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2009年9月10日 (木)

高齢車ドライバー:すずめんちの場合


さて、家族にとっては、どう、おじいちゃんに運転を辞めさせられるかっていう事に尽きる。


すずめのケースをご紹介。

すずめのパパは昔、車の運転がうまかった。世の中の人がほとんど車なんて持って無い時代から運転してた。今でも2ミリの隙間を残して駐車したりすることができる。
だから、自信満々。
車はずっとクラウンだったけど、去年だか、「自主的に」ジムニーに乗り換えた。大きい車は危ないって、本人もウスウス分かってるんだろう。

でも、
こすずめや周りの人たちが、「注意力が落ちてる」っていろいろ注意しても聞く耳持たない。すずめの目の前では信号無視したことさえあって、ことあるごとにその事を指摘しても、「今はもっと注意して運転してる」だの何だの。
どこでもみんな同じような事情だろう。


幸い、すずめのパパのお宿は地方の市街地のど真ん中にあって、本当なら車なんて無くてもどこでも行ける。


さて、すずめの作戦。
実は癌の手術をして、イロイロあった。
これを機会にやめさせよう。
東京へ来てたので、お宿に帰る直前に、親戚の家の人に車を「借りて」持ってってもらった。要するに、帰って、車の無い状態にした。

で、「借りて」貰った。

要するに...
本人だって寂しいのだ。分かってても、「今日」諦めることはできない。
だから、親戚の人が借りたいって言ってくれて、今は病み上がり/治療中で運転できない。っていう、期間限定っぽいのだったら、まあ、ぎりぎり、本人も許容範囲のはず。
でも、もし、本人の目の前で車を持って行かれると一悶着、大悶着ありそーだし、だから、本人の目の前から車を消した。

で、
作戦、その2
病院に通院、その他、バスを利用。
タクシーや、「送ってあげよう」っていう親戚のありがたーいお言葉を辞退して、
バス。
おそらく車を運転する高齢者は、人生で路線バスなんか乗った事無いんじゃないだろうか。
すずめパパもそうだった。

で、時刻表を綿密に作り、バスがいかに簡単に乗れるかアピール。バスカードも買って、小銭ジャラジャラってのも回避。
そしたら、意外に気に入ってる。めずらしモノ好きのパパは今まで乗った事の無い、バスで結構、楽にどこでも行けるって理解。率先して、「バスで行こう」と言いだした。

もちろん、本人は車を諦めたワケじゃない。
今も治療が一段落ついたら、車は「返して」貰って...っと思っている。
そうなったら、親戚の家には、のらりくらりと逃げて欲しいって、お願いしてる。
車は差し上げたいので、どういう風にしてもらってもオッケー。でも、名義だけはパパのにしといてって。

以上、今のところ、作戦はここまで。
こうやって、1年か2年。ずるずる車の無い生活をして、車を一度も運転しなければ、そのうち運転を諦めるんじゃないか。
そう目論んでるんだけどね。

それにしても...
こういうの、理屈じゃないのだ。
「家族の協力」って言ったって、本人のプライドという壁は巨大だ。
ちょっとやそっとでは切り崩せない。


で、
お願いだから、
高齢者の免許更新、もっと厳しくしてくれないかなあ。
注意力のテストなんかあっても、みんな通っちゃうんだよね。
これが、本人に自信を持たせて、プライドの壁をますます高くする根拠にもなっちゃう。

もうひとつ方策があるとすれば。。。
保険をうんと高くして欲しい。
今でも年齢でリスク細分されてるだろうけど、もっともっと。
もー、こんな高かったら、ムリっていうぐらい、高額にして欲しい!
テストで落としてもいいし。テストはうーんと難しくして欲しい。
そういう実質的なモノが無いときっかけも無い。

それから、もっとバスのアピール。
地方にいると、どこへ行くにも親戚の誰かが「送ってくれる」って言う事を申し出てくれる環境にいる人も多いだろう。だけど、それじゃダメ。プライドの壁は乗り越えられない。自分で解決できる方策が無いと。

これからますます、この問題、大きくなって行きそうだ。

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