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2010年12月10日 (金)

青少年育成条例の改正案/歩み寄れない?

角川書店、「東京国際アニメフェア」出展取りやめ 社長「都の姿勢に納得できない」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1432834&media_id=32

こういうコトを
自治体とかが「法」としてやるから、
反対が出ちゃう。


表現の自由に関してはやはり死守すべきっていうのは厳然とある。
上村松園も春画を描いてたっていう。今になれば、きっと芸術作品なのだろう。
今の時点で、都議会がエッチだと決める作品に、そういう先見性があるのだろうか。
その一方で、
商業活動として確かに子供が食い物にされている現実はある。
何よりも、
若いヒトたちに蔓延させたくないのは、
「センスの悪いもの」だ。
そりゃ、キワドくエッチならば売れるだろうという商売として作られたものは、センスが悪いのは多いだろう。

良心的企業は、社内での基準があるはず。
クリエーターの中にも、
下品でも儲かれば良いというスタンスをどこまで許すか、
自分自身の中にもボーダーもあるはず。
客観化ができないだけで。


だけど!
ホントは、理屈にできないけど、
分かる。
ココと言う風にボーダーを引くのは難しいけど、誰でも、松園レベルの枕絵とエッチなマンガの違いは分かる。
しかも,明らかに。
今までだって、18歳未満禁止っていうのもあったんだし。

確かに、このボーダーの位置は、人によって違うのだろう。
また、作品の中に占める割合や必然性も、解釈によって大きく違う。
だから、難しい。更には、ココに、表現の自由を死守しようという、いわゆるプロ市民が登場しちゃって、ますます、コトは複雑になって行く。


まずは。。。
どうだろう。


こういう流れ。
表現の自由の侵害と言う意味ではもちろん、
商売至上主義的下劣な表現の横行っていう意味でも、
本当のクリエーターたちにとっては、危機感があるはず。
今までは、チラリと見せただけでインパクトがあったのに、
イマドキは読者が麻痺しててバッチリ見せないと誰も振り向いてくれない。。。から、しょうがなく、ここまで描くみたいな。

まずは、どうだろう。
歩みよれないだろうか。

歩み寄りの具体的方法として、
規制以前の評価機構を作ること。

世の中には、アニメヲタクみたいなヒトたちがいっぱいいる。
アニメやマンガ、膨大な量を見る事は、ものすご〜い時間が必要だが、
彼らはそんなコト、厭わない。
なので、
彼らをネットワーク化、組織化して、
評価基準を作って、
いろんなデータを蓄積することから始めては。
(もちろん、コレはよくある『優良図書』推薦団体さん系じゃなく、もっと、ディープなメンバーをボランティアで募って)

それは、データ収集なので、最終的評価とは別にする。
評価を「許容に対する」是と否のボーダーの為に考えるから,難しい。
複雑で些末な問題も孕んでしまい、目が曇る。
だから、先ずは、純粋に評価(スコア化)を目的にする。
視点ごとに細かくセグメントを作って。
また、評価に関しては、何人もの判断を並列にデータ化するなど。。。
イロイロ方法はありそうだ。


まずは。。。それを何年かやって、
見えてくるデータをもとに、
どういう部分が問題なのか、
コンセンサスを得ること。

そして、
最終的には、
法による規制ではなくて、
こういうNPOレベルの、民間,出版、書籍販売関係の自主規制によって、
考えて行ければ良いのではないだろうか。

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