自転車乗ろう:3割が自転車通勤の国
ちょっと前、
エコロジカル フットプリントの記事があった。
その中で謎だったのが、デンマーク。
2010年のランキングでは、アラブ首長国連邦、カタールに継いで世界第3位なの
だ。
その前年は5位。世界最高の幸福な国民がなぜ?
と、いろいろ調べたんだけど、でも、理由は出て来ない。
そんな中、非常に興味深い記事があった。
デンマーク:
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100924/246211/?P=2
首都では
上の記事は、その経済戦略的背景がテーマなんだけど。。。
おもしろっ、都市部では3割自転車か。。。
そりゃイイじゃん。
って思うんだけど、でも、日本がそれをそのまま踏襲できるワケ無い。
たとえば、自転車で通える程度の所に家が持てるかどうか。
遠すぎっ。って思われるかもしれない。
だけど、そうだろうか?
もしかして、現実的な範囲かもしれないヨ。
どれほど遠いかって、なかなかイメージできないかもだけど、ちょっと例を言う
と、
東京の人口で最も多い世田谷区。そのど真ん中、奥沢から新宿副都心まで自転車
で行くと、片道、およそ11km。
大手町だと14km。
自転車の時速って、シティサイクルでも、15km/h~18km/h 位とか。合理的な道
順を通れば、1時間位?
でも、世田谷とたとえば都心の職場。距離的に大したコト無くても、電車で行っ
ても意外にかかる。乗り換えだけじゃなく、駅から目的地までの徒歩の距離もバ
カにならない。たとえば、駅から徒歩10分の東急線沿線に住んでても、新宿から徒歩5分のオフィスに通うためには、1時間は見るはずだ。
でも、自転車でもきっと同じ。1時間なのだ。
だったら、どうだろう。
自転車通勤、アリじゃないだろうか?
全行程自転車じゃなくても良いかもしれない。
たとえば、埼玉から日吉に通うんだったら、
ミサトから北千住まで12km そこから電車に乗る手もある。
若い女の子の犬とか、散歩がてら一緒に連れてってのも可能(ウソ)
ね。いいじゃん。誰にでもできるじゃん。
さて、じゃ、考えてみよう。
ニホンを救う自転車通勤!すずめプロジェクト。
先ず、どういう整備が必要か。
大きなものは、労災かもしれない。たいがいは電車で通うことになってるだろう。そのルートでなければ、ジコっても労災が降りなかったりする。なので、雇用者側の対応が欲しい。
せっかくがんばるんだから、せめて、電車で通ったのと同額の交通費は欲しい。それから社内に自転車置き場も。
それから。。。
一番欲しいのは、道路だ。
自転車は今までかなりアバウトに歩道を走っていた。(えっ?すずめだけ)
本当は歩道って言っても、二種類あって、人しか通れないものと、自転車と人、両方通れるものとあるんだけど、この歩道の標識があるところって、すずめの知る範囲では限られてる。小さい歩道なんかには無いし、あっても歩行者専用だろう。
自転車の交通については、ココにいろいろ出てる
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2091/dokoho/index.html
でも、自転車の法規って酷いもあるんだね。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2091/dokoho/63-7kousaten/kousaten.html
ところで、お天気が良いとフラリと夢の島まで出かけちゃうすずめだけど、
乗りながらあぶないなあ。。。っと思う場所がいっぱいある。
たとえば、玉堤通り。狭いのに、車はびゅんびゅん。歩道は自転車がオッケーの標識は無い(たぶん)なので、走れない。
狭いギリギリの道路の端を自転車で走るんだけど。。。
左側通行してると、後ろからビュンっと車が過ぎる。そのギリギリさにうろたえて、フラリとすると、きっと、次の車にはねられちゃう。
車にギリギリの場所をビュンっと過ぎられたくなければ、ちょっと車道に飛び出して、後ろから来る車が注意して避けなければならないように、走ると良いかもしれない。
迷惑そうなのでっていうより、怖いので、やる度胸無いけどね。
(ちなみに玉堤通りはすぐそばを多摩川河川敷のサイクリングロードがあるんだけど、登れるところは限られてるのだ)
他にも、枚挙の暇が無いほど、危ないところはいっぱいだ。
そもそも、自転車がこの世に存在することを考えないで作られてる。
交差点なんて、酷いと言うより、謎。
最近は、自転車のマナーが問題になってる。
歩行者を怪我させた場合の訴訟額も大きいものがあったりと、今までアバウトだったしわ寄せがイッキに噴出してるんだろう。
飲酒や他、いろんな問題もある。そういうのは論外だけど、
単純なマナーに関してはどうだろう。
車道を走らなければならない自転車。
だけど、危ない。そうすると、車からは「邪魔者」扱いだ。
車にとっても当然、危ないんだから。
それで、歩道に入ると、入っちゃいけないんだから、もちろん、邪魔者だ。
マナーと言われるより、車が王様の道路で、いる場所が無いのだ。
って言ってると、
わざわざ自転車じゃなくて良いじゃん。徒歩で。
この間、子供、3人乗せてる人見たよ。危ないよねえ。
なーんて言われるかもしれない。
だけど、生活者にとっては、他に選択肢が無かったりする。
たとえば、お母さんの通勤/保育園の送り迎え。幼児1人の場合は良い。駅までの10分の道のり、ベビーカーで。
だけど、2人、2歳と4歳の子がいたらどうすればいい?4歳の子は10分の道、歩く日と歩かない日があるんだよね。眠かったり疲れてたりすると、歩かない。
保育園の帰り道は洗濯物もいっぱいだ。抱っこしたら持ちきれない。
双子用ベビーカーなんて買えない。自転車なら二人乗せられるけど。
そもそも、
街の中で車だけが王様だってのがおかしいのだ。
ガソリン税、払ってることがそんなにエライかっ。
誰もが気付いている通り、
石油依存の生活、いろいろ問題がありそうだ。
すずめ的にはCO2議論はウソだって思う。
だけど、石油を燃やさないようにっていう方向性は正しいだろう。
結局は、世界のオイル系の闇のシガラミに依存してしまうことになるから。たぶん、CO2温暖化プロパガンダの本当の目的は、そこにあるんじゃないかって思ってるぐらい。
ホントのこと言うと、通勤を自転車にしようってのは、方便だ。
なぜなら、殆どの人が通勤には公共交通機関を使ってるから。どうしても減らさなきゃってモンじゃない。
本当に減らすと良いのは、営業やシゴトカンケイの車。
平日の昼間、道路を走ってる車をみると、みんな1人しか乗ってない。全国の車の乗車率って、昔見たことがあったけど、たしか1.3人?とかだった。
アレ、減らすべきだ。でも、減らそうって言ったって、今の道路状況じゃ、だれも会社のシゴトで自転車乗ろうなんて思わないだろう。
先ずは、自転車の環境を整備すること。そのためには、都心でもっと乗る人を増やすべきじゃないかな。
今、都心で乗ってるのって、ガイジンと若い男の子だけだ。
みんなが乗るようになったら、整備にお金をかけても価値があるってことになる。
みなさま、
自転車、乗りましょう!
美容と健康と、
青空のため。
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