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2011年4月28日 (木)

被曝量上限とその天井

年間の被ばく線量 上限撤廃も
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1585376&media_id=2


この記事は原発作業員に関してなので、一般的なものではないけど。


こうやって「上限」が動いていくことに不安を感じる。
たとえば、食物に関しての「上限」はどれほどなのか。


少し前の日記、
http://suzume6.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/who2-8209.html

WHOの文書から。
原典は上記URL参照

Radionuclides について、

Food for general consumption (kBq/kg)
普通消費用のものと、
Milk and infant foods drinking waer
牛乳と幼児食 飲料水
の二つに基準を分けている。
最初の数字が前者で後の数値が後者
単位は kBq/kg

Cs-134, Cs-137, Ru-103, 1000 1000
Ru-106, Sr-89 1000 1000
I-131 1000 100
Sr-90 100 100
Am-241, Pu-238, Pu-239 10 1


Cs セシウム
Ru ルテニウム
I  ヨウ素
Sr ストロンチウム
Am アメリシウム


It is noted that levels given in Table 5 apply to situations where alternative food supplies are readily
available. Where food supplies are scarce, higher levels can apply.
表5で示したものは、他に選択肢が無い時は供しても良い。もし乏しければより、高いレベルのものを供給しても良い。


------


上は食物に関する基準。
きちんと、上限が設けられている。
しかし、その表の下には、小さく、
もし、食べるものが無ければ、「もっと高いもの」でも良いとしてる。
そこには、最終的な上限が無い。


上のニュースで問題にされているのは、特殊な人たち。
原発で働く作業員であって、プロなのだから、それもあるのだろう。

だけど、本当は、食べ物の基準と同じ意味合いの部分もある。
両方とも,国や企業が「許す」ということは、実質的に作業員や私たちへの「強要」になるからだ。作業員は、仕事を辞める(上司に反抗する)、私たちは、どこか遠い所から一個のキャベツを何倍もの費用をかけて取り寄せるしか無い。
実質、できない。


もちろん、
なぜ、国がそういう事をせずにはいられないかは分かる。

農家も大変だろうし、
水を求めてのパニックだって起こる。

そして、こういうのへの危機感の持ち方は、人それぞれ、
相当違いがある。

本当は,一番間違ってるって思うコトがある。
人は、イロイロ違うんだから、
全員を十把一絡げにした基準じゃいけないはずっていう事だ。
だから、コレは甘い!
って思う人と、
ホントはまだまだ、大丈夫って言うヒトがいる。

たとえば、赤ちゃんや妊婦さんはもちろんだけど、子供やこれから子供を産む可能性のある若い女性。
彼らには、高い基準にするべきじゃないだろうか。
逆に、高齢者はもっと高くても良いはず。


国は、
それがなぜか、
きちんと説明した上で、
野菜や放射線被曝の基準を示すべきであるはず。
上の作業員の被曝上限だって、
若い女性も同じだったらゆゆしきコトだ。
(って実際にはそういう現場に女性を配置することはされていないだろうけど。。。それをちゃんと、報道すべきじゃないかな)


それにしても、
ふと、不安がよぎる。
もし、今、国だって想像してるように、
東南海地震が、311地震のプレートに連動して起こったとしたら、
浜岡原発はどうなるんだろう。

何かあったとしても、もう、有能なベテランは
作業に行けないよね。

------

厚生労働省は27日、原発作業員の被ばく線量について、通常時は年間50ミリシーベルトとする上限規定を撤廃する検討を始めた。5年間で100ミリシーベルトの上限は維持する。福島第1原発の事故では、全国各地から作業員が応援派遣されているため、現行の上限規定のままでは、他の原発の点検業務に当たる作業員が確保できなくなるという懸念が産業界などから出ていた。

 一方、通常時とは別に、緊急時の被ばく線量について厚労省は先月、福島第1原発の復旧作業に限り、100ミリシーベルトの上限を250ミリシーベルトに引き上げる特例措置を設けている。

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