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2010年10月 7日 (木)

医療/死にゆく子:コスト、アクセシビリティ、質

がんの子どもを見守る母を写真家が撮った記録


母親の旅----死にゆくわが子との時間-----


がんの子どもを見守る母を写真家が撮った記録
http://dwb.sacbee.com/content/news/projects/mothers_journey/


この作品は、昨年のピューリツァー賞を受賞したとのこと。
http://www.pulitzer.org/year/2007/feature-photography/works/


デレック、11歳。癌と宣告され、限られた命を母と戦う。
自分の運命を知り、葛藤する少年。やせ細り、肥大した大きなお腹をカメラの前に晒して横たわる姿。
それでも、できるだけ楽しくと、車を運転させてやる母親。この子にはもう、免許を取る日は来ないから。
言葉にできない光景が広がる。

その中で、私の目を釘付けにした写真があった。
On May 1, after days of little sleep while caring for Derek, Cyndie confronts longtime family friend 堵randpa? Patrick Degnan, about whether he'll be able to help with rent and funeral expenses as Derek is caught in the middle.

たった11歳の、息子の前で、友人にお葬式代を出してくれないか、交渉している母親。写真ではその議論に、デレック自身が加わっているようにさえ、見える。このたった10日後、5月10日に、彼は亡くなった。

日本では想像のできない光景だ。
日本の国は、こんな思いを、たった11歳の子供にさせたりしない。

よく、アメリカと比較して、日本のお粗末さが語られることがある。
でも、こんな事実が存在する国。こんな事の存在を許すなら,どんなりっぱな政策もできるだろう。


世界の医療について、
コスト、アクセシビリティ、質。
そのうち、2つを取りなさい。
そんな命題を聞いたことがある。
なるほど。
その中の2つの中で、コストとアクセシビリティを外すと言うことは、そういう事なのだ。

政治についても、福祉についても言える気がする。

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