« 東電の現場にエールを送りたい! | トップページ | 方策が無い中での批判 »

2011年5月29日 (日)

癌の告知とすずめ算

がん告知のすずめ算


癌って告知した方が良いか、
しない方が良いか。

最近は、好むと好まざるとに関わらず、
多くの病院で、
「あ、癌です」って
サラリと言われてしまう。

ずっと、癌告知にはいろんな議論があった。
自分は絶対知りたいという人も多いだろう。
そういう人は良い。
だけど。。。
本当にみんなそうだろうか?

すずめのパパが去年、亡くなった。
その前に、
医師はこんな風に言った。

あなたの命は、これから、この癌が奪うことになるでしょう。
これから、いろんな事が不自由になっていきます。
そして、それが改善していくことは、無いでしょう。
だから、その日、その日が、これからの人生で最良の日であると思ってください。

ドクターとはとても良い信頼関係を築けていたし、
すずめのパパはとてもドライな人だったから、
そんなに葛藤も無く,受け入れたように見えた。

だけど。。。
その後、どんどん悪くなっていく中、
その向こうに、確実な死があることを「知っている」のは、
恐ろしくなかったわけが無い。

だからすずめは思った。
すずめは絶対、知りたく無い。

癌は告知しないで欲しい。
上手に嘘付いて欲しいって。


さて、
本当に癌の告知をすべきかどうか、
ちょい、計算してみた。
イカサマすずめ算。

世の中で、癌の告知をして欲しい確固たる信念のある人を除いて、
どちらが良いか分からない人、100人

彼らが告知によって、ハッピーだったかどうかで考える。

先ず、

告知をされる時点で、100人の人の予後がどうなるか分からないんだけど、

とりあえず、

50人は予後が悪く死亡する
50人は予後が良く完治する

(この50:50ってのは、神さましか分からないんで、ホントは神さま係数ってする所だけど。。。当たるも八卦当たらぬも八卦なので、とりあえず50:50にしちゃう)

さて、そのそれぞれの50人に、
どう、告知するか。

もし、予後が悪い人たちに、癌ですって告知したとして、
彼らのうち、告知されて良かったと思う人はどれだけいるだろうか?
たとえば、半分だったら25人。
正確に言えば、
その割合って、ホントは分からないんだから、

告知されてハッピーだった人 ≦ 50
(50人か50人よりは少ない)

となる。


さて、残りの50人
予後が結果的に良いっていう人の場合。
誰だって、癌ですなんて、言われたく無い。
そんなコト、考えないで暮らしたいって思う。
余程のマゾじゃ無い限り。

彼らは、知っても知らなくても、同じ。
だって、もともと、助かる人たちなんだもん。
だったら、知らない方がハッピーに決まってる。
こっちは全員、告知されない方がハッピー。


ってコトは、

100人の中で、
告知された事によってハッピーになる人の割合は、

告知されてハッピーだった人 ≦ 50
(50人か50人よりは少ない)


ってコトだ。
(ホントは、予後が悪い運命でも、告知されたく無い人は、何人かいるはずだとしたら、50人よりも、もっと少ないはずだけどね)
ただし、この50っていうのは、神さま係数。
運を天に任せる数字。
常識的に言えば、生存率ってコトかな。


ってコトは

5年生存率が50%より高いなら、
告知しない方がハッピーになる人の確率の方が高い。

ってワケだね。

結論で言えば、

癌告知、
すずめにはしないでね。

っていうすずめ算。


|

« 東電の現場にエールを送りたい! | トップページ | 方策が無い中での批判 »

医療」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1210811/40184045

この記事へのトラックバック一覧です: 癌の告知とすずめ算:

« 東電の現場にエールを送りたい! | トップページ | 方策が無い中での批判 »