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2011年11月23日 (水)

夕張の救急の話題1


2010年06月16日08:41
久しぶりに、誰かが燃えそうな話題。

あえて書いちゃう。
すずめ的には、
この記事には問題があると思うけど。。。
でも、ここはヒトツ、ちょい、考えてみたい。
ってコトで、先ずは資料。

ブログの方は消されないかもだけど、ニュースの方は消されそうだから、
とりあえず、全文をペーストしとくね。

(著作権の縛りだと、引用は本文より少なくなくてはならないんだけど、この続きを別途書きますってのと、この場合、省略しない事に意義があるんで、全文ペーストには根拠があるヨ)

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/234651.html


北海道新聞

道内

救急受け入れ、また拒否 夕張市立診療所 心肺停止の男性(06/02 07:40)
 【夕張】医療法人財団「夕張希望の杜(もり)」(村上智彦理事長)が運営する夕張市立診療所が5月、自殺を図り心肺停止だった男性の救急搬送受け入れを断っていたことが明らかになり、夕張市の藤倉肇市長は1日、医師の村上理事長から事情を聴いた。男性は市内の別の診療所に運ばれ、死亡が確認された。

 関係者によると、5月19日朝、同市内で首つり自殺で心肺停止となった患者がいると通報があり、救急隊は最も近い市立診療所に受け入れ要請を行ったが、村上医師は4月から常勤医師が1人となったことや、ほかに外来診療があることを理由に断ったという。

 市立診療所は昨年9月にも、心肺停止の患者受け入れを断った経緯があり、市と協議した結果、心肺停止患者の原則受け入れを確認し、5月上旬の別のケースでは受け入れた。

 藤倉市長は1日、夕張市役所で記者会見を開き、「昨年9月の事故を受け、二度とこのようなことがないようにと協議してきたので、今回のケースは誠に遺憾だ」と述べた。

 村上医師は市に対し、「首つり自殺と聞いて緊急性が低い死亡確認のケースと判断した。常勤医が自分一人なので外来などに対応しなければならなかった」と話しているという。


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こちらは産経

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100601/crm1006011555032-n1.htm


北海道夕張市立診療所、救急搬送断る 夕張市長「誠に遺憾」
2010.6.1 15:54
このニュースのトピックス:自殺

 記者会見する藤倉肇市長=1日午後、北海道夕張市役所
 北海道夕張市は1日、財政破綻(はたん)後に市立病院から公設民営化した市立診療所が5月、心肺停止だった男性の救急搬送受け入れを断っていたことを明らかにした。男性は別の診療所に運ばれ、死亡が確認された。
 藤倉肇市長は同日、会見で「誠に遺憾」と話した。診療所を運営する医療法人「夕張希望の杜」から事情を聴き対策を協議する。
 夕張市などによると、5月19日午前8時ごろ、同市旭町で50代の男性が自殺を図り、心肺停止となったと119番通報があった。救急隊は診療所に受け入れを要請したが「医師が1人で外来患者の対応があり不可能」と断ったという。
 診療所は昨秋にも同様に断ったことがあり、心肺停止患者は市内で最も近い医療機関が受け入れることで合意していた。希望の杜は3月に常勤医3人が退職し現在は常勤医1人だった。


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ってカンジの報道。ここんとこ、メディアさんは、「受け入れ不能」をハンティングしてる気がするけど。。。ってのはまた、次にってコトで、

核心の資料。。。は、二つ目の日記に。


って、コトで、核心の資料の転載。

全文ペーストだけど、
省略すると意図的になっちゃうんで、
しょーがない。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/3660

6月2日、北海道・夕張の病院で起きたある出来事が全国に報道された。
5月に、夕張市内の男性が首つり自殺を図って心肺停止状態となった。その男性を北海道夕張市立診療所(夕張医療センター)に救急搬送しようとしたところ、理事長の村上智彦医師が受け入れを拒否し、男性患者が死亡した、というのだ。
報道によれば、同センターは2009年秋にも心肺停止状態の自殺者の受け入れを断ったことがあり、夕張市の藤倉肇市長が今回の事態に対して「誠に遺憾」と発言したという。
報道は、センターが救急搬送を断ったことを糾弾する論調である。
しかし、そうした報道から見えてこないことは、あまりにも多い。
村上智彦医師は財政破綻した夕張に単身で飛び込み、地域医療の維持と再生のために、まさに孤軍奮闘している人物である。
そんな村上医師がなぜ救急患者の搬送受け入れを断ったのか。そもそもセンターは本当に救急搬送を受け入れるべきだったのだろうか。
以下は、村上医師からJBpressに寄せられた反論の手記である。

007年、夕張市の財政破綻に伴い、夕張市総合病院が経営破綻しました。

 夕張市総合病院の応援医として働いていた私は医療法人財団「夕張希望の杜」を立ち上げて、病院の経営再建と地域医療の継続を図ることにしました。

 破綻した夕張市立総合病院の建物を借りて、2007年4月に公設民営方式の指定管理者として夕張医療センターの運営を開始したのです。

 指定管理の条件は、夕張市からの資金援助を一切受けないこと、そして19床の有床診療所と40床の老人保健施設を運営することでした。

 夕張医療センターの本来の仕事は、在宅支援診療所として、120軒の在宅患者さんや40床の老人保健施設、かかりつけの患者さん、委託されている110床の特別養護老人ホームとグループホームを、24時間体制で電話対応も含めてケアすることです。

 救急医療や在宅医療等は、センターの本来の仕事には全く入っていないのです。

この3年間、ボランティアで救急を受け入れてきた

 「地域医療」というと、いかに救急患者の受け入れ体制を確保するかがよく問題になります。しかし、24時間365日の体制で救急を支えるためには、最低でも7人の医師が必要です。また、看護師や技師、医療機器の維持管理を考えますと、対応する範囲にもよりますが、最低でも3億円以上はかかります。そして、患者を受け入れる病院は「救急指定病院」である必要があります。

 ところが、夕張市の救急の予算は年間120万円しかありません。その予算でさえ医師会の事務職員の人件費として消えていますので、実質「ゼロ」です(ただし、予算がないという割には、市は財政再生計画で市営住宅の建て替えに数十億の予算を計上しています。決して救急の予算がなかったわけではなく、優先順位が低かっただけの話です)。

 また、夕張医療センターは「救急指定病院」ではありません。おまけに救急医療は不採算部門です。


そのため、私たちはこの3年間、ボランティアで救急を受け入れてきました。

 本当は医師も労働者ですから労働基準法がありますし、そもそも徹夜明けの医師が普通に働いていることは、徹夜明けのパイロットに操縦しろと言っているのに等しい行為です。

 特に今年の4月から、夕張医療センターの常勤医は私1人しかいません(公設民営方式の診療所は通常の民間の開業医と同じですから、医師1~2名の運営が普通だと思います)。在宅医療と外来の一部、そして週末の当直を時々非常勤の先生にお願いしてあります。

 1人体制になってしまったことから、3月の段階で市長や副市長や担当者に、「救急を今後従来通り受け入れることは難しい」ことを説明しました。同時に、「夕張医療センターを救急指定病院にしたい場合はキチンと予算を取り、労働基準法に反しない条件を契約書にも明記すべきです」という提案もしてあります。

 4月には市内で救急に関する会議があり、その席でも救急隊や医師会、行政担当者に対して、その旨を伝えてありました。

 しかし、私たちが言うことはほとんど受け入れられることなく、指定管理者の条件にはない救急医療を強要され、ボランティアでやってきた部分は評価されず、それをやらないなら出ていけ、という話になっています。

心肺停止状態の患者を小さな診療所で受け入れられるか

 今回、救急搬送の受け入れ要請があった患者さんは心肺停止状態(CPA)でした。

 患者さんがCPAとなった場合、一刻も早く病院に搬送するというのは正解ですが、設備もスタッフも少ない診療所で対応するのは無理な話です。

 救急のマニュアルでも、CPAの原因となる心筋梗塞や脳卒中の場合は専門の施設にできるだけ早く運ぶことが大切だとされています。地元の診療所に寄ることは、場合によっては時間のロスになるのです。

 昨年の9月に、やはり夕張で中学生の首つり自殺があり、心肺停止の状態で夕張医療センターに救急搬送の受け入れ要請がありました。

 この時には朝日新聞(北海道の支局)の記者の「とにかく謝るべきだ」という強い要望に従って、受け入れなかったことを謝罪しましたが、本当は若い方ならばなおさらヘリを呼んでもいいから、道内に9カ所ある救命救急センターに搬送すべきというのが私の意見でした。


 結局、朝日新聞の記者は「自作自演」のような記事を書き、医療機関を非難してセンセーショナルに記事を書くことを自慢して歩いています。

マスコミと行政が医療崩壊を助長している

 常勤医が1人だけになった4月から今までの2カ月間、私は週末も含めて夕張から出ることもなく、ほぼ毎日当直をしています。労働基準法に違反しながらも、可能であれば救急車も受け入れていました。

 しかし、そのようなことは今回の報道ではまったく問題にされず、逆に「何度か受け入れていたんだから、今回も受け入れられる」という論法になっています。

 特に、今回の北海道新聞の報道で一番問題なのは、私本人には一切の取材はなく、一方的に行政の話を基に報道していることです。他の新聞社も同様です。十分な取材をすることなく、検証なしで報道しています。

 「その結果、夕張市の医療がどうなっても責任は取らない」というのでしたら、あまりにも無責任な話です。我々はあくまでも民間企業ですから、風評被害による損害があった場合、報道したマスコミに対して法的手段を取ることも検討しなければなりません。

 行政の対応にも大いに問題があります。

 今回のような自殺は病気ではありません。うつ病対策等の行政の取り組みが大切なのであって、救急医療を充実させても自殺は減りません。

 私は昨年秋から自殺予防に関する取り組みをするよう市に要望していましたが、一切行われていません(今回の報道では、言い訳するかのように夕張市が自殺対策を始めたと書いてありました)。

 要するに今回の報道は、北海道新聞の記者が「抜く」ことだけを考えて報道し、また、夕張市が自分たちの怠慢の責任を医療に押し付けただけの話です。

 このような「医療を非難しておけばよい」といったマスコミの安易な姿勢と、行政の怠慢が全国に広がる医療崩壊を助長しているのです。

破綻前と何も変わらない夕張市の上層部

 夕張市には夕張医療センターを含めて医療機関が5カ所あります。隣町の栗山赤十字病院まで車で30分、岩見沢市立総合病院まで40~50分、札幌市まで1時間と、決して陸の孤島ではありません。

 私は数年前から「市内の医療機関や近隣の後方病院などと連携を取れるように、市の方で調整してほしい」といったことを市に提案してきました。

 しかし、市の対応は全く進んでいません。「現状維持」「先送り」といった破綻前の習慣を続けているのです。市役所の上層部は、相変わらず破綻前と同じです。

 その一方で、保健福祉部門をはじめ、若手の職員の中にはとても真剣に市の医療再生に取り組む人たちもいます。また、一部の住民は真面目に健康づくりに取り組み、在宅で家族を支えています。

 そんな人たちは今回の報道後も「頑張ってください」「私たちは分かっていますよ」と声をかけて下さり、たくさんの励ましのメールをいただきました。

 こういう人たちに支えられて、また、その人たちを支えたいという思いで、何とか夕張に踏みとどまっていられるのです。

 夕張での高齢化社会への取り組みは、他の地域にとっても良いモデルになると思います。

 「優等生」である長野のようなモデルは、多くの地域で真似できないかもしれません。しかし、「劣等性」の夕張で実現できたモデルは、必ず他の地域でも実現可能だと思います。

 その意味では、夕張市の一番良かったことは、破綻したことなのかもしれません。


-------

何だか...夕張というもしかして、小さなコミュニティの中で、
報道と医療、そして行政、
コレを機に仲が悪くなりそう。。。もともと悪かったのかなあ。

さて、この問題、某所で議論されてたんだけど。。。


その最初の投稿は、一つ前の、「核心」としてタイトルを書いた医師の言い分に共感したヒトのものだった。
なるほど、分かる。そして、彼の言い分から、この記事、スルーするには、ちょっとひっかかるものが存在するんだろうっていうのを感じる。


当然ながら、その最初の投稿(医師によるもの)は、

夕張、救急は大変。
世の中の救急、壊滅的になってる。
ホラ見たことか、
医療崩壊っ。

っとまでは書いて無いけど、そういう方向性に行くようなもの。
夕張の医師にシンパシーしてる系


そして、続くのが、
メディアへの批判。


って感じなわけだけど。


問題はどこにあるのか。
すずめ的にはいろんなモノ混ぜちゃいけない。
混ぜちゃうから、ヘンな勘違いを生んだりする。
ってずっと思ってる。
オーノ病院 然り
オーヨド然り


まず、
この記事、どういう問題があるのか、列挙してみたい。

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事実A
夕張市立診療所が5月、自殺を図り心肺停止だった男性の救急搬送受け入れを断っていた

1
医師法じゃ断っちゃいけないわけだけど、
それって、個人として断れないわけで、組織的な環の中で別のところに回すっていうのは、その範疇?
2
首吊りで心配停止 それってそもそも、救急車の対象?
(ただし、コレは分からないので、事実が分かるまで、想像で言っちゃいけない。是にしても、非にしても)


事実B:
市長が病院長に事情を聞いた



それって問題?別に良いんじゃないの?



それって、やっぱし、問題。

市長が病院長に事情を聞くっていうのが、オオゴトにしても、何にしても、
本来、新聞に載せるほどのアクションじゃないよね。

だけど、コレを新聞に「書く」という事は事件扱いにしてるってコトかも。
すずめがとなりのおばさんに今晩のメニュー聞いたって記事にならないんだしね。


事実C

3月に常勤医3人が退職し現在は常勤医1人



それじゃあ受け入れられないよね



緊急なんだし、受け入れられたでしょ

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っていうのをまとめると


メディアの書き方の問題

夕張の医療インフラの問題

夕張先生の対応の問題

夕張先生の労働条件の問題

遺族の問題

消防の対応の問題

ってコトがあるかも。
そして、その一つずつを別々に考えなきゃいけない。
ユメユメ、
夕張は大変なんだから、何でもオッケーなんて結論はだめだよね。

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