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2011年5月19日 (木)

津波 地震 原発:人の想像力


想定外っていう言葉が飛びかう今回の震災。
人の想像を超えていた。

でも、本当に想像を超えていたんだろうか?
たとえば、このニュースのような出来事をネタにした小説、すずめは何冊か読んだことがある。小説なので。。。ちょい、科学的にどうなの?っていうのもあったけど、
でも、津波は、こんなとんでもなく大きなものが来る可能性があるっていうのは、ありえて、その状況を「想像」されてた。

ちょっと前のニュースでもあった。

此処より下に家建てるな…先人の石碑、集落救う
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110329-OYT1T00888.htm

(下に抜粋引用)


ちょい、調べると大阪でも、こんなものがあった。

http://blog.goo.ne.jp/tohl_august/e/0072cc3f15a31f35a663137f2c79a7d7

本当は、人の想像力を超えてなんていない。
人は1000年に一度の天災を超える想像力を持ってる。


今、私たちを取り巻く放射線の問題。
ホントは、ある危険値以上にならない限り、
本当は危なく無いんだろう。
将来にわたっても。
ただ、それが本当に危ないのか、危なく無いのか分からない。

たとえば、車を買う時、自分がコレで本当に事故を起こすのか、起こさないのか、分からない。
とりあえず、「起こさないだろう」と思って、買う。

放射線は、本当に危ないのか、危なく無いのか分からないけど、とりあえず、「危ない」と思っておこうと思う。

私たちは、放射線がとても「不潔」に思えるから。
だから、放射線に汚染されてる野菜は、「汚いもので染められてる」イコール不潔って思う。

えんがちょ
って世界。

その科学的確度はどうなのか。
そういう問題じゃなく。


その感覚は人の本能的なものかもしれないと思う。
科学的にはどういう機序で人間に害悪を与えるのか、解明できていくのかもしれない。だけど、どんなに解明できても、決して、コントロールできないだろう。
解明するのと制御するのは、全く違う。

人は、
解明できる前から、その先、制御できるかどうか、
できない時のリスクの大きさを「想像」することができる。
だから、本能が警告する。
放射線は汚い。

この本能の声には、真摯に受け止めるべきだろうと思う。

原発「紙一重」明暗分けた要因
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1606459&media_id=2

( 下に抜粋引用)
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「此処ここより下に家を建てるな」――。

 東日本巨大地震で沿岸部が津波にのみこまれた岩手県宮古市にあって、重茂半島東端の姉吉地区(12世帯約40人)では全ての家屋が被害を免れた。1933年の昭和三陸大津波の後、海抜約60メートルの場所に建てられた石碑の警告を守り、坂の上で暮らしてきた住民たちは、改めて先人の教えに感謝していた。

 「高き住居は児孫の和楽
想へ惨禍の大津浪」

 本州最東端のとどヶ埼灯台から南西約2キロ、姉吉漁港から延びる急坂に立つ石碑に刻まれた言葉だ。結びで「此処より――」と戒めている。(●は魚へんに毛)

 地区は1896年の明治、1933年の昭和と2度の三陸大津波に襲われ、生存者がそれぞれ2人と4人という壊滅的な被害を受けた。昭和大津波の直後、住民らが石碑を建立。その後は全ての住民が石碑より高い場所で暮らすようになった。

 地震の起きた11日、港にいた住民たちは大津波警報が発令されると、高台にある家を目指して、曲がりくねった約800メートルの坂道を駆け上がった。巨大な波が濁流となり、漁船もろとも押し寄せてきたが、その勢いは石碑の約50メートル手前で止まった。地区自治会長の木村民茂さん(65)「幼いころから『石碑の教えを破るな』と言い聞かされてきた。先人の教訓のおかげで集落は生き残った」と話す。

(2011年3月30日07時22分 読売新聞)


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 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の事故は、原発の津波対策の手薄さを浮き彫りにした。一方、同じ太平洋側にある福島第2原発(同県楢葉町、富岡町)や東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)、日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)は想定に近いか上回る津波にさらされながら、致命的な惨事を免れた。明暗を分けた要因を探った。【根本毅、八田浩輔、須田桃子、西川拓】

 ◇津波史を独自調査

 東電が福島第1原発で想定した津波の高さは5.7メートル。だが、平安時代の貞観(じょうがん)地震(869年)では、8メートル以上の津波が現在の敷地に押し寄せた可能性があることが産業技術総合研究所の昨年の分析で判明した。

 研究チームは東北地方太平洋岸で貞観津波による堆積(たいせき)物を調べ、原発に近い福島県浪江町では現在の海岸線から1.5キロ内陸まで到達していたことを突き止めた。この規模の津波を起こすには、南北200キロの断層がずれたと考えられ、コンピューターによる試算で第1原発付近の津波高を見積もった。

 東北電は貞観地震の津波による仙台平野の地層内堆積物の分布を独自に調査。貞観津波とともに、明治三陸津波(1896年)、昭和三陸津波(1933年)などの文献と堆積物を調査した結果、慶長津波(1611年)が女川原発周辺の過去最大級の津波だったと判断。敷地での津波の高さを最大9.1メートルと想定していた。

 しかし、東日本大震災の津波はこの想定さえも超え、高さ13メートルだったと推定される。敷地は海面から14.8メートルにあったが、2号機では、原子炉建屋1階に設置されていた非常用電源3系統のうち1系統が津波で機能を失った。残る2系統が維持できたことなどで辛くも事故を免れた。

 東北電は「敷地の高さに余裕を持たせたため、上から津波をかぶることはなかった」と強調する。しかし、同原発がある牡鹿半島は、地震の影響で1メートル地盤沈下するなど大きな地殻変動が生じており、対策の根本的見直しは必至だ。

 東海第2原発は最高5.7メートルの想定に対し、5.4メートルの津波が到達。非常用発電機を冷やすためのポンプ3台のうち1台が使用不能になり、100度未満の冷温停止状態に持ち込めたのは4日後の3月15日だった。

 福島第2原発は第1原発と同規模の津波を受け敷地が浸水したが、非常用発電機が気密性の高い原子炉建屋に設置されているなどの新しい設計が幸いした。

 ◇「揺れ」ばかり考慮の耐震

 
 06年の耐震安全設計指針の改定により、国が各電力会社に原発の耐震安全性の再チェックを求めたが、09年の中間報告段階では津波は「地震随伴事象」として先送りされた。


 入倉孝次郎・京都大名誉教授(強震動地震学)は「電力会社も国も(地震や津波に関する)最新の知見に基づき、敏感に問題を吸い上げる努力が足りなかったと言える。福島第1原発以外の全国の他の原発についても、従来の想定以上の地震・津波が起きた場合の影響、多重防護システムが働くかどうかの検証を進めるべきだ」と話す。

 ◇貞観地震

 869年、三陸沖を震源に広範囲に津波被害をもたらした地震。マグニチュード(M)8.5前後と推定されている。多くの家屋が倒壊し、津波が現在の宮城県多賀城市一帯を襲い約1000人が水死したとの記述が古文書に残っている。宮城県石巻平野から福島県北部にかけて、当時の海岸線から数キロ内陸まで浸水した。

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