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2011年11月23日 (水)

規制の前に評価の蓄積は?/エッチなアニメ

2010年12月09日08:38
角川書店、「東京国際アニメフェア」出展取りやめ 社長「都の姿勢に納得できない」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1432834&media_id=32

こういうコトを
自治体とかが「法」としてやるから、
反対が出ちゃう。


表現の自由に関してはやはり死守すべきっていうのは厳然とある。
上村松園も春画を描いてたっていう。今になれば、きっと芸術作品なのだろう。
今の時点で、都議会がエッチだと決める作品に、そういう先見性があるのだろうか。
その一方で、
商業活動として確かに子供が食い物にされている現実はある。
何よりも、
若いヒトたちに蔓延させたくないのは、
「センスの悪いもの」だ。
そりゃ、キワドくエッチならば売れるだろうという商売として作られたものは、センスが悪いのは多いだろう。

良心的企業は、社内での基準があるはず。
クリエーターの中にも、
下品でも儲かれば良いというスタンスをどこまで許すか、
自分自身の中にもボーダーもあるはず。
客観化ができないだけで。


だけど!
ホントは、理屈にできないけど、
分かる。
ココと言う風にボーダーを引くのは難しいけど、誰でも、松園レベルの枕絵とエッチなマンガの違いは分かる。
しかも,明らかに。
今までだって、18歳未満禁止っていうのもあったんだし。

確かに、このボーダーの位置は、人によって違うのだろう。
また、作品の中に占める割合や必然性も、解釈によって大きく違う。
だから、難しい。更には、ココに、表現の自由を死守しようという、いわゆるプロ市民が登場しちゃって、ますます、コトは複雑になって行く。


まずは。。。
どうだろう。


こういう流れ。
表現の自由の侵害と言う意味ではもちろん、
商売至上主義的下劣な表現の横行っていう意味でも、
本当のクリエーターたちにとっては、危機感があるはず。
今までは、チラリと見せただけでインパクトがあったのに、
イマドキは読者が麻痺しててバッチリ見せないと誰も振り向いてくれない。。。から、しょうがなく、ここまで描くみたいな。

まずは、どうだろう。
歩みよれないだろうか。

歩み寄りの具体的方法として、
規制以前の評価機構を作ること。

世の中には、アニメヲタクみたいなヒトたちがいっぱいいる。
アニメやマンガ、膨大な量を見る事は、ものすご~い時間が必要だが、
彼らはそんなコト、厭わない。
なので、
彼らをネットワーク化、組織化して、
評価基準を作って、
いろんなデータを蓄積することから始めては。
(もちろん、コレはよくある『優良図書』推薦団体さん系じゃなく、もっと、ディープなメンバーをボランティアで募って)

それは、データ収集なので、最終的評価とは別にする。
評価を「許容に対する」是と否のボーダーの為に考えるから,難しい。
複雑で些末な問題も孕んでしまい、目が曇る。
だから、先ずは、純粋に評価(スコア化)を目的にする。
視点ごとに細かくセグメントを作って。
また、評価に関しては、何人もの判断を並列にデータ化するなど。。。
イロイロ方法はありそうだ。


まずは。。。それを何年かやって、
見えてくるデータをもとに、
どういう部分が問題なのか、
コンセンサスを得ること。

そして、
最終的には、
法による規制ではなくて、
こういうNPOレベルの、民間,出版、書籍販売関係の自主規制によって、
考えて行ければ良いのではないだろうか。

-----

本当の危機は/性描写作品編集する2010年12月11日10:12
性描写漫画規制、成立の公算
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1435356&media_id=4


本当の危機は、こういう問題が「政治的」テーマで語られることではないだろうか。表現の自由は死守されなければならないが、実は作り手の側も、昨今の過激になっていく風潮には苦しめられているはず。
本当は、このまま良いと、一番思っていないのは、作り手側ではないだろうか。
だとしたら、歩み寄る事もできるのでは?

だけど、これが政治的対決構造の中で語られてしまっている中では、
それが歪められてしまう。すずめでも、イシハラの味方はしたくない。したくないだけで、この法制化には条件反射的に反対したくなってしまう。

でも、
それで良いのか?


昔、チャタレー夫人の恋人 という本があった。
多くの人が知るとおり、


チャタレー事件(チャタレーじけん)とは、イギリスの作家D・H・ローレンスの作品『チャタレイ夫人の恋人』を日本語に訳した作家伊藤整と、出版社社長に対して刑法第175条のわいせつ物頒布罪が問われた事件。わいせつと表現の自由の関係が問われた。/wiki

http://ja.wikipedia.org/wiki/チャタレー事件

「チャタレー夫人は私だ!」
ってヤツ。

すずめが高校のころは、まだ、コレが岩波文庫だか新潮文庫だかで売っていた。
そして、「その部分」がXXXXXXってなっていた。
だけど、それって、当時ネンネだったすずめにでも、意味が分かっちゃうし、しかも、大した部分じゃ無かったと思う。森の中でオトコとイチャイチャ。。みたいな?
その後も伊藤整じゃなく、別の訳で出てるんだろうけど、きっと、今のヒトが読んでもどうってコトの無いものだろう。

しかし、当時は、こんなものでも、ものすごいインパクトがあったワケだ。

その後、いろんな「過激さ」で話題になったものがいっぱいある。
どんどん「過激」になって行き、今や、誰も少々のコトでは驚かない。
特にネットでは、いろんなモロ画像が溢れ、メールにまで添付されて送りつけられて来る日々
私たちの感覚は日々、麻痺していく。

そんな時代、
実はすずめは昔からマンガって苦手で、ほとんど読んだ事無かったし、アニメも一部を除いて全く見て無い。だから、こういうコトに詳しいワケじゃない。
でも別にそーゆー趣味が無くても、検索の途中で、いろんなのが出てくる。
だから、「当該」作品ってのが、どういうのか、概ね分かる。
子供たちが好奇心でこっそり探して行くエッチ情報の先には、どこまでもどこまでも、トコトン下品で下劣な物がいっぱいあってしまう。
現実的に。

下品で下劣
上品で高尚


確かに、コレは線引きが難しいものもある。
しかし、
大きいのは、作品としての質の差だ。

3つ程前の日記にも書いたけど、
エッチなのがいけないとは思わない。
上村松園だって北斎だって春画を描いていた。今や芸術作品なんだろう。
上質なエロティシズムなら、小学生に見せても良いと思う。
上質なものなら、感覚は麻痺していかないから。
だけど、
質の劣悪な、
単に売れるから、儲かるからという事で作られた商業主義的エロ作品は見せたく無い。誰でも知る通り、世の中にはいっぱいある。
そして、誰でも分かる通り、上質なものと、劣悪なもの。厳然と明らかな差がある。誰でも分かるよね!

それを、政治上で分類すると、
パンツが見えてるか見えて無いか
ってコトになってしまう。
でも、そういう問題じゃない。


概ね、たとえば子供の見る時間帯に出て来るようなテレビ番組のものは、
そこそこ、オッケー。下品なコトするとスポンサー(この時間帯はおもちゃや食品など会社の信頼度が大きい業種が多い)が降りてしまうので、自主的に規制されてく。だけど、そうじゃないモノには今、何のストッパーも無い。


一昨年はフトモモが見えたらNG
去年はパンツが見えたらNG
今年はパンツはオッケー。
じゃあ。。?

みたいな、そういう昨今。
今やチャタレー程度じゃお笑いにもならない。

これに、一番、危機感を持つべきは誰か。
クリエーター自身であるはず。

チャタレー程度じゃ誰も振り向かない時代。
本当は、「ここまで」やるヒトじゃなかったけど、そこまでやらないと、売れない...読者の感覚が麻痺してるから。
それって、同じ意味で、表現の自由が歪められていないだろうか?
規制されてできないのだったら、抜け道を探せば良い。
だけど、相手の感覚が麻痺してしまってたら、自分も過激にするしか、方法が無い。それって、創作にとって、ものすごく大きな不自由さのはず。

政治の回路を外れて、
歩み寄れないものだろうか。
だって、一番危機感を持つべきは、作り手なのだから。


っていうのの、解決策を
いくつか前の日記にも書いた

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1636139104&owner_id=12848274

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