも確か。この値段は仕方が無いと思うものもある。たとえば、公園などにある触る地図なんかは何百万もするものもある。
ちょっと驚いたのは、駅の階段の手すりに付ける小さな表示。点字があって、触れると、音声でガイドしてくれる、小さな部品のようなものだ。これが1点50万。音声チップとセンサー、点字で50万?階段は、左右上下4カ所。200万になる。こういうモノを作る業者は限られている。昨今交通バリアフリー法などの関連で、予算もつくようになった。....そこまで書くと、もしかして?とみんな同じことを連想するかもしれない。私もそう思う。

公園の触地図は高い。しかし、防災拠点になる場所でもある。また、視覚障害者でも、当たり前だが、トイレは間違えたたくない。だから何百万しても、利用者が多ければこれは価値があると、私は思う。
しかし、何の役にも立っていないものも多そうだ。
点字があれば「人に優しい」気がするというような、アバウトな了見で、付けるのはいかがなものかと思う。値段も知って、本当に必要を、本当に必要な形で付けていく。
視覚障害の方の身になって、本当に必要なもの、最小限にすることも重要だ。いらない物が書いてあると、重要なものが見えなくなる。それが、命に関わるものだったら、大変だ。


イメージだけではきっと間違う。

|

« 聴覚障害って? | トップページ | 書かない大切さ »

ユニバーサルデザイン/ロービジョン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1210811/42954796

この記事へのトラックバック一覧です: 視覚障害って?:

« 聴覚障害って? | トップページ | 書かない大切さ »