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2011年5月27日 (金)

東電の現場にエールを送りたい!

班目氏「私は何だったのか」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1615662&media_id=2


今回のことで,初めて分かった。東電って、すごい。
現場の技術者は、国も上司/出世も、
何も関係無く、自分の信念を貫ける技術者がいるんだ!
これは、本当は、すごいことじゃないだろうか。
しかも!
こんな事態に直面して、
その中で、それができるっていうのは、すごい。

この時、国の指揮のもとに、東電が動くという形を作りつつあった。

確かに、あの夜のこと、すずめも覚えてる。
ニュースの下に、白い字で、
「原子炉に海水注入 中断」っていう文字が流れた。
あれ?もしかして、動力系統に不具合があった?このままずっと入れられなかったら、どうなるんだろう。。。って。だけど、そのうち、再開された。
あの日は、次の朝、テレビをつけるのが怖かった。日本が壊滅するっていうニュースが流れてたらどうしようって、思ったもん。


さて、上のニュースに戻ると。

この時、
結果的に見ると、
東電内部で、「総理の許可」を慮って、ストップの指示が出たのだった。(そこには国は関係無いんだけどね)
だけど、
現場のトップの判断で、注入はちゃんと、継続されてた。
この吉田所長って、すごい。
東電本店の事務方のトップマネジメントは原発には素人。
その上司の命令を無視したのだ。原発の所長にもなった人が、それを無視できるってのがすごい。プロフェッショナルとしての信念だったんだろう。
もちろん、この時も、彼だって不安な部分はあったはず。海水注入に関しては正しかったとしても、最終結果がどうなるのかは、この時、完全に不透明。メルトダウンを起してるっていうのも分かってただろう。その中で上司の命令を無視する判断。彼だけじゃなく、彼の部下たちも道連れに、良くて左遷。。。
そんな覚悟もしてたろう。
そして、その覚悟の独立性を保つために、
東電トップへ情報を流さなかった。
彼の部下もついてきたんだろう。チクったりするヤツもいなかった。
その後、世間がこんなに騒いでても、流そうとしなかった。
昨日になってやっと。。。ボケを装って流した。

東電って、こういうコトができない体質だと思ってた。
だけど、違ったんだ。
コレはすごい。


震災このかた、
東電の隠蔽的体質には、がっかりするものがあった。

だけど、
今回のことで、ちょっと、イメージが変わった。
私たちがメディアを通して見てるのと、全然別の姿があるのかもしれない。

コレ、隠蔽?
隠蔽の意味が違ったのかもしれない。


1つ前とその前の日記にも書いたけど。

そもそも、すずめ的には、保安院や政治家なんて、原発素人。
何で、東電の現場が分からない事が、彼らに分かる?って思ってた。
どんな学者を呼んだところで、この道何十年ってやってきた人たちよりも、分かるはずがある?
ましてやメディアが流した断片的情報を見て、ヤイノヤイノ言う世論にどれほどの意味がある?素人、1000人が言うことより、たった一人のプロの方が正しい。
(それって、デザイナの誰もが思うコト!)素人が増えれば増えるほど、バカな結果を作ってく。
今回の事で、また、ヒョーロンカは「国の指揮がナってない」って言ってるけど、指揮なんてできないコト、意味が無いコト、国が一番分かってるはず。だけど、こーゆーコト言われたら、また指揮ってるフリしなきゃいけなくなる。迷惑なハナシだ。

だから、ここんとこ、ずっと、
東電も、国もGood Jobって日記に書き続けてるんだけどね。

メディアは国の指揮機能を批判するけど、
違う。
メディアも、コクミンも気づくべきだ。
自分たちの作り出す世論が、どんなに迷惑なモノか。
迷惑な世論から「本当にすべきこと」を守るために、
現場はどんな苦労をしなきゃいけないか。

もちろん、全部、隠蔽して良いっていうワケじゃない。
水や食べ物、放射線量に関しては、きちんと情報を流して欲しい。
コレは私たちにも、方策があるから。
だけど、東電の事故回避の方策/技術については、世論なんて、何のタシにもならない。

そこの所、
ちゃんと、区別すべきだよね。

 ◇「親分肌」本店に過去反論も…注水判断した吉田所長

 大阪府出身。菅直人首相と同じ東京工大で原子核工学を専攻。1979年に東京電力入社。昨年、所長に就任し、第1原発での勤務は4回目となった。

 身長180センチで学生時代はボート部に所属し、社内の評価は「豪快」「親分肌」。免震重要棟の廊下で眠る作業員に「もう帰れ」と声をかける一方、収束に向けた工程表を持ち出して作業を急がせる本店に「作業員の被ばく量をどう考えるのか」と反論することも。

 「発電所のことは自分が一番知っているという自負があるのだろう。それが時には頑固に見える」と元同僚。

 情報の混乱が、新たな物議を醸しているが、東電のある幹部は「大変なご迷惑を掛けていることに違いはないが、事故が今の状況で済んでいるのは吉田の存在も大きい」とかばった。


<福島第1原発>東電説明ちぐはぐ 海水注入問題
(毎日新聞 - 05月27日 08:52)


 東京電力福島第1原発事故で、1号機への海水注入は中断されていなかった。事故原因究明に重要な情報が、事故から2カ月以上たって公表されたのは、国際原子力機関(IAEA)による調査直前だった。これまでの東電や政府が発表したデータの信頼性にも疑問符が付く。つじつまの合わない説明も多く、近く発足する「事故調査・検証委員会」での徹底した解明が求められている。

 ◇初期データ「中断」一転覆る

「現場が錯綜(さくそう)する中で、事実が違っていたことは申し訳ない。コミュニケーションの悪さがあった」。26日、東電本店で会見した武藤栄副社長は謝罪した。
二転三転した情報の混乱は、なぜ起きたのか。海水注入継続の事実は、24〜25日に東電本店が実施した吉田昌郎・福島第1原発所長らへの聞き取りから明らかになったという。
東電によると、3月12日午後7時4分ごろから原子炉を冷やすための海水注入が始まったが、午後7時25分ごろに本店と現場とのテレビ会議で、「首相の了解が得られていない」との情報について協議。注水停止で合意したが当時、吉田所長は反論しなかった。ところが、吉田所長は注水をやめていなかった。その理由を「冷却が最優先でどうしても受け入れられなかった」と話しているという。
東電が過酷事故のため事前に策定していた安全対策(アクシデントマネジメント)では海水注入は発電所長の権限で実施できる。だが実際は、「海水注入は首相が判断する感じがあり、その判断がない中で注入できないという空気を(官邸にいた東電関係者が)伝えてきた」(松本純一原子力・立地本部長代理)という。首相の意向に配慮するあいまいな経緯で、原子炉冷却の鍵となる作業の判断がなされていたことになる。

 注水中断は今月20日の東電の会見で明らかになった。その経緯をめぐって、連日国会で取り上げられ、政府や東電、原子力安全委員会が追及を受けた。27日にはIAEA調査団が同原発を視察する。世界の原発の安全対策が問われる中での調査は、主要8カ国首脳会議(G8サミット)や6月のIAEA閣僚会議にも影響する。

東電が20日に会見で最初に中断を公表してから聞き取りに乗り出したのは24日。現場からも本店への報告がなかったとみられ、対応が遅れた上に「中断」という事実が覆った背景には、こうした国内外の外圧が影響した可能性がある。吉田所長も聞き取りに「新聞や国会で話題になっているのでもう1回よく考えた。IAEAのインタビューも受ける。正しい事実に基づいて評価されるべきだと考えた」と答えたという。

 一方で、東電は16日に公表した同原発の地震発生時の初期データ報告書で、海水注入の中断を記載している。「社内のメモや緊急対策本部の聞き取りでとりまとめた。吉田所長からは聞いていなかった」と説明した。現場との意思疎通が不十分だったことをうかがわせるが、中断から55分後の3月12日午後8時20分に注水が再開されたと公表してきたことについては、「発電所から出てきた報告」と説明する。東電は「この1件以外、報告しているものと違うものはないと聞いている」と強調するものの、他の公表内容への不信を生んだ。

 二ノ方寿・東京工業大教授(原子炉工学)は「注水を継続した吉田所長の判断は正しかった。だが、現場とのコミュニケーションがうまくいっていないことは心もとなく、心配になる」と話す。【足立旬子、永山悦子】

 ◇政府困惑 批判強める野党

 海水注入を継続していたとの東電の発表に、政府内では26日、困惑が広がった。枝野幸男官房長官は記者会見で「事実関係を正確に把握して報告、伝達していただかないと我々も対応に苦慮するし、国民が疑問、不審に思う」と不快感を示した。

 枝野氏によると東電から訂正の報告があったのは発表直前の午後3時前。東電が訂正するに至った原因について「しっかりした情報共有や意思疎通がないまま発表されたことが原因だろう」と語った。

 ただ、東電が重大事実を訂正したのは、政府発表の信頼性を揺るがす事態だ。政府は東電の報告を基に国会答弁などをしており結果的に誤ったことになる。2日の参院予算委員会では海江田万里経済産業相が「午後7時4分に試験注入を開始し、20分で停止した。重ねて(菅直人)首相から本格的な注水をやれ(と指示した)」と答弁した。注入中断は同日から独り歩きしており、誤った情報を見抜けなかった官邸や経産省の責任が問われる可能性もある。

 政府筋は「政府が促していた海水注入や(原子炉の圧力を下げる)ベントを東電はなかなかやらなかったが、それが東電の意思だったのか、(物理的に)できなかったのかすら分からない」と不信感をあらわにした。

 一方、自民党など野党は「隠蔽(いんぺい)体質があるのではないかという疑惑が広がっている」(谷垣禎一総裁)と批判を強めている。

 自民党は19日の時点で「首相が海水注入を中断させた」という情報をつかんでいた。20日にTBSがこの問題を報じると、安倍晋三元首相は「私も複数の人から聞いている。首相として万死に値するミス」と批判した。

 これに対し、首相は23日の衆院東日本大震災復興特別委員会で谷垣氏の質問に中断の指示を否定。「注入継続」は首相の主張を補強する形となり、民主党の安住淳国対委員長は「野党第1党の党首がメディアに検証もしないで乗っかり首相を攻め立てた。一言おわびがあっていいのではないか」と逆襲した。

 しかし、訂正が繰り返される政府・東電の混乱ぶりは、野党に再び付け入るスキを与えることにも。自民党幹部は「こっちは政府の資料をもとに追及してきた。独自のネタもある」と語り、27日にも野党で対応を協議する考えを示した。【中田卓二、影山哲也】

 東京電力福島第1原発1号機への海水注入問題は、現場の所長が継続していたことが26日、判明した。事故収束にあたる2700人の作業員を束ねる吉田昌郎所長(56)とはどんな人物なのか、東電幹部らの証言から探った。

海水注入「所長を支持」東電「あきれた組織」

海水注入 実際は続行 福島第1 所長が独自判断
産経新聞 5月27日(金)7時55分配信

福島第1原発の中央制御室


 東京電力福島第1原発1号機で地震発生翌日の3月12日、原子炉を冷やすための海水注入が一時中断したとされた問題で、東京電力は26日、実際には注入は中断していなかったと発表した。同原発の吉田昌郎所長(56)が注入した方が安全と判断し、続行していたという。本店の指示に反し、現場が独自の判断をしていたことになり、事故対応をめぐる連携の悪さが改めて浮き彫りとなった。


 東電の武藤栄副社長は記者会見し「現場が錯綜(さくそう)する中で事実と違い、申し訳ない。コミュニケーションの行き違いがあった」と謝罪した。

 一方で、吉田所長の判断については「技術的には妥当だった」とした。吉田所長の処分については今後検討するという。

 東電によると、海水注入は3月12日午後7時4分に開始。21分後の午後7時25分に、首相官邸に派遣した東電社員から「首相の了解が得られていない」との連絡が東電本店にあったため、本店と原発でテレビ会議を行い、注入停止を決定した。しかし、吉田所長はその決定に従わず、注入を続けたという。

 東電本店の社員が24日から25日にかけて、状況を再確認するため同原発で吉田所長から事情を聴取し、事実が判明した。

 吉田所長は「新聞や国会で話題になっており、国際原子力機関(IAEA)の調査団も来ていることから、事故の評価解析は正しい事実に基づいて行われるべきだと考えた」と事実を明らかにした理由を説明したという。

 東電は21日に問題の経緯を初めて明らかにした際、3月12日午後8時20分に海水注入を再開したとしていた。

 海水注入について菅直人首相らと協議した際に、再臨界の危険性を指摘したと伝えられ、発言内容が注目されていた原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は26日、「中断がなかったのなら、私はいったい何だったのか」と不信感をあらわにし、「55分間の停止命令を誰が出したのかという話をしていたのに、停止していなかったと。いったい何がどうなっているのか教えてほしい」と話した。


福島原発
 東京電力福島第一原子力発電所1号機の炉心を冷やす海水の注入が、東日本大震災の発生翌日に一時中断していたとされる問題で、東電は26日、「実際には海水注入は継続していた」と発表した。


 同原発の吉田昌郎
まさお
所長が、事態の悪化を防ぐため必要と判断し、東電本店の意向に反して独断で継続したという。この問題をめぐっては、政府・東電統合対策室が中断の根拠として示した班目
まだらめ
春樹・内閣府原子力安全委員長の発言内容が訂正されたばかり。政府・東電の情報発信のあり方が改めて問われそうだ。

 統合対策室は21日、海水注入中断の経緯を公表。その中で、東電は3月12日午後7時4分に海水の試験注入を始めた後、原子炉の再臨界を懸念した官邸の意向に配慮し、7時25分に独断で注入を中断。その後、首相の指示を受け、8時20分に再開し、55分間の中断が起きていたとしていた。しかし、実際には、官邸詰の東電社員から「首相の了解が得られていない」との連絡を受け、東電は東電本店と第一原発を結んだテレビ会議で中断を決定。吉田所長は、この場で反論はしなかったが、独断で注水を継続した。

 午後8時20分に注水を再開したとの連絡が、吉田所長名で入ったため、東電は中断が起きたと判断した。東電は今月24、25の両日、吉田所長らに聞き取り調査を実施。吉田所長は事実を明かした理由について「国際原子力機関(IAEA)の調査もあり、正しい事実に基づき評価が行われるべきだと考えた」と説明したという。吉田所長は1979年入社。昨年6月から所長を務めている。

 東電の松本純一・原子力立地本部長代理は「最初に公表した調査結果は、本店の関係者と、本店に残っているメモだけを基にした」と調査が不十分なまま公表したことを認めた。

(2011年5月26日21時09分 読売新聞)

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