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2011年11月24日 (木)

死刑の代わりに。。。。一生安泰な終身刑?

2011年02月19日11:23

ちょっと前に書いた日記で、
ちょい、ペンディングだったコト。
そのうち,もう一度、調べようと思っていた。


死刑と終身刑

ちょっと、考えてみたい。
だけど、ここでは「冤罪」については除外する。
冤罪の問題は、操作やいろんな仕組みの精度を上げていけばいつかは解決できることで、
そのような、すべての問題をクリアした先にも、
やはり、死刑は是か否かという問題は残るだろうから。

死刑は個人的に、廃止するべきだと思っていた。

社会は、人の命を奪う権利があるのか?
そもそも死刑囚の命は、「誰が」奪うのか。
本当に、「社会」が奪っているのか?
その「社会」とは、誰の意志を反映したものなのか?

中国ではちょっと麻薬を持ってても、死刑。
日本人の運び屋さんが逮捕されて、死刑になったっていうニュースも見た。
「社会」には人を死刑にする権利があるなら、
当然、中国の社会には、主体的にそれを実行する権利がある。
そして、運び屋さんは、それを知った上での犯罪。それが怖かったら、死刑制度の無い国を選んで商売すれば良いだけのことだ。なのに、中国を選んだのは、それなりに「実入り」も大きかったんだろう。


死刑の問題では、必ず言われる「解決策」がある。
終身刑をもっと厳格化し、
出てこれなくする。


実はすずめも、そう、思っていた。
だけど、ネットでパタパタしてて江川紹子さんのこのブログを見て、
そんな安易な問題じゃない。。っと思うようになった。

http://www.egawashoko.com/c006/000308.html

(以下引用)


ある医療刑務所には、戦後の混乱期に犯した事件のために、50年以上収容されている受刑者もいた。
 すでに高齢で、相当に認知障害も進んでいる長期収容者たちは、オムツを当てている。刑務官たちも介護のトレーニングをしていて、夜中でも、オムツや布団が汚れれば手早く交換するなど対応をするので、所内は悪臭もせず、清潔そのものだった。毎朝、看護師が検温や血圧測定を行うなど健康管理も万全。食事は、個人の状態に合わせた療養食を看護師が食べさせる。昼間は日当たりのよいリハビリ・ルームで、日光浴をしたりビデオを見たり、簡単なリハビリをして、体調を維持するように務める。
 健康管理とこまめな介護という点では、なまじの老人ホームより、ずっと手厚い。受刑者の人権を守るという点では、素晴らしいと思う半面、普通の市民がなかなか適切な施設に入れなかったり孤独死などもある中、重罪を犯した人が手厚いケアを受けている光景には、なんだか複雑な気持ちだった。

----


無期懲役とは言え、
高齢になった時、いつまで労働をさせられるのか?
高齢で認知症になった時、彼らに労働をさせる方が、介護よりもっと大変な気がする。
現実問題として考えて。

一般の世間の荒波の中では、高齢で収入が無いと、餓死/孤独死の恐怖まである。
いくら死刑囚で、働けないと言っても、日本国憲法を持つ国で、
働けないから食事をやらないという事ができるのだろうか?

そもそも、死刑囚の基本的人権って、何なんだろう?
生存権を奪われてるんだけど。。。
終身刑というのは、やっぱり、生存権は保証されなきゃいけないんだろうなあ。

よく分からない。

----
引用)

 とはいっても、刑務所に違いはなく、彼らにここを出る自由はなく、塀の中で生涯を終えなければならない。希望のまったくないまま、ただひたすら死ぬ日を待って生きているかのような彼らの姿に、何とも言えない重苦しい気持ちにもなった。
 死刑廃止を訴える人たちは、死刑が非人道的だと非難するが、仮釈放のない終身刑というのは、果たして”人道的”な刑罰なのだろうか……


-----

うん。何か、分かる。


でも、もうひとつ、


すずめ的には、誰にとって『人道的』で無いかというと、死刑囚にとってではなく、
「社会」にとって人道的でないと思うから、反対なのだ。たとえば、永山則夫なんか、ちょっとかわいそうな気がした(そういう言い方しかできないけど)。社会には彼を死刑にする権利があるんだから、彼を殺す。
その社会って、すずめもその一員だ。だから、すずめの意志も反映されたものとしての、「死刑執行」という意志が履行されたのが、彼を絞首台を登らせる行為だったわけだ。そして、それはすずめだけじゃなく、昨日産まれた赤ちゃんの意志でもあることになってる。
すずめ的に、絞首台のボタンを押したく無い。でも、そういう「罪」を、知らない所で、負わされているんだろう。ホントは嫌だ。自分が誰かの死刑執行人になるなんていう非人道的な罪を負いたくないから。


(引用)

それに、終身刑を導入すれば、私が医療刑務所で見たような高齢受刑者をたくさん抱えることになる。医療刑務所を拡充しなければ、追いつかないだろう。
 今でも、受刑者一人あたり年間250万円くらいかっているはずだ。刑務所での医療費は国の負担だから、受刑者が高齢化し、最期の看取りまで行うとなれば、刑務所の経費はますます増える。


-----

結局は、この問題がのしかかってくる。

世間では、貧しい高齢者が路頭に迷うさまが報道される。中には軽犯罪をわざと犯して、刑務所に入る事を望む人すらいると。若い人も、老後にそんな事にならないために、一生懸命働いて、貯金したりする。
だけど、ここは一生安泰なのだ。病気になれば、手厚い標準治療が受けられる。家族のだれも煩わされる事無く。


感情的に言えば、
そんな、死刑囚/終身刑囚人 に、そんなお金をかけて世話をしてやる必要は無い。

って言える。
だけど、国の機関がホントに現実的にそんな事ができるだろうか?

すずめは死刑囚/終身刑囚人 の日常って、テレビドラマとかで見る位しか知らないけど。。。


部屋の外からご飯を入れる窓があって、そこから、毎日、食事が出される?
着替えは自分でして、トイレは室内にあって。。。
なんか、刺激が無さ過ぎでボケそうだけど、ホントに認知症になったら、その差し入れたご飯をこぼしたり、排泄物をまきちらしたり、しちゃうのだろう。介護しないつもりなら、そのまま放置すれば、糞便にまみれてそのうち、死ぬ?悪臭の中で?
その末路が「刑」なのだから、それで良い?
だけど、本当に刑務官はそれに耐えられる?

本当は、現実的で無い気がする。


死刑は是とは言えない気がする。
だけど、その一方で、
この現実がある。

結局、答えは分からないんだけど。

死刑/終身刑の謎 マスコミに誘導されてた?編集する2011年02月19日20:10
死刑、見直し改正案まとめる
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1505481&media_id=2

1つ前の日記のつづき
いただいたコメントから、気がついて調べてみた。

マスコミは、
無期懲役って言っても、何年かしたら出て来る。
そんな感じに報道してるよね。
そういえば、光市の犯人もそんなコトを言ってた。
少年Aも出て来たし。(ただし、彼は少年で、それはそれなりの論理的背景があるはずなので否定すべきだとは思えない)
いずれにしても、そういう報道を頻繁に目にしているし、終身刑と言っても、みんな出て来るんだ。。。と、思ってしまっている。すずめもそうだ。

で、ネットでググってみた。

仮釈放 率

で、ググると、
http://fine.ap.teacup.com/daiichi/1686.html

出所受刑者のうち仮釈放者の占める割合を示す仮釈放率は、戦後しばらくは6~7割台だったが、82年に50.8%に落ち込み、84~04年は55~58%台で推移してきた。しかし04年56.5%▽05年54.7%▽06年52.6%▽07年50.6%と急速に落ち込み、08年は速報値で50.1%になった。
(中略)
刑期を2割以上残して仮釈放を認められた受刑者の割合も、03年の45%が07年には32%に減少。満期近くまで服役するケースが多くなっていることを示している。


なるほど、
全体の仮釈放率は、かなり高いと感じる。すずめ的にはだけど。


だけど、これって、すべての犯罪をひとまとめにしての数字。
重大な犯罪、死刑に値するような、無期懲役の場合はどうなんだろう


仮釈放 率 無期懲役 犯罪白書でぐぐってみる。


http://www.hokkaido-365.com/news/2010/11/post-1430.html

無期懲役受刑者1772人のうち、09年に仮釈放されたのは6人(0.34%)にすぎない。刑法は、無期の場合、10年経過後に仮釈放ができると定めているが、仮釈放者6人の平均受刑在所期間は約30年2カ月に及んでいる。


そうなんだ!

こんな文言も出て来た。


無期懲役囚の仮釈放は容易ではない。まず、その申請には最低10年の服役が必要だ。さらに、引受人や帰住地環境などが調査され、厳重に審理が行われる。「犯罪白書」(05年版)によると、04年に仮釈放された無期懲役囚数は全無期懲役受刑者1467人中3人。いずれも20年以上服役し、仮釈放許可人員の平均服役期間は27年2カ月(「矯正統計年報」05年版より)である。7年はおろか、十数年で出所できるなんてありえない話なのだ。


なるほどね。。。
今も、無期懲役は、重大犯罪に関しては、出てなんて来れていない。


なのに、
なぜ、私たちは、勘違いしてたんだろう。

無期懲役だと、そのうち、出て来てしまう。
そう思うと、こんな悪いヤツ、出てきてほしくなければ、
死刑しか無いって、思えちゃう。

ちょっと前にも、
陪審員による判決が、「死刑」だったケースがあった。
彼らも覚悟の上、重い判断をしたのだと思う。

死刑ではなく、
絶対に出て来ないなら、無期ではなぜ、いけなかったのか?
相応の理由があったのだろう。


だけど、
何か、不自然さを感じてしまう。
きっと、テレビでコメントしてる弁護士さんや政治関係者は知ってるはず。
なのに、言わない。


なぜ?

死刑を増やしたい?

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