« 自転車:車が王様 | トップページ | 救急:川崎がワーストだって »

2010年10月 4日 (月)

癌治療費/比較の大前提

ちょっと前に見た記事。

■がん治療費、年平均133万円…7割が負担感
(読売新聞 - 03月20日 19:27)

http://ameblo.jp/syogai1/entry-10490474999.html

(生キジは見えなくなっちゃったんで、下に貼付けとくね)


さて。

すずめ的に、もし、こういうアンケートに答えるんだったらっていうコトで、
考えてみた。


------

さて、ここ何年か、すずめのパパが癌で、
それでもって、実は先月旅立ってしまった。
その中での経済的負担に関する感想。

経済的に負担だったか。

そう聞かれれば、誰でも イエス と答える。

当たり前だ。今までかからなかった医療費がかかるようになるんだから。
だけど、本当にそれは負担が大きかったと考えて良いものなのだろうか。


以下引用

>保険診療や健康食品などに使った総額は平均で年132万9000円。患者世帯の年収は200万~300万円が16%と最も多く、「とても負担が大きい」「やや負担が大きい」が合わせて71%に上った。経済的理由で治療を断念したり、別の治療に変えたりした患者も7%いた。

ここまで


父の場合はどれだけかかっただろう。

先ず、基礎的な情報として、
医療費は、月額
通院の場合 12000円
入院の場合 40000円
を上限に、それ以上かかった場合は帰って来る。

なので、本来、年間48万しかかからない。だけど、もちろん、その他のいろんな費用はあるワケで、それが10万を越えたら、その分は税金が控除となる。(あんまし払ってないなら。。。というか年収200万の場合は、あんまり効果無いかも)

なので、平均、132万っていうのは、どういう数字なのだろう。
上記の戻ってくるっていうのは、何ヶ月か後に通帳に振り込まれるので、実はすずめのパパたちも知らなかった。気がついて無かった。(知らない所からお金、ふりこまれてるのにね
だけど、全員がそれを知ってたとしても、おおかた100万以上の金額が、「医療費以外の医療関係費用」ってコトになる。
通院費?病院の個室用差額ベッド?

更には、癌も末期になると、だんだんいろんな運動能力が削げていく。そうすると、いわゆる「介護」の対象。たとえば、お手洗いに自分で行けないとか、ベッドは特殊なのが欲しいとか。。。いわゆる、介護保険を利用することになる。
でも、コレ、すずめパパで利用してみて、分かったんだけど、びっくりするほど、安い。たとえば、ポータブルトイレ。
http://www.scrio.co.jp/store/images/item_images/04-168-3/4-168-3_1.jpg

こんなやつね。コレ、自己負担、3000円。

訪問の入浴サービス。
1回1200円

うーん。後、何に、100万もかかるんだか。
実はすずめの場合は、すずめが東京で、パパが広島で、イロイロ考えて東京で治療をしたので、交通費などかなりかかったかもしれない。それから、末期には入院は個室。1日3万でも10日入れば30万だし。
だけど、それはすずめのパパの勝手。それから、すずめのパパの場合は、癌でのターミナルケアをした期間はそう、長く無い。せいぜい3ヶ月。
それから、その3ヶ月間、これが永遠に続くとは思って無かった。もう、長く無い。。。だから精一杯のことをしようというのがあった。これがもし、何年もの事になるんだったら、差額ベッドの個室代は高い。


さて、すずめパパは高齢者だ。
癌のほとんどのケースは高齢。
だから、そのデータで考えると、
高齢者の9割は持ち家。
そして、どっかに書いたけど、貯蓄額も多い
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2009/02/post_4497.html

ナント、17%が4000万以上貯めてる。
(もちろん、100万以下の人もいるけど、4.9%だ)

うーん。
高齢者、平均で考えると、この「負担に感じる」ってのは、
本当に、鵜呑みして良いのだろうか。

少なくとも、制度的には、そこそこ恵まれているように見える。


ただし!
問題が大きく違うのは、
高齢じゃない、働き盛りの場合だ。
彼らの場合、高齢者とは治療の方針も違う。抗がん剤も、強いものを使い、身体の負担も大きい。とにかく、生き延びて欲しいから。
そして、仕事や家族もある。就労を続けることが難しい場合もあるだろう。

この二つのケース、
分けて考えないと、分けて訴えないと、
ダメなんじゃないかと、
思う。
そこんトコをごっちゃまぜにすることによって、
メディアはいかようにも、世論を誘導できちゃう。

それって、どーよ。

------

がん:治療費年133万円 患者71%「負担大きい」テーマ:91、医療・健康保険
2010-03-24 23:28:00
がん患者や家族らが治療に投じている費用は年平均133万円に上ることが、NPO法人「日本医療政策機構」(東京)の調査で分かった。患者らの約7割が抗がん剤など高額な治療費への支払いに負担が大きいと感じている。現在、2人に1人ががんにかかるとされ、負担の軽減策が急がれそうだ。
 調査は昨年12月末までの1カ月半、患者団体を通じて実施し、全国の1618人が答えた。発症した部位は、乳房が31%、血液・リンパが21%、大腸と子宮が各8%などと続いた。また、診断から5~10年が経過した人が28%、3~5年が19%、1~3年が18%--だった。
 それによると、がんの保険診療や差額ベッド代の療養費、健康食品を含めた代替医療費など総治療費は年平均132万9000円に達することが分かった。世帯所得は200万~300万円が16%で最も多く、患者らの71%が「治療負担は大きい」と受け止めた。
 経済負担を理由に治療を断念したり、最も受けたい治療をあきらめて別の治療を選んだ患者らは7%いた。特に、転移や再発の経験者では13%が治療を変更していた。
 同機構は「国はがん対策基本法に基づき、苦痛の軽減策を急ぐべきだ」と訴える。【河内敏康】


http://www.sacbee.com/static/newsroom/swf/april07/mother/

|

« 自転車:車が王様 | トップページ | 救急:川崎がワーストだって »

医療」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1210811/37067346

この記事へのトラックバック一覧です: 癌治療費/比較の大前提:

« 自転車:車が王様 | トップページ | 救急:川崎がワーストだって »