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2009年5月19日 (火)

ユニクロ:日本のモノつくり

気分を変えて、こんな話題。


ユニクロスカート


ここの所のユニクロの猛進撃。
なるほど、経済のいろんなセオリー、そのまんまかもね。

しかし、それだけでは無い。
ここには、ニッポンのモノ作りの先端があるように思える。


よくよく、いろんな現場を見ていると、日本の工業製品の質は、地道な一つ一つの取り組みによってできて来たと言えるのが分かる。たとえば、金型のチェック。見えないような、滅多に出ないようなバリも、チェックし、改善する。箱詰めの時にラインのスタッフが手を切るということが起これば、パッケージの見えない部分を工夫して安全にする。
ドラスティックな大きな発明ではなく、その工程の細部を完璧にしていく事によって実現したもの。これを結果的に、且つ短絡的に見ると、「パクリの得意なニホンジン」となってしまう。
が、そうじゃない。こんな複雑な配慮、そう簡単に、他がマネできないはず。


ユニクロを見ていると、(これはすずめの想像だけど)
こういった細かな力技、
プラス、
繊維技術他のハイテク
の見事なバランスを感じる。

たとえば、今回のユニクロのスカート。
値段は1900円から2900円だ。
スカートって、普通、安物でも一万円近くする。バーゲンで5千円。
工程としては、筒状に縫うだけのものなのに、なぜか、バカ高い。
しかし、女性のファッションの中では、最も「安っぽさ」を目立たせてしまうので、そんなに安物は買えない。
しかも、多くは自宅で洗えず、洗濯屋さんに出す。

それを1900円で作ってしまう。
技術的には、難しく無かったのでは無いだろうか。今までのブレザーやジーンズなどのラインで鍛えた、工員さんが作るのだ。
ひとつの大きなポイントは、素材だったろう。さすがのハイテクメーカーも、2万円のウール混紡スカートとは同じ素材を使えない。だから、化繊か綿素材。これなら、テクノロジーで、安っぽさを払拭できる。
本当の綿製品の高級なモノは、繊維が長く、光沢がある。安い綿ではそれができないが、化繊と混紡にすれば、見まがう光沢が出る。真夏の上着の場合、暑苦しさがあるが、スカートなら、ひらひらと踊るだけなので、感じない。
しかも、化繊が入れば自宅の洗濯機でオッケー。見るとデザインも、フレアやギャザーを使ったモノで、アイロンも不要。(化繊が入っていればもともと不要)
大量生産だと、みんなが同じモノを着てしまう恐れがあるが、カラーにバリエーションを持たせて、ベーシックなデザインにして、解消しようとしている。プラス、着こなしの提案。

ユニクロのすごさはコレだけじゃない。
昨年は、ハイテク下着で市場を席巻
普通だったら3万してたダウンジャケットを7000円で作った。ダウンみたいな素材を大量調達したマネジメント力、流通力は驚異的だ。


別の記事では、
ユニクロのスカート戦略は、「女性のアンケートでは今年はスカートをはきたいというのが多かった」
というが、ウソだろう。こんなの設問の作り方によって、どうにでもなる。
本当は、ユニクロがしかけるつもりなのだ。
それだけの力が、今、彼等にはある。

っていう戦略で、
ユニクロは、日本人の最も購買力のおう盛な世代のほとんどの身体を、ユニクロ製品でラッピングする事に成功してしまった。
そんな力を持つ企業、次は何をするんだろうか。

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