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2011年11月23日 (水)

呑会報告:大野病院の功績

2009年11月09日13:43

週末の飲み会、じゃない、シンポジウムで、すんごい、おもしろいモノ、ゲットしちゃった

今年の8月の月刊ナーシングの記事。

紹介しちゃうね。タイトルは

ニュースでわかる日本の医療
人口動態統計公表
メディアが伝えない、ある数値


日本の妊産婦死亡率はもう、これ以上、減らないと言われてきた。
戦後、10年程前からあまり下がらなくなっていた。
日本では、毎年、7、80人位しか亡くなってないのだ。

ところが!

昨年6月に発表された2007年度の 人口動態統計年計で、
この死因簡単分類 15000コード/妊娠 分娩 および産褥による死亡
が、39人と、過去最小を記録したのです。
その前年までの平均死者数は 73.9人


いきなり、40% 以上の減少!
すずめ的には、んなバカな。偶然?かもじゃん。っと思いきや。


2008年データを筆者は待ったそうだ。
すると!
2008年も 死亡は 40人!

更に月ごとのグラフも載ってる。
真ん中が、「X年X月」
その左右に33ヶ月ずつ。
すずめがざっと見渡して、
記事には2003年からの統計グラフが載っているのだが、ここから、「X年X月」まで33ヶ月の間の月別死亡率の最も多いのは12人、少ない月は2人(3人)亡くなっている。
しかし、この「X年X月」、つまり2006年3月に突然、1人しか亡くなっていない月がある。そしてその後はマキシマムで亡くなった人数は8人、2008年11月まで1人しか亡くなっていない月が4回もある。

でもって、この「X年X月」前の33ヶ月と、後の33ヶ月。
人口10万当たりの死亡数で比較すると。。。
6.08から 4.10 と大幅に減少。

よく、有為差ウンヌンって言うけど、これ、気持ち良いほど、スパッと明らか。
す、すごいじゃん。コレって、ホンモノかもじゃん。


「X年X月」
つまり、2006年3月。
明らかに、この月は、ターニングポイントだ。


ハイ、
コレはすずめでも分かるヨ。
大野病院事件。
さんざんイロイロ何度も日記で書いちゃったんで、
説明不要だけどね。。


筆者は続ける。
こういった統計は時として実態を反映していない場合もあるということではあり、単なる統計上の問題にすぎないという反論の余地があるとのことだが。。。
カツ氏のコメントを引用している。
「他の条件はほとんど変わっていないのだから、今回の妊産婦死亡の減少は、大野病院事件の後、現場の産科医たちがすこし、お産に慎重に対処するようになったためと考えるのが妥当ではないか」

うん。あんまりにも鮮やかすぎだよね。

筆者は、

医療事故にいきなり警察が介入するという本来有るべき姿でない対応が、結果的に日本の妊産婦死亡を減らしたのだとしたら、それはとても皮肉な事であり、同時に、これまでの医療界の自主的な医療安全への取り組みが足りなかったことへの警鐘と受け止めるべきだと思います。

ってなカンジに結んでいる。


ってコトで、全部記事の紹介だとナンなんで、
すずめ的にもちょい、調べてみた。


これ以上下がらないと言われている日本の妊産婦死亡率
ガイコクと比べてどのくらいかというと、


http://bp1.blogger.com/_UfCRumPRJ7w/R61ZPz5XKRI/AAAAAAAAAFY/y9SYBfWCGRE/s1600-h/OECD各国の妊産婦死亡率.png


デンマーク、イタリア オーストラリアが 3.2ぐらい。でトップ3
その後、オーストリア スウェーデン、スペイン ポーランド、チェコ、ドイツ、オランダ、スイス。。。で、日本は12位 で、5.8人。
(出典は 国立社会保障 人口問題研究所 人口統計資料集 2007年度版)
この5.8っていう数字、上の33ヶ月間x2と違うけど、2007年度版ってコトは2006年の統計で、3月のターニングポイントを挟んでの前後の数値両方を含んでるんだろうね。

余談ポイけどちょい、面白い。オーストラリアが3位なんだ~。あんなに国土の広い国でどうやってるんだろう。やっぱり、周産期医療システムみたく、固めてるのかなあ。少なくとも都市部と地方の格差ナントカっていう問題は克服できるかもってコト?そのうち、調べてみよう。

いずれにしても。。。
日本の妊婦さんだけが、「弱い」とは思えない。
もしかして、トップ3の 3人ちょいまで下げられるのかもしれないよね。
どうやって。。。というのが問題だけど。
そのヒントは、やっぱし、2006年3月の事件が示唆してるコトかも?

-----

さて、土曜日の飲み会では産科系のウワサをいっぱい聞いた。

最近、医療過誤系訴訟が、厳しくなっている。

弁護士によっては、確かに何でも受けちゃうのかもしれないが、そんなヤツばかりじゃない。

そんな中での先週?結着のついたもの。
争点は、XXX薬を使ったことによって管が裂けたかどうか。
被告は裂けていないと主張。
解剖は、系列病院の仲間の医師が行っていたのだが。。。

解剖の結果。写真が添えられていた。
「裂けていた。しかも、縫った跡まであった!」
裂けて無いと主張してたけど、自分で縫ってたんだ。
解剖は系列の病院、仲間の医師でも、かばわなかった!
患者側はほとんど証拠など持っていなかったが、一転、勝訴(的な和解)
テレビドラマのようだったそうだ。

確かに、何のかんの言っても、
産科の周りにはオカシイことがいっぱいあるそうだ。

脳性麻痺で療育に通う子供の親たちの間で、愕然とする事実が浮かび上がる。
みんな、同じ産院で生まれているのだ。
偶然と言っても、そうそう起こることだろうか。
同じ産院で、毎年何人もの、赤ちゃんの頃からの脳性麻痺。
実際、その産院では、訴訟が始まっている。

第二の富士見産婦人科事件。
某新聞記者が「跡地」を取材に行こうとしたら。。。跡地どころか、まだやってた。
近所の人は誰も行かないけど。
でも、まあ、あの富士見産婦人科だって、おっしゃれ~なクリニックやってるんだしねえ。
だって、1000人もの人に訴えられても、裁判に何年もかかったから、医師免許取り上げられたのって、おばあさんになってからだもん。

高名な産科医さんも来てた。
今、いろんな産科のツール/薬を最初に治験したっていうヒト。
日本の産科は、陣痛促進剤と鉗子/吸引によって堕落したと思っている。
そして、ちょっと何かあるとすぐ切ってしまうという風潮にも。
でもねえ、本当は、吸引より鉗子の方がまだ良いんだけれど、それさえ、知られていない...。
今、マスコミでは、産科医は事故などでバッシングされたり訴訟が怖いからやめるって言ってるが、アレは嘘ですよ。
本当は夜中に起こされたくないから。
ちょうど、自分の教え子にとっても優秀な産科医が表参道でクリニックを開業してる。彼は、分娩を扱う医師としてとても高い腕を持っていたが、今のクリニックは検診だけ。産科はそれだけでちゃんと儲けていける仕組み(価格)になってるんですよ。

なーるほどね。そりゃ、そうだよね。マスコミには、そういう「おっしゃれ~」なクリニックがいっぱい宣伝されてるもんね。真っ白いインテリア、ブランドモノの家具。。。
そういうので大儲けできるんだったら、誰が好き好んで、手術室や分娩室、高い検査器具や設備を用意する?分娩台よりか、サンローランやディオール* 注)のクッションの方が安いよねえ。

産科が消えてく理由

訴訟のリスク vs
ビジネスとして成り立つ検診クリニック。投資無く大もうけ。

どっちが本音の事情として高いんだろうね。


こういう事例。事実は事実として、考えなきゃいけない。
こういう事例をもって、いろいろ訴える弁護士さん、医師さんはみんな、「医師業界さん」とは軋轢を持っていく。「医師業界さん」の一人一人は、腐ってなんかいない。
なのに、なぜ、カルテやらイロイロねつ造や改竄してまでかばうのだろうか。
本当はみんな、正義感の強い、誠実な医師ばかりだと思うんだけど。。。その正義感の延長で、「仲間」をかばって行く。
もっと、平たい事実だけを見つめていくべきじゃないだろうか。

注)* ブランド名はおじさんでも分かるモノにしました


----

産科のハナシでついでなので。。。
陣痛促進剤系のヒトのお話。

いろんな事故があるのは周知のコトだけど。
コレがどれほど使われてるか。。。ということ。
その系で有名なカツ氏のデータ。

日本の出生数を日付、曜日別に並べると面白い。
例に挙げられたのは、2008年12月と 1984年12月。
ご想像の通り、曜日、祭日別に、規則的に上り下がりしてる。

ざっと言って1984年は、一番少ない日曜日は、3000人アンダー。土曜日は3500人、月曜日は4500~5000人。
要するに、鮮やかに、土日の出生数は減り、月曜日に高くなる。
1984年と2008年はもう一つ、新たに祝日に加わった12月23日の出生数も減る。

日本の赤ちゃんは土日祝日に生まれない傾向にあるのだ。
それだけじゃなく、生まれてる時間。
お昼の1時2時が高い。20時から朝の8時までは3500人平均だが、この時間帯には倍以上の8000人以上が生まれている。
よく、満ち潮と引き潮、人が生まれるのは満ち潮とかって言うけど、アレ、ウソだね。
赤ちゃんは、病院の都合で生まれるのデス。

病院の都合。。。と書いたのは、もうひとつのデータから。
助産所での出生分布は全く違うから。
助産所ではほとんどどの時間帯も一定。ゆるやかに、朝の6時が高く、夜の8時が低くなっている。

病院と助産院のこの差は何だろう。

帝王切開や特別なケアのいるものは病院のスタッフが手薄じゃない時間帯に行うのが当たり前だろう。
だから、土日に少なく、昼間に多い。
それは分かる。。。。だけど、そういうケース、そんなに多かったっけ?
帝王切開って半分以上?
マサカ。(でも、2割だって、ちょい、びっくりだけどね)

もう一つの要因。そう、陣痛促進剤。


そして、その陣痛促進剤がらみの事故がいっぱい列挙されてる。
これは、訴訟になってるモノのデータだから、そりゃ、そういうケースばかりだろうけど。。。

陣痛促進剤、事故を受けて2002年、添付文書が変えられた。人によって利き方に大きな差(200倍もの)があり、慎重にっという感じに変えられたらしいんだけど。

その2002年以降、カツ氏の会が調べただけでも253件。
うち、

母 死亡 35
植物状態  4
後遺障害 2
子宮破裂 45

赤ちゃん
 死亡 121
脳性麻痺 80
てんかん 1

うーん。この薬は絶対に使うべきじゃないとは思わないけど、
この事実を知る妊婦さんはどの位いるんだろう。すずめんちの近くにも無痛分娩のクリニックがあって、行くと、出産予定日は何日にしましょうかって、予約できちゃうそうだ。ゲーノージンとかもいっぱいで、マタニティエアロビクスみたいな商売もやってて、すんごい儲かってるらしい。何年か前までその何軒か隣に、普通の産婦人科があったけど、(そこは院長先生が亡くなって閉鎖したってウワサ)そこの何倍もの分娩費、検診費。。。エアロビ費で、ものすごい金額だったそうだ。


みんながちゃんといろんなリスクを知った上で、
チョイスできると良いんだけどね。

------


さて...
そういう飲み会で、
「嘘や隠し立てをすると、大きなペナルティを負う」
そういう仕組みにしたいと、某氏(某国組織内抵抗勢力)はおっしゃる。
とにかく、「事実/真実」を糾明するシステムを作りたいと。

なるほどね。


でもさ。
すずめ的には、もう一つ、素朴に思う。

なぜ、真実をそんなにまでして、隠したいと思うのか。
一人ひとりの医師は人間的に、ちゃんとしてて、それで、良心の呵責を持ちながら、口を閉ざしていく。ニチイのG医師もそう。そして、その呵責に耐えられず、真実を話す。。。。でも、その先に待つのは組織内での過酷な日々だ。
ウッチー然り、G医師然り。。。


本当は、

嘘つく/隠蔽すること

VS

過誤への責任

この二つの重み付けのあり方が一番のポイントなんじゃないだろうか。
ヒューマンエラーは誰にでもある。
産業界でも不良率は必ず存在する。ゼロにはできない。だから、ある程度、ヒューマンエラーは認められても良いんじゃないだろうか。

ヒューマンエラー/過失 は「悪質」ではないが
「隠蔽」は悪質。

ところが。。。
結果的に、例えば大野病院の事件でも、ワリをくった。。。もとい、訴えられ拘束されたのはK医師という個人。なぜ、個人が個人のナマミ/生身をもって購う仕組みなのか。。
とっても納得がいかない。
要するに。。。刑事事件は個人しか訴えられない からなのだ。

コレ、おかしくないだろうか?

この事件を「刑事」という枠で考えるのは良いかもしれない。
だけど、そのためには、責任を取らせるのは、「個人」になるのだ。
彼がその後庇われたように、もし、病院の経営/労働条件に問題があるんだとしたら、事務局長だかが「刑事事件」の「加害者」になっちゃうワケだ。(たとえばのハナシとしてね)


こういうのを考えると、いつも頭にうかぶのは、
35年前の扇風機事故だ
35年前の扇風機で火災...その後、企業は何億円もの宣伝費をかけて「扇風機、古いの使わないでください」をアピールした。扇風機だけじゃなく、ファンヒーターとか他にも色々、そういう事例はある。企業さん、エライよね。この厳しい時代に、そんな事をするなんて。そんな事ができる力があるのもすごいけど。
こういう企業の事件、滅多に「個人」は出て来ない。
(刑事事件じゃないし)
だけどね。個人じゃないからこそ、こういう力があるし、業界全体としての自浄作用にもなってくんだよね。

やっぱりねえ。
こういうの、組織として対応していかなきゃいけないよね。
K医師も、最初から組織である周産期センターへ運んでたら自分個人が生け贄にされることは無かったのに。


大野病院の事件は、警察が介入してしまった。そこにはとても反感を持つ部分が有る。
だけど結果的に、最初に出した記事のように、何人もの妊産婦を救う結果になった。


ウッチー医師は「棒倒し方式」をアルコール系で提唱?してる。
リスクのあると思える妊産婦はみんなバースセンターのような大きな所へ。
普通のクリニックで、突然、ハイリスクになってしまった妊婦さんも、
そのまま周産期センターへ運んで丸投げするんじゃダメ。だって、意外に普通のクリニックの医師の方が周産期センターの当直の研修医さんよりベテランだったりするんだし。
だから、運んだら、その先でも、主治医?として一緒に対応して、連携していける仕組みにできればいいじゃんって。病気に対して、横流し方式で解決していくんじゃなく、病気という高い棒に対して、みんなで協力して倒して行く方式。棒倒し方式

それって、今、進んでいる流れに、ひとつ、プログラムをつければ良いってコトかもじゃん?

------

実はすずめ日記はブログみたくネットにも時々貼ってるんだけど、
ココへ非常に興味深いコメントをいただきました。


で、コレについて、書いちゃいます。

コメントはこちら

http://suzume6.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-2790.html#comment-60385648

そして、こういうブログをご紹介いただきました。

http://kaleidoscopeworld.at.webry.info/200911/article_1.html

要するに...大野病院の功績


http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1332905867&owner_id=12848274

では

今年の8月の月刊ナーシングの記事をご紹介してたんだけど
そこに引用されていたグラフは恣意的というもの。

理由は。。。

グラフはこちら
http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/002/921/51/N000/000/000/125828142524316120122_ninsanpu_shibou_20091115193705.gif


要するに、ナーシングの記事では事件の前33ヶ月のデータを引用してるんだけど、
実は妊産婦死亡はそのずっと前から減っていたというもの。

なるほど。
2002年の84をピークに、
2003、2004と 60人 40人
劇的に減ってる。
だけど、2005年(大野病院の前年)には2003年よりも多い62人となり、
2006年(大野病院の年)の54人をはさんで、
2007年には35となり、その後、4人増えて39人


ナーシングのデータ
真ん中が、「2006年3月」 にして、データのある記事が書かれた時までの33ヶ月を左右に割り振ってデータを出したっていうんだろう。うん。それは分かる。

そして...
この2003年~2004年に死亡が減った理由...これは非常に興味深い。
ググっても、この時期(これより少し前とか?)に何かあったかと思うと。。。

2002年に陣痛促進剤の添付文書が変えられたっていうのがあるのかな。
あと、「周産期医療システム」でググると、福島県がトップに出て来て、それが平成14年に発足してる。

っていう辺だろうか。他には、すんごい薬が発表されたとか、妊婦の間でボディビルが流行ったとかって、別に無さそう。。。

でもって、もいちど、ナーシングの記事が恣意的かどうかに戻ると。。。
うーん。
グラフ見ると、やっぱり、2006年ってのがターニングポイントだって見えるじゃん。
2006年に関しては、3月にそれまでたった1人しか死亡が無かったっていう月は無かったのに、1人になってる。
そして、その後、平均6人だったのが、4人平均になっていくわけだが。。。

2006年3月の前の12ヶ月ってミョーに多い。

12ヶ月分の死亡数を月ごとに並べると。。。

2 5 9 7 5 6 3 5 6 7 7 8

って感じ。
2003年から下がっていった死亡率がまた上がり始めた感じに見える。
そして、その歯止めが、2006年3月にかかったようにも。
実際、2005年は62人。もし、2006年のグラフが3月に変化しなかったら、2006年は54人とはならず、64人より増えてそうだ。
そして2007年はドカンと減って35人。日本の歴史始まって以来の30人代の死亡数。
2002年の減少については上で書いたような理由がある気がするけど、2006年に他に何があったかって。。。
うーん。ワールドカップとインドネシアの地震で妊婦が強くなるとか、あるかも?

っていうすずめの見方は別としても、
たぶん、こういうの、統計的にちゃんと分析の方法があって、
有為差とか、計算すれば
ちゃんと、数学的に答えが出ると思うんだけどね。

どーなんだろー。

ホントはこの日記、一昨日のの続きに書こうと思ってたんだけど。。。

感激事項が入っちゃったんで、ひとつ飛んだけど。
飲み会のハナシの続き。


さてさて、
歴史は飲み会で作られる。。じゃないけど、
その時の話題、もひとつ。


放送業界の自浄作用?
っていうか..チェック組織として
BPOっていうのがある。

酔っぱらいの1人の放送じゃなくて法曹系のヒトの噂じゃ、
あの委員になってるヒトって、結構みんな、ちゃんとした人。硬派で。
だからしっかりした判断ができる団体なんじゃないかって。

で、
ココが、ある事件に関して、「指摘」した。

内容は、「名誉毀損になるか。。。?。。。。イロイロ説明して、なるかならないか、ならない」
詳細は省くけど。

要するに、
あるキャスターが言った、ある発言。まあ、言い過ぎとも言える部分のあるもの。
それを、BPO(放送倫理 番組向上機構)ってのが注意。例の割り箸の件について。
ビミョーなんで、別の例にとって考えてみると。。。


こういうの、どうなんだろう。

「法律的に名誉毀損である」かどうか
というのと、
「BPOが名誉毀損である」というのは、イコールであるべきか。

BPOが番組、マスコミのあり方に関して、モノを申すなら、法律的にきちんと裏付けがされているべきであって、いい加減な尺度であってはならない。
名誉毀損って言うならば、ちゃんと、法に照らしても名誉毀損に該当するんじゃないとオカシイ!


うん。そうだろうなあ。。。っと、思う。
その一方で、
デザイナのすずめ的には、

BPOは放送業界の内部機構。
だとしたら、法的にじゃなくて、放送の世界、マスコミの世界での「名誉毀損」っていう尺度でモノを申しても良いんじゃないかと。

逆に言えば。。。法的には罪にならなくても、マスコミ的にはNG。っていうのもあり。
そして、そこがマスコミの「良心」であるべきじゃないかなって、思うんだけど。


っていう、酔っぱらいさんの議論。
さて、どっちだろーね。


-----

コノ日記は、二つ前の
ナーシングの記事の反論への
お返事です。

モト日記はこちら

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1332905867&owner_id=12848274


でもって、反論


http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1341305089&owner_id=12848274

で、その下の方にいただいたベース医者さまのコメント。
コメント欄でこっそり言い合いしちゃうにはもったいないので、こっちに。

http://obgy.typepad.jp/blog/2008/12/post-1341-39.html

ってココから

先ず。。

-----

 妊産婦死亡の死因は直接産科的死亡と間接産科的死亡に大別される。人口動態調査によれば、全妊産婦死亡のうち約80%は直接産科的死亡が占め、分娩後出血と産科的塞栓症がその主たる要因に挙げられる(表1)。しかし、近年の研究では、この妊産婦死亡統計そのものに問題があることが指摘されている。1995年の厚生労働省科学研究(主任研究員:荒木勤)では、全国128施設の救命救急センターを対象に1985年から1994年の10年間に発生した妊産婦死亡の調査を行っている。集計された妊産婦死亡は88例で、そのうち直接産科的死亡は67%を占めるに過ぎず、人口動態調査と異なる結果が示された。
-----


というコトは、コレは昔からおかしかったと言うコトね。
確かに、基準によって数値って、めちゃくちゃ変動するワケで、
たとえばすずめがモトの日記で並べた諸外国の死亡率との差も完全にマにうけてはいけないかも。だけど、違ってると断言もできない。。。

で、

このHPでは妊婦さんの死亡原因の大きな物に頭部出血性疾患があるって書いてあって、でもって、

――――――――――
2007年の厚生労働省科学研究(主任研究員:池田智明)は異なる手法で妊産婦死亡にアプローチしている。2005年の10歳代から49歳までの女性死亡例約16,000人を調査し、同年人口動態調査で報告されていた62例の妊産婦死亡(表1)に加え、22例の登録されていない妊産婦死亡例があることを明らかにした。また、登録されていない22例の約半数が頭部の出血性疾患であることを指摘している。以上のデータから、妊産婦死亡の死因を推測すると、死因の第一はこれまで考えられてきた産科(分娩後)出血ではなく、頭部の出血性疾患となる。その推定頻度は全妊産婦死亡の30%を上回り、産科出血や産科的肺梗塞の2倍に上ることが推察される(表3)。
-----


なーるほど。22例もが妊産婦の死亡にカウントされてなかったワケね。

ちなみに。。。たぶんナーシングの記事の出所の、人口動態調査の説明を拾ってくると。。。

=---
年間出産(又は出生)数 ×100,000  妊娠中または妊娠終了後満42日未満1)の女性の死亡で、妊娠の期間および部位には関係しないが、妊娠もしくはその管理に関連した、又はそれらによって悪化した全ての原因によるものをいう。ただし、不慮または偶発の原因によるものを除く。  その範囲は、直接産科的死亡(O00~O92)及び間接産科的死亡(O98~O99)に原因不明の産科的死亡(O95)、産科的破傷風(A34)およびヒト免疫不全ウイルス[HIV]病(B20~B24)を加えたものである2)。  直接産科的死亡: 妊娠時における産科的合併症が原因で死亡したもの。  間接産科的死亡: 妊娠前から存在した疾患又は妊娠中に発症した疾患により死亡したもの。これらの疾患は、直接産科的原因によるものではないが、妊娠の生理的作用で悪化したもの。  注 1) 昭和53年までは「産後90日以内」とし、昭和54年から平成6年までは「分娩後42日以内」としている。 2) 昭和53年までの範囲は、基本分類表「XI妊娠、分娩および産じょくの合併症」には、「間接産科的死亡」は含まれないので、「直接産科的死亡」がほぼ該当する。また、昭和54年から平成6年までは、基本分類表「XI妊娠、分娩および産じょくの合併症」(630~676)が該当する。


ーーーーーー


ココにはもちろん、脳の病気での死亡も含めてるって書いてある。

でもって、ここら辺、もし、統計の基準が変化してる年があるとしたら。
昭和54年と、そして平成6年だ。

たしかに、統計ってそういうモノで、本当は目的によってもっと確度を高くすることができるとは思うけど。
大雑把だっていうのは事実だろう。
だからこそ、この場合、妊産婦死亡率に着目してるんで、
新生児には着目しない。なぜなら、産科が理由の事故では、長生きできる脳性麻痺や3歳で亡くなる子なんていうのは、統計数字からは分からない。もちろん産科の事故でも2年間植物状態になって死亡っていうのもカウントされない。だから、着目すべきは、「変化」や「割合」なんだろう。


で、
ナーシングの統計のターニングになる、2002年、2006年辺に何か、数値的に変化させた要因があるとすると。。。でも、やっぱり、この頃には無さそう。

もともと、大昔っから、イイカゲンな部分を含んでたんだろうけど、今もっていい加減な部分はあるんだろう。
でも、この記事/情報からは、ナーシングの記事がウソだっていう根拠にはならないっていうのは事実として言えるんじゃないかなあ。

-----


あの、この日記、ここんとこずっと書いてたちょい前の飲み会レポートの続き。
でもって、コレは大分前に電車の中で書いたモノで、
ホントはもっと前にアップしようと思ってたんだけど、
最近、ミクシーの上の方に日記が出てこないから、
乗せそこねてただけで、
誰かの日記に反論してってワケじゃないんですが。。。

何か、偶然かも。


----

さてさて。。。
実はそのマスコミ/ネットと医療のあり方について、
なんだかゴチャゴチャしてるから、
シンポジウムでもやっちゃおって。
えっと、1月の何日だっけ。
とにかく、やるかも。
パネリストは。。。たぶん、例のナーシングの記事の著者。

まあ、来年のコト言うと、オニさんに笑われるけど。


で、そこですずめが主張したのは。。。


ねえ、どうせ、そういうのやるんだったら、
R~Nとか、(そうそう、知ってるヒトは知ってる、すずめは大好きなあの危険人物?)
過激なネット暴走者I~Gとか。。。
ああいうの、呼んじゃって、もう、大げんかしたらおもしろいじゃん。
いいじゃんいいじゃん。
って煽ったんだけど。。。

「そういうのは、ダメ、耐えられない」って
そりゃ、傍観的に見てる人はいいけど、
ボクたちみたいに、あれだけむちゃくちゃに言われてたら、もう、気持ち的に受け付けられないっ。

ざんねーん。


(ちなみにムチャクチャの中身は、
夜道を気をつけろとか、あそこの娘は精神薄弱とか、キチガイとかっていう恐喝紛い、ストーカー紛いのもので、議論無用なんだけど)

でもねえ。
確かにアノ人とかコノ人は、ちょい、イっちゃってると思う。
某氏は、某所でリアル 暴氏を見ちゃったらしいけど、
いろんな事情抜きにして、
見るからに普通のヒトじゃない。。。
んだそう。なるほどって感じ。

だけどね。
ネットが怖いのは、もし、リアル暴氏に会ってたら、
こいつNGって思えても、ネット上だとその姿は見えないから、
載せられちゃう。。。しかも正義感で。
そういう人が多いはず。
でも、乗せられた人たち、本当はちゃんとしてて、
そして、医療とか社会を良くしようっていう目的は
飲み会の酔っぱらいおじさんたちと同じ。
だったら、ちゃんと手を結べば良いのに!

たとえば。。。酔っぱらいの一人、アイイクのCAV医師は
大野病院の擁護派。だけど、仲良し。
っていう気のイイ人は良いんだけどねえ。
いっしょにやれば、きっとすごい力になるのに、
こんトコでチマチマバトルしてる時じゃないよ~
お互いの力、相殺してるじゃん。

オトナって、みんなシャイなんだよねえ。酔っぱらいのくせに。


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