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2011年9月 1日 (木)

千葉市博物館  浅川巧(たくみ)生誕120年記念 浅川伯教(のりたか)・巧(たくみ)兄弟の心と眼-朝鮮時代の美

千葉でちょっと時間があったので、千葉市博物館 

浅川巧(たくみ)生誕120年記念 浅川伯教(のりたか)・巧(たくみ)兄弟の心と眼-朝鮮時代の美

ってのを見てきた。
こういうチャンスでもなければ、きっと入らなかったろう。たまたま月曜日。他にどこも開いてないっていう日。3時間ほどをつぶす他の選択肢が無かったから。


でも、意外に面白かった。

実は、焼き物なんて、全然分からない。
こういうものに、法外な値段がつけられることに、かなりの反感も持っている。

もちろんそういうイメージは拭えないにしても、作品展そのものは、非常に興味深かった。


いろいろな陶器類
生活の中で使われるために作られたもの。
生活の中で使われたもの。

描かれた絵は、
端正ではなく、緻密でも、美的に高度なものでもない。
でも、暖かみがあり、
必然性がある。
簡単な花の絵。だけど、これが無かったら、この壷は全く違った存在感になるだろう。

浅川の作品群は、概ね、70、80年前以降だろうか。

美しいとは言わない。
でも、こういうもので生活したいなと思わせてくれる。
きっと、少々割ってしまっても、「残念」位で済むのかもしれない。

何年か前、よく、益子焼を買いに行っていた。或る作家さんのが気に入って買い集めていたのだが、
話を聞くと面白かった。彼らは作家としても活動しているが、実は、生活の中で使う陶器を手作りで「量産」する陶工でもあった。どれだけ速く正確に、きちんとした陶器が作れるかというような、職人。

民芸運動という、いわば哲学的な活動も、本当はそういう部分があるんだろう。
生活者 職人 陶芸作家
美術品 生活用品
こういうのがどう、整合するのか分からないけれど、
興味深い。


ふと、ギリシャの赤像式の壷が頭をよぎった。
あれも、そういうものだったんだろう。
こういうのが2500年経つと、きっと、芸術になっていくのかもしれない。
生活という生々しい部分が風化して。


そんな事を思いつつ。


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http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2011/0809/0809.html

 千葉市美術館では、「浅川巧(たくみ)生誕120年記念 浅川伯教(のりたか)・巧(たくみ)兄弟の心と眼-朝鮮時代の美」を開催します。
 朝鮮半島の陶磁器や木工品は古来よりわが国に多くの影響を与えてきました。たとえば、桃山時代における茶道や近代の「民藝」運動などとのかかわりは大きく、一般的にも知られています。

 山梨県に生まれた浅川伯教(1884-1964)と巧(1891-1931)の兄弟は、植民地時代(1910-45)の初期、朝鮮半島に渡りました。彼らは朝鮮家屋に居をかまえ、現地の人々に溶けこみながら暮らします。やがて伯教は朝鮮陶磁研究の第一人者となり、また弟の巧も、朝鮮の陶磁器および木工品について名著を残しました。彼らの活動で特筆されるべき点は、世界に先駆けて“李朝”-朝鮮時代(1392-1910)の陶磁器に注目し、その美と向かい合ったことです。
 1920年代以降、浅川兄弟の活動によって李朝の陶磁器や工芸品は一躍注目を浴びることになります。ふたりは時代を代表する陶芸家、研究者そして数寄者たちのよき協力者、導き手として朝鮮時代の美術を紹介しました。なかでも、彼らが柳宗悦(1889-1961)に影響を与え、そこに河井寛次郎(1890-1966)、濱田庄司(1894-1978)、富本憲吉(1886-1963)たちが加わったことによって、「民藝」運動は具体化しています。

 残念なことに巧は若くして世を去り、朝鮮から日本に引き揚げてきた伯教も1949年から千葉市内に居を構えますが、時代の変転のなかで調査や研究の成果を充分にまとめることなく歿しました。本展は、朝鮮陶磁の傑作として名高い《青花辰砂蓮花文壺》や《青花窓絵草花文面取壺》など、浅川兄弟と柳宗悦が選び抜いた旧朝鮮民族美術館のコレクションをはじめ、伯教作の絵画資料や陶芸作品、柳自筆の原稿、そして同時代の陶芸家たちの作品など約200点を通して、今日改めて評価の気運が高まる浅川兄弟の事跡を、はじめて体系的に紹介するこころみです。

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